次の命の為に
今日は、ちょっと深刻な話を書きます。
今のあなたの食事が、10年後のあなたの体を作ります。
食中毒などで、体調を崩すのは、例外ですよ。
塩分過多の食事を続ける、バランスの悪い食事を続ける、という習慣になった食事のことです。
たまに漬け過ぎの漬物を食べても、普段そういう塩分過多のものを食べていなければ、問題はありません。
洋風のこってりした肉料理は美味しいけれど、和風のあっさりした魚料理にも目をむけて、バランスよく食べて欲しいのです。
もし、病気になってカロリー制限などがあった時に、こってりした肉料理が食べられないのがつらいと、治療食は苦痛になります。
普段から、あっさりした料理にも親しんでいれば、治療食も乗り切れますよ。
そして、もうひとつ。 食物連鎖のことを頭においていて欲しいのです。
土壌が汚染される、その土に生えた植物は土壌の10倍の汚染値がでます。
その植物を食べた動物(鳥、豚、牛)はその植物の10倍の汚染値が出ます。
その肉を食べた動物は、さらに10倍の汚染値が出ます。
その肉を食べたあなたは・・・
一番可哀そうなのは、最終消費者。
実は、あなたの赤ちゃんです。あなたの赤ちゃんが、母乳を飲むと、あなたの10倍の汚染値を持つことになってしまいます。
母乳には、母親の免疫を伝えるとか、コミュニーケーションとか大事な要素がいっぱいあります。
心配なく母乳をあげられるように(あげられなくても、体内での汚染を減らすために)、普段の食事には気をつけましょう。
食物繊維には、不要なものを体外に出す力があります。繊維豊かな豆や海藻、植物を食べる 、デトックスの効果のあるお茶を選んで飲む。毎日の積み重ねが、次の命を助けるのです。
ユージン・スミスの撮った「MINAMATA」という写真集のなかに、母親の胎内で水俣病になってしまった娘さんを抱いた、母親の写真があります。
「この子が、私の中で悪いものを全部受け取ってくれたから、私は発症しなかった」というようなことを、この母親は言っていました。
娘さんにむけた暖かくて、悲しい眼差し。
忘れられません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?