倫理と倫理の衝突

お久しぶりです。ゴジラです。自分で1から文章を考えることってなんだか楽しいですよね!

今回は、医療倫理について考えていこうと思っています☺

医療の現場では以下の倫理原則のもと、患者に医療を提供しています。

倫理原則

(c)看護roo

自立尊重の原則とは、患者が自己決定し選択した内容を尊重すること
善行の原則とは、患者にとって有益なことを行うこと
正義の原則とは、すべての人に平等に医療を提供すること
無危害の原則とは、患者に身体損傷を与えないことです。

他にも誠実・忠誠の原則(患者に対して偽りの情報を伝えない)などがあります。

医療原則なんて、人として当たり前のことを一々難しい言葉を使って書いてるだけじゃん。なんでこんなもの勉強しなきゃいけないの?って思いませんか?私なりになぜこれらを勉強する必要があるのか考えてみました

なぜ倫理原則が必要なのか

まず、個人の尊重を守るためではないかと思いました。では、個人を尊重するために何をするのか。そう、インフォームド・コンセントや守秘義務の徹底ですよね。医療者は、業務上知り得た患者のプライバシーを保護する責務もありますからね。
そして、もうひとつは倫理を学ぶことで、問題を理論的に考えて対処できるようになるからです。

とは言っても倫理っていざ現場で使おうとすると上手く行きませんよね😅
患者・家族・医師・コメディカル間で考えが不一致だなんて当たり前ですしね…

倫理を完璧に使うことは難しいですが、それぞれが妥協というか納得していけるようにナビゲートすることが医療者には求められているのかもしれませんね。

さて、本題に戻りましょう。

倫理と倫理の衝突の実際

についてですね。
具体的にどのような時に倫理と倫理の衝突が起こってしまうのでしょうか。
まず、浮かんだのが
根治の可能性がある手術を宗教的理由などにより拒否する患者です。この場合、「自立尊重の原則」と「善行の原則」が衝突しちゃってますよね。
そして次に浮かんのが、
納得のために新型コロナの検査を要望する患者です。まさにTwitterなどをみていると多くの方が上記内容を投稿していますよね。この場合は、「自立尊重の原則」と「正義の原則」が衝突してます。

このように少し考えるだけでも容易に想像着きます。倫理は多元主義的なものであり、倫理理論・原則にはそれぞれ長所・短所があります。そのため、臨床現場においては、どの倫理理論・原則が正しいのか議論するのではなく、今の問題(葛藤)の構造を説明する言語として倫理理論・原則を使用することが重要なのかもしれません。

倫理倫理・原則は未来永劫 人類の課題ですね。


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