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いままでの振り返り

こんばんは。フジミです。

あと数時間で31歳を迎える。
ここでざっくり人生を振り返ってみる。(社会人になってからは長いしエピソードないので学生時代の話から二十歳前後まで)

1993/5/29 生誕
小さい頃はよく泣く子供だったらしい。
母の手をよく煩わせていた。
近所にあるでかい茄子が好きだったのと夜のドライブが好きだったらしく。
親父の乗っていたレビンAE92が俺の揺籠だった。

物心がついた時から両親の仲は険悪で四六時中喧嘩をしていた。
お互いがいないところで悪口を俺に言い合っていたのを覚えてる。

そこそこ地元では名前を言えば通じるぐらいの家に生まれた。しかし、俺が生まれた時には没落貴族(?)のような感じになっていた。

父方の爺さんと婆さんは無条件に俺を受け入れてくれた。
正月は餅つき大会があり、従姉妹二人と弟とよく餅をこねてなんか作ってたなぁ。

小学校に上がるとゲームばかりやっていた覚えがある。両親は喧嘩ばかりだし、大好きな野球に行っても下手くそなのと内向的な性格のせいか、監督からベルトを引っ張られてぶん投げられたり、チームメイトからいじめられてたり、両親の悪口を目の前で言われたり散々だった。(少年野球あるある。親が練習に非協力的だと白い目で見られる。ここが少年野球の悪いところ)

さすがにどこか言動がおかしかったのか、両親に問い詰められ。頭を下げて「やめたいです」と言った記憶がある。
あの時ばかりは俺に無関心な両親もブチギレてくれていた。それが何か嬉しかった。

中学に上がるとソフトテニス部に入る。
そこでは今でも仲良くしてくれる友達に出会えたなぁ。
中学一年生のころは色々安定してなくて友達がいなく、いわゆる便所メシをしているようなガキだった。
ヤンキーにもなれず、ただひたすら鬱屈とした毎日を過ごしていた。

中学二年生。ターニングポイントが来た。
たまたまその時、L'Arc〜en〜Cielにハマっていて毎日聴いていたのだ。
それを見た親父(バンドマン)が「弾いてみるか?」とGibsonのSGを貸してくれた。
わけもわからぬまま、手に取った。ずっしりとしたあの感覚。俺は「市民権を得るにはこれしかないのかな」と直感で思った。
部活をバックれて日夜練習に励んだ。
多分人生で一番弾いてた。

そこからだった。「お前もギターやってるの?今度見せてよ!」
と、友達ができた。
ちなみに俺の地元にはタメのバンドマンがたくさんいてまだみんな頑張ってるんだぜ!
聴いてね!よろしくな!

そんなこんなで軌道に乗り始めた人生。

高校に上がると軽音部に入った。
色々あったのは前に書いたので割愛するが、どうにかこうにか仲間にも恵まれ、副部長になり、楽しい高校生活を送った。
それだけならよかったのだけど。

家に帰れば相変わらず両親は喧嘩してばかり。
弟とも目が合えば殴り合い。
当時の彼女の写真を見せれば、親はダメ出しをしてくる。
唯一の拠り所だった音楽の好みや活動にも口出ししてくるように。

気づけば金髪に染めて家にも帰らず、素行不良になって言った。
親が金だけ置いて帰ってこないとか、ヤクザみたいな彼氏が寝てる親のやつの家とかが溜まり場になっていてそこで寝泊まりしたり、公園で寝泊まりしたり、河原で寝泊まりしたりしていた。ヤンキーにボコボコにされて財布取られたり、ホームレスに怒鳴られたり、冬は寒くて辛かった思い出。

高校三年の夏休み。
とうとう両親から離婚話が出始める。
正直「やっと解放されるのか」と思ったが、二年半ぐらいその冷戦は続いてく。

ただ厄介だったのは俺がとうとうそんな生活に耐えきれずダウンしてしまったこと。
一日中眠気がすごくて起きれば涙が出る。
そんな状況だった。
堪えきれず医者に行かせてくれと両親に頼み込んだところ、「思い込みだ!」と一蹴されてしまい。髪を引っ張られて引き摺り回されたのは覚えている。きっと彼らに取っては俺というのは世間体を守るだけの道具なんだろうな。確信した。

それからしばらくしてある程度、回復したあと。遊び呆けた。家族も、友達も、パートナーも誰も信用できなくてとにかくやりたい放題だった。

その時に蒲田のとあるライブハウスと出会った。
誘われてコピバンか何かで出たのだと思う。
その時よくしてもらったので2回、3回と出るように。
何回も行くうちにみんなが俺の顔を覚えてくれたようで「フジミ!久しぶり!元気だったか?」と声をかけてくれた。
嬉しかった。

やっと自分の居場所を見つけられたような気がその時にした。
その時点では本当か??世辞か??と疑ってしまったが、そのうち心を開けるように。

自分の存在を認知してくれるし、くだらない話で笑ってくれる。それが本当に嬉しかったのだ。
ライブハウスはライブをするだけのところだとその時までは思っていた。
だけど、みんなの遊び場だし、みんなの居場所だし、みんなの心の場所だ。
それがわかって僕はライブハウスが大好きになった。

当時ボロボロの俺を救ってくれてありがとう。
それがいいたい。

あと数時間もしたら31歳になります。
居場所がない少年、少女。

お前は大丈夫だから。俺もみんなもなんとかするから。

そんな31歳になっていきたい。

今日はこんなところだ!!

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