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日本語配列の分割キーボードが欲しかった理由と今は必要なくなった理由

この記事は キーボード #2 Advent Calendar 2021 18日目のエントリーです。

日本語配列の分割キーボードが欲しかった

まず、分割キーボードが欲しかった理由ですが、たまに腰痛がひどくなり過ぎて寝込んでしまうからです。

どうにか腰痛のない暮らしをしたいと情報を探したところ、分割キーボード(半分に割れたキーボードをケーブルで繋ぐ)とデュアルキーボード(PCに2台キーボードを繋ぐ)の存在を知りました。

通常のキーボードを打つ時は腕が内側になりますが、分割キーボードやデュアルキーボードでは腕をキーボードに対して自然な位置に置けるため、姿勢が良くなり肩こりや腰痛対策できるぞという内容でした。

分割キーボードを手にしたい

値段にビビりながらも2020年の10月、BAROCCO MD770(英字配列)を購入しました。普段は日本語配列を使っていたので少し不安でしたが、記号キーあたりはそこそこ慣れました。

ただし、一つだけどうしてもどうしてもどうしても許せないことがありました。「無変換」「変換」キーがないことです。日本語入力と英語を切り替えるには「Alt + `」のように2つのキーを同時に押す必要がありました。このキー入力はホームポジションから遠く指が攣りそうな組み合わせで、あまりにも辛かったのです。

※MD770、現在は日本語配列も購入できます
※MD770にはマクロプログラミング機能があったのでもしかしたらもうちょっとマシにできたかもしれない(試してない)
※Windowsでも無変換・変換キーをIME ON/OFFに置き換えることで、Macのように日本語入力かどうか気にせず入力ができるようになります。
Windows10で日本語入力の切り替えストレスが減る設定方法  - lifehacker 

初めて選んだ日本語分割キーボード

初めて自作キーボードを購入したのは2011年の7月。JISplit89を選びました。このキーボードは私の理想の配列で、テンキーなしF1-12のファンクションキーが付いているキーボードです。日本語配列のため、すんなり移行することができました。

※はんだ付けなどが不安だったので遊舎工房さんのキーボード組み立てサービスを使用して組み立ててもらいました。うっかり他作キーボードになりました
※自作キーボードは遊舎工房、boothなどから探しました。JISplit89以外にも日本語配列の分割キーボードあるので探してみてね

キーキャップを探す日々

さて、好みのキーボードが手に入ったぞ、とキーキャップを探す日々が始まります。日本語配列のキーボードにキーの印字を合わせようとすると、日本語配列のキーキャップか、無刻印のキーキャップにするかのどちらかになります。最初は無刻印にしたのですが、たくさんの可愛かったりかっこいいキーキャップが気になってしまい、どうしても耐えられなくて NP PBT Crayon KEYCAPS SET を購入しました。とてもかわいいのですが、英字配列のキーキャップのため見た目とキーが合わないので悲しい気持ちになりました。

やはりキーとキーキャップの印字は同じであることが正義なのです。気になって仕方なくなってしまい、もう一度英字配列をチャレンジすることを選びました。

※キーキャップを探す時、日本語が書かれているキーキャップだと思ってよくみたら、記号キーが英字配列だったりして騙された気持ちになることがよくあります

最近のJISplit89ちゃん。キーキャップでおめかし可愛い
アルチザンキーキャップも少しずつ増やしてる

キーを設定する

はじめは単純に英字配列でも無変換・変換キーを指定すれば日本語切り替えができるのではないかと考えたのですが、「変換」「無変換」キーは英字配列の場合認識しませんでした。その後、いろいろ探してみたところ、「LANG1」「LANG2」がそれにあたるキーになることが分かりました。あっさり、私には日本語配列が必要なくなりました。

※とはいえ親指部分のキー数が少ないと多分ダメ
※「LANG1」「LANG2」は2020年10月に対応された模様
※キー設定はキーボードのファームウェアが対応していれば、Remapというとても便利なサイトでブラウザでサクサク変更、検証ができます。めちゃくちゃ簡単なので、これだけで自作キーボード勧めたいくらい
※ISOエンターでないと、カチャカチャカチャッッターン!がしづらくなり、少しだけさみしいです。

まとめ

  • 私が本当に欲しかったのはMacの「かな」「英字」キー。WindowsでもIMEの設定で「変換」「無変換」キーを「IME ON」「OFF」に指定できるよ

  • 英字配列でも「LANG1」「LANG2」をキーを指定して同じことができるよ

なお、私の腰痛は治ってません。こんなはずじゃなかった。椅子に座っているのが辛いので、まるまりながらスマホで60%ほど記入したのち、最近組み立てたErgoArrowsで編集しました。腰痛は良くならずとも、キーボード作るのめちゃくちゃ楽しいのでおすすめ

ErgoArrowsちゃん、可愛いね!


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