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『僕らのしぼう動機』各話総評

作品のあとがきには書けない、もっと掘り下げた内容や、製作の裏話とかしようかな思います。
描いてる時はこんなこといちいち考えて描きませんが、描いた後から
「これはこういう意図があったのではないか……?」
「これはこういう感情の表れなのでは……」
と1人で趣味として分析してます。自己分析みたいな。

他作も自作も分析大好きマンです。自分の作品の解釈をしては過去の自分と解釈違い起こしてます。意味わからないです。

ちなみに野暮野暮のよぼよぼなので観覧注意です。とりあえず読んでいて興醒めすることは間違いないしバリバリネタバレします。
ご興味ある人はぜひ。

※裏あとがきでも書いたんですが、有栖は読みやすさとか語呂、ストーリー優先しているのでセリフの正確性は皆無です。
まぁトンデモなんちゃって学者だと思っていただければ。
とりあえずテンポ重視です。(いやツッこんでくる人いないと思うんですが、一応……)







































第5回「患者なんだからもう少し丁寧に扱って」


・王女の
「だって俺病人じゃねぇもん」
っていうセリフは、高校の頃からなぜかメモ帳に書いてあったセリフで、最初は『タイトル未定』の虎ノ門敦に言わせる予定のセリフでした。

…けどねぇ……。なんかねぇ。うまく状況を説明できるシーンやエピソードが見つからず、ずっとネタ帳で眠っていたのですが…………。


この人が拾ってくれました。


これほど説得力のあるシーンはないだろうと思い満足しています。6年越しにやりたいセリフが描けて感動です。

・躁津双子②のゲームなんちゃらのくだり、左2コマが色ついていないのですが仕様です。
これだと右から左に詠まれちゃうので、それを阻止するために右2コマだけ色をつけて塊として認識されるようにやってみたのですがどうかなぁ。

そんで最後のシーンは案が3つ出て悩んだシーン。

①お互い横を向いている(お互いの顔が見辛いから却下)
②若木の顔が見れる(双子の落ち込んだ顔は見えない)
③双子の顔が見れる(若木の安堵に満ちた顔は見えない)


そんで最終的に②③の案が残って、選べず折衷したのがあの結果です。
2人のうちどっちかの首を捻じ曲げて、こっち向かせればいいんじゃね?とも思いましたが流石に人体の限界超えているので却下。実現しなくてよかったです。

・躁津双子③のそれも覚悟で僕は〜のくだりは結構悩んだかも。これ言うのなんか恥ずいんですが。
あれは
「それも覚悟で僕ははしゃいでるんだもん!」
に、後の後悔のセリフが即座に被っている表現にしたかったので色々やったんですがアレ1番がしっくりきました。
色々試して結局初期案に落ち着くパターン。(あとキャンセルってあったけど予約取れたんだ。自分で描いて自分でびっくりした)

・躁津双子④のハチャトゥリアンのくだり、最初はゴールデンボーの「女々しくて」だったのですがなんか違うなと思いこれに。
我ながら気に入っている選曲チョイスです。冒頭のあそこどうやって歌うんだよ。

・最後みんなが寝るシーン、本当は丸のホワホワがもっとたくさんあったのですがなんかキモイので結構消しました。
いかにも
「ほのぼの〜〜〜⭐︎」
みたいな雰囲気が気に食わない。ふざけてんのか??(原稿描いた2週間前の自分にキレるな)

・NGシーンは本編見直した後に
「なんで志野は王女のピアノ奪ってんだよwwwww」
って1人笑っていたのでできました。
アレなんであんなシーンが浮かんだのか自分でもよくわかんないです。とにかく王女のピアノが連れ去られて追いかけるシーンが描きたかった。
けど本編で補いきれない部分をNGシーンで補填できるっていう学習ができました。NGシーンがもはやNGシーンの枠を超えています。

・その横にあるイラストも何も考えずに描いたのですが、多分今までずっと双子は(上)と(下)に占領されていて、(並)が帰ってきたのが久しぶりだからあんなイラストなのかも。5話にしてやっと初登場とか病状悪すぎだろ。

・次のイラスト、(上)(下)をありがとうってありますが混合状態の時の双子、って意味です。(上)と(下)の、2人の双子っても見えちゃうね。まぁいいや。


・第5回ラストのイラスト、なーんも考えずに描いたのですが、描いた後の解釈は
(上)「あんなやつほっといて遊びに行こーっ!」
(下)「何お前……そんなことするんだ…もうお前とは付き合ってらんない…」

だったのですが、他にも
(並)「内定取りたいのに2人がいるから内定取れない」
とも解釈できると思い、原稿描いた2週間前の自分と解釈違いを起こしています。俺と違う感じ方をするな( )

































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