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ブルックリンの不思議な親子たち

娘には仲良しの女の子が二人いる。

そのうちの一人、グレイソンちゃんには、レズビアンの二人のママ、アメリカ人とイギリス人、がいて

もう一人の女の子、ルシアちゃんには、毎日送り迎えを担当するパパと忙しい精神科医のママ、ともにスペイン人、がいる。

最近は日が長くなって、デイケアの帰りに公園によることもあるのだけれど、
そのメンバーは、娘と私、グレイソンちゃんとアメリカ人の方のレズビアンのママ、ルシアちゃんとパパ、というちょっと風変わりな3組の親子である。

マンハッタンのアッパーウェストに住んでいた時は、周囲はほとんど弁護士か金融関係だったけど、ブルックリンのそれは想像がつかなくて、一体この人なにしてるひと...? って思うことも多い。

でもそんな野暮なことはもちろん聞かず、ひたすら子供のことについて話す

「トイレトレーニングには"The two day method"って本がいいよ」
とスペイン人のパパが言い

「セサミストリートのお芝居を見にいったんだけど、音が大きすぎて30分で出てきちゃった」
とレズビアンのママが言い

「エレナがご飯を食べずにお菓子ばっかり食べて困ってるのよねー」
と私が言い

「みて!3人の可愛いこと!」
と皆が言う。

1時間くらい遊んだ後、子供たちも親もハグし合ってそれぞれ家路を急ぐ。

週末は夫が娘を公園に連れていってくれるのだけど、そこでも近くに住むグレイソンか、はたまた別のデイケアの友達が居て一緒に遊ぶことが多いらしい。

誘われれば応じるものの、自ら「プレイデート」という名の予定をたてることが面倒な私としては、それを即席公園プレイデートと解釈している。

というわけで、私にはこれというママ友はいないけど、娘にはたくさん友達がいるのだった。

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