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【協力隊備忘録】着任編

おっくんです。

今回は2019年の着任に至った経緯と、着任後
そして協力隊活動と並行して開業した
”コミュニティカフェ”のことについての記録です。

地域おこし協力隊着任前

着任前、私は香川県にあるカフェの雇われで店長を務めていました。
それなりに順調な店舗運営ではありましたが
強いて言うならば
上司や会社の、自分の都合優先、お客様のことは考えていない社風には共感ができなかったです。

そんな中、たまたま開かれた飲み会(いわゆる異業種交流会)
で知り合った方から、よかったら○○町ってところで
お店やってみない?

と、現在住む高知県での開業の話を頂きました。

現地を見て決めたかったので実際に訪れると…


そこには美しい川が流れ
心優しい住民の住む
とっても素敵な中山間の田舎町でした。


大学時代より、地域住民が集う場所づくりがしたかったのもあり
この場所なら自分のやりたいことができるかもしれない!と
直観で感じ、その場で移住を決意。

早々に当時の上司にアポを取り、退職を申し出ました。


しかしそこで、まず第一の関門がやってきました。


【地域の居場所を作りたいのに、地域の人を知らない】

地域住民が集うのには
まず地域を知らないといけない!と思い

紹介していただいた住民に相談したところ
「地域おこし協力隊がええがやないかね?」
(土佐弁で、いいんじゃないの?)

ということで、早速役場にも話を聞き
これなら地域のことを知りながら
開業に向けての準備ができるかもしれない、ということから
すぐに地域おこし協力隊の話を伺いに
管轄の役場担当者の元へ。

その時はこの町の地域おこし協力隊の情報は
募集要項ぐらいしか検索しても見つからないことから
直接情報を仕入れるしかありませんでした。

「今のところ、募集はかけていますので
応募していただければ。」

との、簡単には無しは終わり
何か嫌味な感じはありましたが、すぐに応募に向けて行動開始。

おおむね、どの地域も協力隊の応募は

①一次審査…書類選考
②二次審査…面接


の流れのようで、この町もテンプレート通りの審査でした。


なぜ、この町だったのか
協力隊活動はどのようなことに重点を置き、定住するのか
この町で行いたいこと

などを、履歴書とともに
レポートにまとめた物を一次審査では送付します。

私は自分のしたい、地域住民のよりどころとなるお店(カフェや喫茶)の開業を協力隊としてのゴールと置き
それに至るまでに、協力隊の活動としては
開業準備や、できれば任期中に開業したい意思の内容で提出しています。
このレポートに関しては
受け入れの市町村や、協力隊業務の形態
(ミッション制、フリーミッション制など)
によって内容は変わるようです。


「結果は送付後1~2週間後にお知らせします。」

とのことでしたが、1週間かからず
一次審査合格のお知らせが届きました。

おそらくこれは、協力隊の受け入れ市町村によってや
募集人数や実際の応募者の数によりけりかと思いますので
あくまで参考程度に。


その後は面接の日程を決めて
町へ実際に足を運び
町長、副町長、役場内の幹部(課長)3名の、計5人からの
質問に対し、答えるといった感じです。

面接でも改めて、なぜこの町だったのか
どのようなことを協力隊として行っていきたいですか?
など、レポートにまとめた内容のことを質問されたのは記憶にあります。
おそらくこちらも、協力隊の形態によって質問は変わるのでしょうね。

その後、無事に合格通知を頂き
できるだけ早く開業したいのもあり、2週間後に着任も決まり
香川の自宅の引っ越し作業を急ピッチで始めました。


期待と不安、というより、楽しみでたまりませんでした。


しかし登庁初日、予想外のことから役場に対する不信感が溢れます。


続きはまた今度に。

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