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「リモートだから人と繋がれない」をぶっ壊すべく開催したfreeeの500名規模のオンライン忘年会

すっかり新年明けてしまいましたが、昨年末のfreeeの大忘年会の様子をレポートします。

「今年の忘年会どうするー?」からはじまった

毎年会社の忘年会を企画している担当者は全員ぶつかった問いではないでしょうか。弊社もそう。コロナの影響もあり、物理的な開催は難しい。やるなら「オンライン一択」。とはいえ、オンライン飲み会ももう飽きてきているし、freeeという会社はワクワクや一体感を何より大切にしている会社なので、中途半端に開催して盛り下がるようなら開催しても意味がない。やるなら大胆に!理想ドリブンで開催しようと10月半ばから企画をはじめました。

「オンラインでも新しい出会いや繋がりは作れる」この体験を忘年会で作りきろうと思った

忘年会開催と日程が決まったら、まずはコンセプト決め。freeeにおける忘年会の目的と今年のテーマを考えるところから始めました。その結果、下記のような整理で2020年の忘年会の設計しました。

忘年会の目的
年7回ある価値基準記念日の1つ、「理想ドリブン記念日」。1年間社会や環境の変化を乗り越えながらも、理想ドリブンでマジ価値を届けてきたみんなを報い、来年への士気を高める
今年の企画イメージ
リモートでも新しい出会いやお互いを知り深く繋がる機会は作れる。今年の忘年会ではここの体験を理想ドリブンで設計する。
freeeではコーポレートバリュー(=価値基準)1つひとつに記念日を制定しており、12月17日はfreeeのマザーズ上場日にちなんで「理想ドリブン記念日」となっています。ちょうど毎年の忘年会時期と重なることもあり、2020年の忘年会では「理想ドリブン」の要素も絡めてコンセプト設計しました。

理想ドリブン=理想から考える。 現在のリソースやスキルにとらわれず 挑戦しつづける。

当日のコンテンツは「体感型」と「シアター型」の二部構成の全3時間、オンラインツール「Remo」を使った開催となりました。

以下、当日の様子をタイムラインと共にお届けします。

16:30〜 開始30分前に忘年会会場をOPENし、16:40から0次会コンテンツとして、2016年の忘年会で上映され、その後も社内で「伝説の動画」と言われている社史編纂動画を上映しました。(詳しい内容はここでは書けませんが、freee×宇宙を表現した壮大な動画になっています)

Remoの画像

17:00〜 freee2020大忘年会スタート!
冬らしいBGMと共に、司会のみりあ&ぷらんとが登場。
二人は普段の全社集会でも司会を担当しています。

Remoで司会の二人が登壇している画像

当日の配信セットは2名のエンジニアメンバーによる全て内製です。
社内のオープンスペース「asobiba」をスタジオ風にアレンジしています。
配信チームの2名は、当日の司会の映像をRemoの画面に配信することに加え、リアルタイムでRemoに参加できない人の為に、社内SNSにRemoの全体の様子をライブ配信しています。

配信チームの様子。ミキサーやカメラ台やモニターがずらりと並んでいてテレビ局のようです。

配信メンバーが書いた設計図

年末の追い込みで通常業務も忙しい中、忘年会の配信も全力でやりきってくれました。上記に書いた以外にも、12拠点の同時中継配信や、音響、画面キャプチャなどにも対応しています。▼詳しくは、本人たち目線で書いたBlogもあるので読んでみてください!

おそらく・・・いや確実にこの2人は配信だけでも食べていけるレベルだと思います。

17:05〜 開始5分でカンパーイ!!
オープニングトークで、大忘年会のコンセプトを伝えた後は、早速乾杯の音頭へ。今年はみんなでビュッフェを楽しむことはできないので、代わりに自宅に株式会社ノンピさんの「nonpi foodbox」を送りました。


箱もオリジナルでオーダーすることができたので、今年の忘年会テーマになぞらえたデザインで発送しました。

オリジナルデザインの入ったダンボール

箱の中身の画像

箱の中身
・nonpi様 foodbox(ピンチョス+カップケーキ+選べるドリンク3種+オリジナルドンブリ)
・社内報「つばめの巣」
・オリジナルバッグハンガー
・価値基準ドンブリ(器)

「理想ドリブン記念日」にちなんで「理想ドンブリ」をみんなの自宅に届けました。
※株式会社ノンピ様に事前にご相談させていただき、特別に形にしていただきました。非常に繁忙期な中、私たちの渾身のダジャレ(笑)を全力で再現していただき本当にありがとうございました。

Remoで司会が説明している画像

届いた食べ物を価値基準ドンブリに盛り付けると「理想ドンブリ」が完成します!うなぎや鮭、肉、卵・・・など豪華でボリューム満点のドンブリで、メンバーからも大好評でした。

理想丼の画像

つばめの巣を作ってくれたメンバーの写真

「つばめの巣」はfreeeの社内報で社内のバーチャルチームの5名の手によって製作されたものです。freee内のサブスク利用状況や、みんなの副業事情などを事前アンケートの結果をもとに書かれていて、読み応え満載です。

Remoで司会が説明している画像

「オリジナルバッグハンガー」は、「Go anywhere to”Empower Small Businesses to Take Center Stage”」と刻まれており、どんな場所でもミッションを実現できるという意味が込められています。
今後の働き方の柔軟性や、フリーアドレスになった時にも使って欲しい・・!

(バッグハンガーはトラストトウキョウ株式会社様にお願いしました!)

一連の紹介を終えた後は早速カンパーイ!!!

カンパーイ!の画像

17:05〜コンテンツ①「#ハッシュタグを使った自己紹介」

〜お互いをちょっと知る〜

乾杯後の最初のコンテンツは、同じテーブルのメンバーと自己紹介。
事前に100種類以上ある#カテゴリーの中から興味のある話題にチェックを入れてもらい、共通項のある人同士4〜5名が同じグループになっています。※エンジニアメンバーの手により、500名以上のメンバーが各カテゴリーで4−5名がグループになるようなプログラムを組んで班を生成してくれました。

アンケートフォームの画像。

アンケートフォームの画像

▼アイディアの発端は、夏にメンバーから募集した忘年会企画案で優秀賞に輝いた「freee spider net」を採用しています。

簡単なルール説明をした後は、理想ドンブリとドリンク片手に自己紹介&歓談Timeスタート!

自己紹介コンテンツの説明スライド。自己紹介一人1分ずつ。その後は歓談タイム。

楽しそうに歓談しているメンバーの画像

20分はあっという間で、話足りないという声が殺到しましたが、普段接点のないメンバー同士も盛り上がっていた様子でした。

オンラインならではの、ご家族と一緒に楽しむメンバーもいてほっこり。

自宅のテレビに映したRemo画面を見て、子どもたちが集まっている様子@リビング

17:30〜 コンテンツ②「価値基準カード」

〜お互いをもっと知る〜

歓談タイムで少し打ち解けた後は、さらにもう一歩踏み込んでお互いを知るコンテンツ「価値基準カード」をしました。

「価値基準カード」は、もともとアトラエ株式会社様が提供されている「※wevox values card オンライン版」にfreeeとアトラエ様の開発チームが共同開発をし、従来の機能をアップデートしたものです。今回の機能拡張で「freee価値基準」というデッキを使ってプレイできるようになりました。

※wevox values cardとは
個人の価値観を引き出すことができるカードゲームです。 チームメンバーと価値観を共有し合うことにより、メンバー同士の相互理解を深めることができます。
コロナ禍で多くの方々がテレワークで過ごす中で、意思疎通やチームでの活動がうまくいかない皆様に気軽にチームビルディングのきっかけを提供できればと思いを込めて、アトラエ株式会社様が開発されたものです。

ゲーム感覚でお互いの価値観を共有しあうことのできるコンテンツになっています。

▼詳しくはこちら

価値基準カードで遊ぶ様子

こちらもあっという間にプレイ時間が過ぎ去りました。各チームかなり盛り上がっていたようです。時間が足りないチームもあった様子。(ごめんよ…)

こちらは、オンライン飲み会やチームビルディングのコンテンツとしてもオススメなので、興味のある方は是非プレイしてみてください♪(なんとオンライン版は無料でプレイできます!)

18:00〜 コンテンツ③「マジ価値ワークショップ」

〜同じ体験をすることで仲良くなる〜

第一部最後のコンテンツは、創作系のワークショップに取り組みました。
ルールはシンプルで、3つのお題の中から各チームで好きなものを選んで制限時間内に完成させるというものです。

チームで1つのゴールを目指すことで、普段は異なる部署で全く別の業務をしているメンバー同士ともマジ価値に向かってさえいれば、ワンチームになれるという体験をしてもらいたいという願いを込めました。


スクリーンショット 2021-01-11 3.01.10

各お題に対して、造詣の深い人たちが審査員になり、それぞれ審査ポイントや取り組む上でのアドバイスをおこないました。

4コマの評価ポイント。「面白さ」「愛着」「4コマとして成立しているか」

マジ価値イラストの評価ポイント「その絵がマジ価値を拡げてくれそうか」「多くの人に愛されそうか」「DSがビビっとくるか」

確定申告youtubeの評価ポイント「再生回数伸びそうか」「印象に残るか」「ユニークさ」

数時間前に同じグループになったメンバー同士、かつオンライン上で1つのワークショップに取り組んでもらうことは、ハードルが高いのではないかと思いましたが、freeeのメンバーなら難しいお題にも面白がって取り組んでくれるはず…!と思い、やってみることにしました。

制限時間30分。終了2分前くらいまで、ほとんどのチームから課題が提出されず、運営・審査員側は内心ヒヤヒヤしていましたが、終了時間と同時に一気に回答が出揃いました。
多少偏りはあるもののお題も分散し、面白い回答がたくさん集まりました。

18:40〜第一部「体感型」終了
ここまで立て続けにコンテンツをしてきたので、20分休憩。(この間に審査員は審議にうつります)

19:00〜 第二部スタート!

第二部は「シアター型」。Remoのプレゼンモードで、みんなで同じ画面を見て楽しむコンテンツです。
司会の二人も衣装チェンジして登場しました。

司会2人が牛とねずみの衣装を着て登場した画像

19:05〜「DS10大ニュース」

「DS10大ニュース」は代表の佐々木(DS)が2020年を10大トピックで振り返るというもの。毎年の忘年会の恒例コンテンツを今年はオンラインで。

DS10大ニュースの様子

DSの話を聞きながら、みんなで2020年を振り返るこの時間。
コメント欄も盛り上がっていました。
いよいよ2020年の締めくくりっぽくなってきた・・!

DS10大ニュースの様子

19:25〜 「マジ価値ワークショップ 優勝チーム発表」+サプライズギフト

DS10大ニュースの後は、第一部の「マジ価値ワークショップ」の優勝チームを発表しました。

「freeeの2020年を4コマ漫画で振り返ってみた」   

優勝作品は、こちらの作品。
ストーリーの仕上がりとほのぼのさが評価されました。

4コマの表彰作品。個人事業主として10年働いた後にfreeeに入社したがリモートワーク。「結局一人か・・」。だけどリモートワークになったことで家族との時間が増えて一人じゃない。新たな楽しみを見出している様子をマンガで表現されています。

「マジ価値を絵にしてみた」
優勝イラストはこちら。
マジカチンブウ。どこかで聞いたことあるようなないような・・。(笑)
当初は優勝イラストはTシャツにすると伝えていましたが、10人以上から「着たい」という声が集まったら検討しようと思います(笑)

マジカチンブウのイラスト。ランプをこすると出てくる魔神の絵。「マジ価値を求めているのは君かい?」が登場セリフ。マジ価値な行動をするとスモールビジネスが世界の主役になれるように取り計らってくれるらしいです。

「確定申告youtubeの素材つくってみた」
こちらは音声データなので、こちらで共有できないですが、freeeを使ったスマホで確定申告する方法を、3分クッキング風に説明したもの。発想が枠超えしていて面白かったと審査員から好評でした。もしかしたら今後の確定申告youtubeに登場するかも・・?

優勝した各チームには、Amazon Wish listで最大1万円分プレゼント!

優勝景品の説明スライド

だけかと思いきや、なんと全員に、freeeオリジナルの「価値基準カレンダー2021」をプレゼント!

価値基準カレンダーをみんなにおくるよ!の説明スライド

価値基準カレンダーの12月のスクショ。CEOとCFOが上場の鐘を鳴らしているイラスト

こちらは株式会社ハッチ(DoitTheater)様にオーダーさせていただきました。

株式会社ハッチ様は、グッズ製作会社ではなく、イベントプロデュースの会社です。
単なるカレンダーで完結しない、メンバーの日常の中に自然と価値基準記念日が融け込むような体験をカレンダーで表現していただきました。

我が家にもすっかり馴染んでいます。

キッチンにカレンダーを飾っている様子

19:35〜 グランドフィナーレ「社史編纂室2020」社史編纂室のメンバーがステージに並んでいる画像

いよいよ、最後のコンテンツ。完全に有志のバーチャルチーム「社史編纂室」による2020年の社史編纂動画です。freeeのメンバーにとっては、毎年これを観ないと年を越せないといっても過言ではないコンテンツです。

今年はなんと、オンライン&生中継で12拠点のドミノ24000個を倒すというもの。▼詳しくはこちらのBlogを読んでみてください。

12人の自宅をオンライン中継で繋いで、リアルタイムで1人ずつドミノを倒していき、最後は司会たちのいる「asobiba」にある大型ドミノが倒れて動画は終了。リモートでも人との繋がりを生で感じられる最高の体験となりました。

2020と書かれた巨大ドミノ

freeeツバメの巨大ツバメの周りにメンバーが集合している写真

社史編纂室の動画の終了と共に、3時間に渡るオンライン忘年会はグランドフィナーレとなりました。

最後に

2020年は7割以上の企業が忘年会を見送る中、freeeではオンラインという形で開催をしましたが、9割以上のメンバーの満足を得ることができました。

アンケート結果「忘年会満足度」

今回のコンセプトだったリモートでの新しい出会い・繋がりを感じた人も8割弱という結果に!

忘年会アンケートの結果「新しい繋がり・出会いがあったと感じる」8割弱

コンテンツを詰め込みすぎて時間に余裕がなかった点や、こまかな反省点は残すものの概ね大成功だったと思います。

2020年のfreeeはリモートでも一体感をつくるべく社内イベントにも全力で取り組んできました。2021年は去年の知見を活かして、また新しい挑戦をしていきたいと思います。

2021年もよろしくお願いします!

運営側の集合写真



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