ノルウェーからの一時的な入国禁止(2021年1月24日)

政府は、24日、以前より適用されていたデンマークに対する一時的な入国禁止措置が、ノルウェーに対しても適用されることを決定した。同禁止措置は、25日0時から2月14日まで適用される。
 24日には、デンマーク及び英国からの一時的な入国禁止措置も、2月14日まで延長されることが決定された。
 また、同日、外務省はノルウェーへの不要な渡航の中止勧告も再度適用されると決定した。

 ノルウェーの衛生当局は、オスロ地域において、以前英国で発見されたSARS-CoV-2ウィルスの変異種のさらなる感染拡大を危惧している。スウェーデンの公衆衛生庁は、全国的なロックダウンとともにノルウェー当局による感染拡大の危惧によって、人々が国境を越えてスウェーデン側へやってくる危険性があると判断している。その結果、国境付近におけるスウェーデンのコミューンで混雑が増加する危険性が高まり、変異種が徐々に、スウェーデン国内で拡散される危険性も高まる。

 そのため、スウェーデン政府は、本日、すでにデンマークに適用されている一時的な入国禁止措置をノルウェーにも適用すると決定した。公衆衛生庁は、昨日の午後、同様な入国禁止措置を政府に対して要請していた。同禁止措置は、1月25日から2月14日まで有効である。加えて、政府は、デンマーク及び英国からの一時的な入国禁止措置を2月14日まで延長することを決定した。

 ノルウェーからの入国禁止措置は、すでにデンマークに対して適用されている措置と同様の形式である。例外措置も同様であり、スウェーデンに居住する者又は勤務する者、物資を輸送する者、輸送業務に携わる者、急を要する親族上の理由がある者が同禁止措置から除外される。

 また、本日、外務省もノルウェーへの不要な渡航の中止勧告が再度適用されることを決定した。同決定は、当面の間、有効である。

 ミカエル・ダンバリ(Mikael Damberg)内務大臣は、「強力な同措置の目的は、コロナウィルスのさらなる拡大と我々の社会での感染者の増加を阻止することである。政府は、変異種に関する情勢を注視し、公衆衛生庁と緊密に連絡を取っている。」と述べた。

 公衆衛生庁は、昨日、英国からの入国者に適用されているものと同様に、ノルウェーからスウェーデンに到着した者に対して、自主隔離とCovid-19感染症の検査を実施するよう勧告した。最近の14日間でノルウェーの滞在経験があり、スウェーデンに入国したものは全員、最低7日間の自宅隔離と可能な限りで他者との接触を避け、スウェーデン到着直後及び5日後の検査が推奨される。入国者以外で同世帯の者も、検査結果が出るまで自宅待機すべきである。ノルウェーに出勤する者も、仕事以外では、同一世帯以外の人々との接触を避けなければならない。


原文:スウェーデン政府HP (https://www.regeringen.se/pressmeddelanden/2021/01/tillfalligt-inreseforbud-fran-norge/)

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