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【婚活日記】パエリアを希望した結果。。

もはや、婚活日記と言っていいのか
わからんけど、とりあえず書いとく。

週末は、アプリで知り合った方と2回目デート。
お店探してくれるとのことで、
パエリア食べたいって伝えてみた。

そしたら、なんだかすごそうなお店を
見つけてきてくれて・・そこに行くことに。
完全予約制でコースのみ。コースも1種類だけ。

当日。
私のほうが先について、
お店に入っていることに。

地下に降りて扉を開けると・・誰もいないし、
部屋の真ん中のテーブルには、各テーブルに
セッティングするであろうグラスや食器、
ペーパー等々が置いてあった。

あれ、お休み??
いや、まだ営業前なのか・・?
でももう19:30だけど・・

一旦外に出ようとしたら、
中から女性の従業員が出てきて、
「いらっしゃませ。〇〇さんですか?」
と聞かれた。
「はい、そうです」

厨房に一番近いテーブルに案内される。
そこだけ、食器類がセットされている。
もしかして、他にお客さんいない・・?
婚活的な深い話しづらっ。

席に着くとすぐに彼も到着して、
店内に入ってきた。

「お待たせしてすみません。」

彼が席に着くと、先ほどの従業員の方が
ドリンクメニューを持ってきた。
女性は40半ば~50代くらいの方。

首に何か機械をかけているのが
めちゃくちゃ気になるんだが・・
マッサージ機??

飲み物を注文して、彼と会話を始めた。
「雷なってたけど、まだ雨降ってないですか?」
「あ、だいじょうぶでした。」

そんな話をしていたら厨房のほうから
70代くらいの男性が出てきた。

片手にはウィスキーロックのようなものを
持って・・私たちのいるテーブルの
すぐ横にある椅子に座って、
急に話しかけてきた。
「今日夕立の予報出てたからね」

服装から料理人ぽいけど。
飲んでるし。
てかキョリが近い。
しかもノーマスク!

もう頭の中「?」しか浮かばない。

そのまま話がとまらないおじちゃん。
どうやら店主のようだ。
それに楽しそうに受け答えする彼。

めちゃコミュニケーション能力ある~、と
新たな発見できたけど、
このまま3人で話し続けるのか、これ?

もうなんか、急に面白くなってきて
1人でニヤニヤしてしまった。
マスクしててよかった。

店主「今日の東京感染者4万406人だよ。
ほんとはパーティ入ってたんだけど、
キャンセルになったんだよ。
さっき1件予約の電話会ったんだけど、
若者だったから断ったんだよね。
若者が一緒にいたら嫌でしょ?」

彼「そんなことないですよ~。」
(若者だから断るとかあるの?!)
もはや、普通にやりとりしてる彼に
尊敬の気持ちが生まれてきた。

先ほどの女性が飲み物を運んできた。
サァーッ。
機械から音がする。

首のやつ、扇風機か!!

イメージ図

機械がなにか判明したところで、乾杯した。
この時点で、もう深い話をするのはあきらめた。
そもそも、2人で会話できんもん。

次に料理が運ばれてきた。
もう料理にも期待はしてなかったけど・・
食べたらめちゃくちゃおいしかった。

少しして、おじちゃんは席を立って厨房へ。
やっぱりこの人が調理してるんじゃん!

彼「きっとお客さん来て嬉しいんだね」
(優しいな!)
2人で話せるようにはなったけど、
店内に声響きまくるから、
やっぱりそんなに突っ込んだ話はしづらい。

次の料理が運ばれてくると、おじちゃんは
厨房入口の椅子に座って野球を見始めた。
やっぱり飲みながら。
次の調理まで休憩のようだ。

私は先週の屋久島の話を彼にし始めた。
彼は楽しそうに聞いてくれた。
(めちゃいい人だな)

「何?屋久島行ったの?あそこ何にもないでしょ。ご飯もそんなにおいしくないし」
急に話に入って来たー!

私「おいしかったですよ。首折れサバ食べました」
おじちゃん「首折れサバね!屋久島あたりの
アニサキスは悪さしないんだよ。
普通は腸内から筋肉に移動するんだけど、
向こうのは腸内にとどまるから取り除ける。」
※アニサキスとは、魚にいる寄生虫で、
生食した際に食べてしまうと、激しい腹痛を引き起こす。サバ、サケ、イカに多い。

その後も、調理したり、野球見たり、
隣の席に座って会話に乱入してきたり。
どんだけ自由なお店なん?!

「エブリデイ飲んでる。」と急なルー語になったり。
孫と娘の話、
学生運動に参加した話、
彼女とのデートに毎回ラーメン屋言ったら怒られた話等々。

想定外におじちゃんの自己開示を
受け入れる形になった我ら。
聞くほどにおじちゃんへの親近感が湧いた気がする。

ただ、とにかく
料理はめちゃくちゃおいしかった。

アサリのパエリア

量が多すぎて、食べきれなかったら、
持ち帰り用に包んでくれた。
女性従業員「いっぱい食べさせたくて、
作りすぎちゃうのよ」

お店を出る際に
「どうもありがとうございました。
また2人で来てね。」
と見送ってくれた。

不思議空間を共有して、深い話は
しなかったけど、なんか彼との仲も
深まった気がした夜でした。。


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