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週刊『めんたい♡通信』20240804号

こんにちは! 

もう当たり前のように毎日猛暑日、日中の外出は出来るだけ避けたいし、出る時は日傘マストですね。
さらに連日の日本代表の活躍もあり、深夜のオリンピック観戦で寝不足になっている方も多いかもしれません。
暑さで体力奪われている中での寝不足、体調管理にはマジ気をつけたいですね。

今週は広島と長崎に原爆が投下されて79年目となります。
小学校では夏休みの登校日として平和学習が行われるところも多いと思います(ちょっと心配にねってネットで調べたらまだ存続しているようで良かったw)。
イデオロギー的に偏った大人が関与するケースがあるのは難点ですが、平和について子どもたちが考える機会を設けることはとても重要だと思います。

それでも人類は何度も似た過ちを繰り返します。現状の世界もその流れにあります。
子どもたちの為にも今の大人たちがしっかりしないといけないのですが・・・。

【マーケット雑感】

マーケットが大きく動きました。
理由付けはいつものように何かしら報道されていますが、基本的には投資家心理が急速に悪化し、不安感の拡大が売りが売りを呼ぶ展開を引き起こしたということになります。まあ、それに乗じたグローバルな投機的ショートも入っていたようですが。


日銀が金融政策決定会合で利上げし、米FRBはFOMCを開催し、パウエル議長は秋口の利下げを示唆しました。
この金融政策の方向性の違いが円高を加速させました。ドル円レートは146円台の円高まで進みました。他通貨も大きく円高に振れています。

米国の利下げもこれまではインフレ圧力が低下したとして、ポジティブ要因として語られていましたが、金曜日の米雇用統計で失業率が増加すると景気後退観測が強まり、株価は大きく売られてしまいました。

NASDAQは前週末比で-3.4%の下落。7月の史上最高値から-10%下落とそれなりの調整局面となりました。ダウ平均、S&P500も高値から約5%の下落となっています。


さらに大きく下落したのは日本株。
すでに前週大きく下落していましたが、先週は更に下落、ほぼ全面安でした。

日経平均は前週末比-4.7%下落し、35,909円で金曜日の東京市場を終えています。金曜日は一日で2,000円以上の下落となり、『ブラックマンデーに次ぐ市場2番目の下落幅』と報道されています。

さらに、金曜夜に米雇用統計が発表された後、米国株以上に大きく下落しています。夜間の日経平均先物は35,000円を下回って引けていますので、月曜日の東京市場はまたもや1,000円安でスタートする可能性があります。

なお、金曜日の一日の下げ幅はかなり大きな下落であるのは間違いないのですが、下落率でいうと歴代30位程度です。


ドル円レート146円台、日経平均35,000円割れという水準は今年の1月後半の水準です。
今年前半の『円安プレミアム』で日本株が外国株に比べて大きくアウトパフォームしていたのが剥落した形です。
日経平均は7月の史上最高値42,426円から15%以上の下落、ドル円は162円から約10%の下落となりました。

結局、春先に『円安・日本株買い』を仕掛けたマクロ・ファンドが、『円高・日本株売り』に転じて、株価は行って来いになっただけという感じが強いです。

この間に日本経済や日本企業に大きな変化があったかというと、あまりありません。
東京市場の投資家の層の薄さがグローバルな投機的な動きに翻弄されているとも言えます。


この数日で投資パフォーマンスが急速に悪化した投資が多いと思いますが、ここ数ヶ月が調子が良すぎただけとも言えますので、こうした調整局面は今後も何度もあると思います
NISAなどで積立投資をしている人はとくに慌てず、何なら安く買えるタイミングだと喜んで、これまで通り投資継続するのが良いと思います。

短期的には投資家心理も需給関係もさらに悪化したので、乱高下がしばらく続くと思います。
中期的には日米金利差の縮小が続くというシナリオの前提についての評価が大事だと思います。

すなわち、『米国景気はほんとうに景気後退に向かうのか』と『(仮に米国が景気後退するならなおさら)日本は追加利上げができるほど景気が良いのか』についてどう考えるかです。

特に日銀は今回利上げに踏み切り、金融政策の『正常化』を図りました。
欧米が利下げに舵を取っている中での利上げタイミング自体もそうですし、中国経済に続き米国経済も弱ぶくむならば、日本経済が利上げが必要なほど強い状態になるのかも疑問です。

まあ、株価も為替もしばらく落ち着くのを待つしかないですね。
やっぱり引き続きオリンピック観戦が正解ですね。

(主な指標)

【今週の記事】

近年、クマに遭遇して襲われるニュースが増えたような気がします。
クマが麓に降りてくるようになった理由はいくつかあるようですが、何れにしてももしも出会ってしまったらどうすればいいのか。

動物学者の今泉氏のお話はとても納得感ありました。いざという時に絶対大丈夫な策はなくてやっぱり運次第のようで。
でも、知識は持っているに越した事はないし、パニックにならずに対処できれば生存率が高まるかもと。
うーん、滅多に起きないことに出会うとやっぱりパニックになるだろうな・・・。

【その他本文で参照した記事】

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それでは、また来週!
(今回は8月4日お昼頃にお届けしています。)

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(但し書き)このメルマガは株式市場に関する私の見解(投資の判断はご個人の責任でお願いします)と、ネットサーフィンの中で気になった記事をご紹介するものです。ネットに溢れる膨大な情報を各人がすべて見ることは不可能ですので、少しでも貴方の目に留まらなかった情報をピック出来ればと思っています。ご質問・お問い合わせ、配信停止等、お気軽にご連絡ください。

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