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15.神戸へ 〜横浜と神戸どこか似ている理由とは〜

仕事の会議のために、飛行機で神戸にやってまいりました!

普段は新幹線で行きますが、今回は羽田空港から。

なんと、1時間半もかからずに、あっとういう間に到着しました。

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私の出身が、横浜なのですが、神戸とは何か似ているものを感じます。雰囲気、街並み、、、

どこが似ているのかなと思って、調べてみました。

神戸と横浜、似ている点

・港町
・大都会の隣の市
・みなとみらい→ハーバーランドとメリケンパーク
・本牧と山手→旧居留地
・インターコンチネンタルホテルとオリエンタルホテル
・マリンタワーとポートタワー

歴史を振り返ると、いろんなことが見えてきます。

どちらも欧米との条約によって開港した都市。

この時に「開港する場所」については以下のような条件がありました。
・江戸または大坂から30キロ程度離れた場所にすること
・港として良い地形であり、近くの集落からほどよくはなれていること
・埋め立てがしやすいこと
などです。

横浜も神戸もこういう具合に選ばれた場所なのです。
横浜も神戸も元々が狭い湾であり、その後ろに丘があるのが特徴で、このような場所には日本人はほとんど住んでいませんでした。広い土地がないので農業には適していなかったからです。

開港するためには、港を整備する必要がありました。そのためどちらも埋め立てをして大きな異国船が接岸できる桟橋を作りました。
 異国人がやってくると、港の近くには商館が並ぶようになりましたが、西洋人は日本の湿度の高さを嫌って、風の抜ける丘の上に自宅を建てるようになりました。これが横浜の洋館や神戸の異人館の始まりです。同様に欧米人に交じって中国人もやってきて住み着きましたが、彼らは食べ物屋や床屋などの商売を営みましたので、港に近い場所に集まって住み着きました。これが中華街・南京町の始まりになったのです。


戦後の高度成長期になると、元々土地の狭い、横浜も神戸も埋め立てをして土地を広げました。最初は工業地帯として高度成長を支えたのですが、そのうちに工業が海外移転し始め、埋立地が余るようになりました。この土地を転用して作ったのがみなとみらいやメリケンパーク付近の商業地区です。

実はこの地区のモデルは、千葉県の船橋周辺にあり、商業施設と遊戯施設さらにはビジネス施設を同じ場所に作るアイディアだったのです。

このアイディアは神戸や横浜だけでなく、お台場や幕張メッセなどにも使われています。

しかし、横浜と神戸は「文明開化」というブランドがあるため、それに沿った戦略をしているわけです。

ということで、横浜と神戸は都市てしての歴史や性格、周辺の大都市との関係性などいろいろ似ているため、お互いを参考にしながら、発展してきたのでしょう。

横浜生まれながら、神戸に来ると、どこか懐かしい感触があります。

仕事の会議がてら、日本の各地に行くようになる2021年、

その土地の背景も知りながらその場を訪れるとまた違った気づきがありますね。

これからも大事にして、仕事に励みます!

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