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秋の紅葉シーズンに入る京都

京都もめっきり気温が下がり、23度前後で
過ごす日も増えてきました。

京都は盆地になっているので、夏は暑く
冬は寒いのが特徴になっています。
これから秋の紅葉🍁が始まり、
紅葉狩りに沢山の観光客の方が訪れます。

そこで京都住まいの私が好きな
紅葉シーズンにぴったりのお寺を2つ
紹介いたします!

有名なのは、京都市左京区にある南禅寺。
京都市営地下鉄・蹴上から歩いて10分ほどの場所にあります。

南禅寺は今から、728年ほど前の正応4年(1291年)亀山法皇という方が大明国師を
開山に迎えて開かれました。

そのときの名前は南禅寺ではなく、
龍安山禅林禅寺という名前でした。

その当時、盗賊なのか妖怪なのか
不穏な空気に包まれていたその地について、
亀山法皇は頭を悩ませており、
大明国師がそれらを退治したことを讃えて、開山に当たって迎え入れたとされています。

亀山法皇は、後嵯峨上皇の皇子として誕生し
10歳の頃には皇位に就かれたと言われています。また天皇の発願によって建てられた寺というのは、この南禅寺が最初だと言われています。

1301年、大明国師が亡くなったのをきっかけに
龍安山禅林禅寺から南禅寺へと名前が変えられたそうです。

そんな南禅寺の紅葉は見るものを楽しませる
凄く貴重な紅葉です。

普段から京都に住んでいる私でさえも、
秋の南禅寺の紅葉は見に行きたくなります。
他にも嵐山など有名どころは多々ある京都ですが、個人的には南禅寺がオススメです。

あと少しだけマニアックなところでいくと、
詩仙堂も好きです。

京都の詩仙堂は
京都市左京区の一乗寺にあります。
※サイトの写真をお借りしています。

緑がとても印象的な詩仙堂。
秋には紅葉が見るものを楽しませてくれます。

最近では有名になり、人も多くなりましたが
10年ほど前は写真のように静謐な時間が流れ、
市内の寺院とは異なりゆっくりと庭を楽しむことが出来ました。

詩仙堂は、
石川丈山という安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将兼文人が晩年過ごした場所だと言われています。
石山丈山は1583年~1672年に活躍したと言われていますが、祖先は源義家の第六子義時と伝えられ、その曾祖父以来、
徳川家に仕える家臣の家柄と言われています。

1600年に行われた関ヶ原の戦いでは、
18歳ながら丈山が戦地へと赴き、家康公に忠誠心を持って勤めていたと伝えられています。

その後33歳までは徳川家に仕えますが、
大坂夏の陣のときに手柄をあげながらも、目立ちすぎて軍令に従わなかったという禁忌を犯し半ば追放。

その後は、紀州で浅野公に仕えたあと、
朱子学や禅学を学び、
広島に拠点を移して53歳になるまで過ごします。
そして遂に58歳のときに、
詩仙堂を着工したそうです。
そして昔では珍しい90歳で亡くなるまでは
詩仙堂で庭園を愛でながら、
ゆっくり過ごしたと言われています。

文豪が晩年を過ごしたゆかりの地。

是非京都の紅葉の季節
紅葉狩りを楽しみながら

京都の歴史探索をしてみてください!

#京都 #歴史探索 #紅葉 #紅葉狩り


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