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【NY離乳食】BLWってなに・・・?

今回は、NYで知った離乳食法「BLW」について綴っていきます。
(ご安心を!私も初めて聞いた時「なにその美味しそうな名前」と思いましたよ!)

BLWって?

Baby-led weaningの略で、「赤ちゃん主体の食事」のことです。
赤ちゃんが食べる量を決めて、赤ちゃんが自らの手で食事を行う方法です。
目で見て、手で触って感触を確かめながら自分で口に運ぶ方法、とのこと。
「え…赤ちゃんじしんで?どういうこと?」と思い、海外のいくつかのサイトでやり方を確認すると

①与えたいものを柔らかく煮て、歯茎で潰せるくらいの状態にする
②掴みやすい形状で、冷めた状態で赤ちゃんに与える
③様子がおかしくないか、ずっと注意深く見ている
(④掃除、なんでしょう。書いてなかったけど!)
とのこと。

BLWを始めることができる条件は下記のようです
・1人で座ることができる
・物を掴んで口に持っていくことができる
・舌を使って物を吐き出す(押し出す)反射がなくなっている

目安としては生後6ヶ月から、ですが
赤ちゃんの成長はそれぞれなのでご自身のお子さんの様子を見て、とのこと

ふむ、安心した…
一応、喉が詰まらないように配慮したやり方…なのね?
中にはいきなり生のものをあげる強者ママもいるみたいだけど
協会やミルク会社などは上記のやり方を薦めていました。

BLWのメリット

①指と口の運動になる!
②自立性・独立性を学ぶ
③赤ちゃんが食べる量を決めるので、満腹になったらやめる

他にも「家族一緒に食卓を囲むことができる」「特別な食事を用意しなくて済む」など書いてあるサイトもありましたが、スプーンであげる場合も家族一緒に食卓を囲むことができるし、BLWだとて赤ちゃん用に食事を用意する(私はスプーンであげる派ですが赤ちゃんの残したものを食べている)ので、私に論破されてしまうようなものはカットしました

BLWのデメリット

①ほとんどの食事が顔、髪、耳、床に付着する可能性大
②実際に食べた量が把握できず栄養が足りなくなる可能性がある

BLWの注意点

・赤ちゃん自身が食べている間、親は自由になったわけではない。様子に変化がないか(苦しそうな様子はないか)注意深く赤ちゃんの探索を見ていなければいけない
・窒息のリスクが少ないように食べ物を用意する必要がある
・栄養不足にならないように気をつける必要がある

BLWちょびっとトライ

私がトライしたことがあるものは
生のりんご、生のパプリカ、柔らかく煮たにんじん
ママ友が生後7ヶ月の赤ちゃんに、生のイチゴやトマトをあげているのを見て、さすがにそれらは種が怖かったので
私はりんごから始めてみることに。
基本「ピューレ状をスプーンで」あげる方式で、少しだけBLWを取り入れてみただけですが、行ってみた感想をシェアします!

5ヶ月
手で持ち、なめなめして終了

6ヶ月
ちょびっと生えてきた歯でシャリシャリと自分で果汁を出すように
食べたというより表面を削った、という表現がぴったり。
食後のリンゴはハムスターが食べたのか?と疑いたくなる状態。
案の定手と口はベタベタ、掃除が大変。

7ヶ月
リンゴをトライしているある日、しゃり!と勢いのある音がし
1cm台くらいのリンゴが口に!!
焦って急いで口から取り出しちゃいました。
それ以降、怖くてトライせず。
後日調べてみると「無理矢理口に指を入れてものを出させないように」と書いてあるサイトも。。。じゃあどうすればいいの?吐き出すまで待てばよかったのかしら?でも怖すぎる!と思い、「我が子、というより私(母親)に向いてないのね」と結論づけました。
あと、BLWだとあげられる食べ物が少なくなってしまった。
赤ちゃんが掴み食べし安全にできるもの、と思うと種類が限られちゃう気がします。(玉ねぎやズッキーニなど、ちびちゃんの好物たちはどうかしら・・・?強気なママはあげちゃうのかも!?)

我が家のBLW

スプーンであげる従来の離乳食方法をとっている我が家。
スープ状からピューレ状にステップアップした頃から
食事に飽きてきた頃、スプーンに手を伸ばすので
なんとなく渡してみていたところ

生後7ヶ月の今、スプーンに食べ物をよそい渡してあげると、口に持っていって食べます。
ブンっと振り回しちゃうことも、ほっぺについちゃうこともありますが
想像以上に上手にスプーンを使っています。
これも一種のBLWかなぁと思ったり思わなかったり。
(そういえば医師が書いたサイトで「SNSでBLWが流行っていますが、向いている赤ちゃん向いていない赤ちゃんがいます。栄養の観点から、BLWが向いておらず体重増加が芳しくない場合はスプーンで食事を与えることをお勧めします。スプーンを使うようになることもBLWでしょう」と書いてあったなぁ。)

ちなみにですが、我が家のちびちゃんはコップが上手です。
生後5ヶ月の離乳食をスタートした時期から
小さい器(お猪口みたいなものを探しましたが見つからなかったので、アメリカで売ってるスタバのコールドブリューペットボトルの蓋)たっぷりにお水を入れて支えてあげながら飲ませ

ちびちゃんコップ&歯ブラシ

6ヶ月ごろから、無印の取手付き透明コップで
利き手であろう右手側に取手が来るように支えてあげつつ飲ませていたところ
※我が家は離乳食の終わりはお水を数口→赤ちゃん歯ブラシ→赤ちゃん歯磨きスプレーのルーティーン
7ヶ月の今、コップの下側を支えてあげるだけで自分で飲無ことができます。
まだ水が入ったコップは重たくて1人で持てませんが、取手を掴み口に持っていき傾けて水を飲むことができます。
BLW…(BABY LED WATER)

夫の気持ち

夫にBLWについてどう思うか、試してみた感想を聞いてみました。

「食べ物に関心を持ってもらうという目的には賛成。だけど妻氏と同様、誤飲が怖いので自分が耐えられない。あとは自分は食事にありがたみを感じてもらいたいとも思っているので、体調が悪いわけでもないのになんとなく食べない、遊びたいので食べないという選択肢を与えたくない。」

「実際に試してみて、率直に『掃除大変すぎて長続きしないかも!笑』と感じた。完全に食べ物、食べ方を自由にするんじゃなく、例えばスプーンですくって渡して食べるのを待つのも、食べるありきだが、BLW要素が入ってたりするのかなと思う。完全に移行しなくても、少しくらいなら要素を取り入れても赤様の発育と親の方針を守れる塩梅が見つけられるかなと感じた。」

とあるサイトのとある医師と同じことを言っていた夫。
お主、やるのう。

結論

「離乳食が面倒じゃなくなった!」と思う人もいれば
私のように「窒息も栄養不足も心配になっちゃう!」と思う人も。
実際やってみると、スプーンあげは用意が大変。BLWは後片付けが大変。
これは離乳食に限らずですが
保護者にとって「どっちの大変」がよりマシなのかがポイントですよね。

その子に向いているほう、というのも大事なこと。
モリモリ食べられる子もいれば、なかなか食べられない子もいますよね。
離乳食の進み具合も進める方法も、これじゃなきゃダメはないと思います。
一つの方法にこだわりすぎずトライしてダメだったら次!でもいいと思います。

体重が順調に増えることと、笑顔
この二つを軸に考えたところ

我が家の結論といたしましては

日本のフリーズドライ離乳食、最高!!!!!
じゃがいもとかカボチャとかとうもろこし、にんじん、お米。
ちびちゃんが残した分をいただきましたが、ちゃんと美味しい。
我が家はフリーズドライを基本とし、
お鍋やスープを作って、なおかつ夕方あたり「お?ちびちゃん今日は機嫌がいいな?どれ〜、久しぶりにやっちゃいますか?」と気分が乗った時のみ用意するスタイルです。それもミキサーでガーっとして冷凍保存しておき、普段はそこから解凍。

食べる量がもっと増えたら、この感じじゃ回らなくなるかなぁと思いつつ
今はこのスタイルでやらせていただいております。

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