わたしが就活生だった頃、大人たちに言ってほしかった言葉。

社会人2年目になり、学生時代の感覚が薄れつつあると感じています。今では「仕事楽しいよ！」と言えるのですが、就活生の頃はもっともっと苦しさを感じていました。

もし当時のわたしに会えるとしたら、なんて言葉をかけるだろう。採用活動に関わるようになり、学生さんとお話する機会も増えました。今しか残せないものがある気がしたので、綴ってみます。

働くことは、何かを諦めることじゃない。

働くことは、自由を諦めることでも選択肢を失うことでもないよ。時間が制限されることでも、金銭に不自由することでも、他人の評価に晒されることでもない。

どう捉えるかは自分次第だけれど、むしろ働くとぐんと広がるものがある。それは視野だったり、誰かに貢献する喜びだったり、成長の伸びしろだったりする。その広がりにワクワクするし、のびのび自分らしく働くことは可能だよ。自由と責任がセットになるから、それすらも楽しめるといいね。

自分は自分のまま、もっと強くなれる。

自分は自分以外にはなれないよ。社会人になったからと言って、突然仕事が出来るようにはならない。勿論、今まで出来ていたことが突然出来なくなることもない。自分は自分のまま、成長して大人になっていくんだ。

突然ロジカルシンキングが出来るようになるわけじゃない。一歩一歩進んでいくしかなくて、それは周りも同じ。誰に憧れたとしても、自分は自分でしかない。自分を生かす働き方に出会おう。可能性を発揮させてくれる人と働こう。いろんな自分を開拓できる環境を見つけよう。経験を重ねるうちに自分の弱さを受け入れて、強く、本当に優しくなれる。

大人になっても、悩み続けるよ。

社会人になっても悩みは尽きないよ。大人も悩む。仕事や人間関係やお金のこと、いろんな不安を抱えて生きているよ。でもそれはとても健全なことだと思う。生きているからこその悩みだ。

今たくさん悩んでも、将来はまた違う悩みが生まれるよ。もしくは、同じ課題が形を変えて現れるだけ。今悩むのが無駄ってわけじゃないけど、変わらないまま変わっていく、くらいに思っていた方がいいかもしれない。大人になってからもたくさん悩むけど、全然悪くないよ。悩んでも結論が出なかったら、直感に従って軽やかに踏み出してしまおう。

根っこで大切にしたいものを裏切らない。

何が自分にとっての幸せかは、自分で分かっていなきゃいけないよ。やりたいことが出来ること？みんなが知っている企業に行くこと？かっこいい人と働くこと？お金がたくさんもらえること？人間関係が良好なこと？

正解はない。でも自分で選びたい方向性はあるはずなんだ。根っこで一番大切にしたいものは何だろう。誰かの正解を自分の正解にすると苦しいよ。自分の言葉で幸せを定義してみたらいい。本来的には誰も君の幸せに口出し出来ないんだ。だって、魚が好きな人に無理に肉をすすめるって変でしょう。それくらいの感覚だよ。好きなものを好きな人と食べた方が幸せだよ。

_________

たぶん、こんなことを言ってほしかったんじゃないかなぁと思います。就活の途中で気がついたことも、就職してから気がついたこともあります。

かつてのわたしに掛けたかった言葉が、必要な誰かにうっかり届くことを祈ります。周りの声に流されず、自分が大事にしたいことをちゃんと大事にしながら生きてください。一緒にがんばりましょう。応援しています。

▼GCストーリーでは22卒向けに採用Meetupを行なっています。話してみたい人はぜひエントリーください！

▼わたしがGCストーリーに入社した理由はこちらにまとめています。気になる方はどうぞー。