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文フリ出展!短歌×作字 コラボ冊子『吉掛け』

こんにちは!デザイナーのニョグです。

文学フリマ東京37(11月11日)への出展として、コラボ冊子『吉掛け(きっかけ)』を販売します!!!今回は『吉掛け』を販売することへの、思いや経緯などを少し綴ってみます。

『吉掛け』は、歌人・木村八朔と作字作家・ニョグによるコラボ冊子です。
短歌×作字のコラボ作品、エッセイ、連作短歌など、2人で試行錯誤した軌跡を見ることができます。
まずはこの本を作ることになった ”きっかけ” からお話ししましょう。


短歌×作字

Twitterにて

2022年はX(旧Twitter)で作字の作品を投稿することが自分の中でメインの活動になっていました。そんなとき、ある作品に木村八朔ことはつきむ(以下はつきむ)がリプをくれました。
めちゃ素敵!自分の短歌もこんな感じでデザインしてみてほしい!
みたいな内容でした。

短歌を詠んでいるとのことで、はつきむのアカウントを見ると、とても良かった。心地よくリズムを感じる口語短歌が、すっと胸の内側に入ってくる。はつきむの投稿の中で、僕が気に入った短歌でコラボ作品を作ることを提案した。
初作品はこちら↓


夜更かしにひとり賛成するような小さな星の一瞬の挙手

この作品はかなり好評で嬉しかったです!
この作品を見た方からの仕事の依頼もいくつかありました。
とくに、説話社の発行する雑誌『My Calendar』で、短歌のページをはつきむが寄稿し、その中で行われた企画の景品を僕がデザインするという仕事。これは一緒に仕事をしている感じがして楽しかったですね。


デザフェスにて

2022年の11月、初めてデザインフェスタに出展しました。グッズがどのくらい売れるか全然わからない状態でソワソワしてましたが、かなりのお客さんがお立ち寄りくださいました!

はつきむもデザフェスに来ており、文フリのおつかいを頼んでいたので(笑)デザフェスの会場で受け取りました。そのとき突然、「ニョグさん!文フリ出ましょ!」とはつきむ。突然だったけど、アリだな〜と思ったのであまり迷わずその場で文フリ出展を決めました。
それから文フリまでの期間に少しずつコラボ作品を増やしていきました。


タイトルは?

タイトルはどうしよう?という話になり、一緒に展示会を見た帰りに居酒屋で会議をしました。会議と言ってもゆるゆるな会議。まさかの「好きな2字熟語」を2人で言い合うという案出し。しまいには居酒屋のお姉さんにも好きな2字熟語を聞くという笑。お姉さんの回答は「無双」。本のタイトルはさておき、お姉さんのセンスが鬼かっこいい。
…そして特に進んだ手応えもなくその日は解散。


しかし翌日、

ラインで、「『きっかけ』なんてどうでしょう?」とはつきむ。
これは来た、と思った。

吉→良い
掛け→掛け合わせ
の意味で「吉掛け」。そして、自分たちがきっかけで短歌や作字を始めてくれる人がいるのは、とても嬉しいことであると。

決まった。さすがはつきむ。
それに応えるように、ロゴを作成しました。


『吉掛け』ロゴデザイン


中身の工夫

タイトルをベースに、中身のコンテンツもいろいろ工夫しました。ただのコラボ作品集ではなく、新しい試みが見えるものにしたい。中村森さんにゲスト参加していただいたのも、その試みの一つ。はつきむとビアバーで話していた時、2人で中村森さんの言葉がとても好きだという意見が一致し、はつきむはいつの間にかコラボ冊子への参加オファーをしていました。
THE 行動力。森さんに了承いただけた時はほんとに嬉しかったです。

それから少しエッセイを書いてみたり。シンプルな作品集というよりはコラボを通して2人の人柄も分かるような内容にしていきました。詳しくは実際にこの本を読んで感じてもらいたいです。



完成

締切ギリギリまで粘って制作した『吉掛け』、無事完成しました。。


いやこれはめちゃめちゃいいのでは!!!!!
嬉しくて写真を撮りまくりました。笑
表紙のデザインもこだわりました。良い掛け合わせの意で『吉掛け』なので、やっぱり明るい雰囲気がいいですね。


中身について書きたいことはたくさんあるのですが、やはりそれは文フリ当日のお楽しみということで。
新鮮な気持ちで、この本を楽しんでもらえることが一番の望みですから。

11月11日の文学フリマ東京37は、
ブース番号【U-02】でお待ちしております!

WEBカタログが公開していますので、そちらもチェックしてもらえたら嬉しいです!↓

当日お会いできるのが楽しみです!
そこでまた新しいきっかけがあることも期待しながら、最後の準備をしていきます。
それでは〜!



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