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「恋せぬふたり」2話感想

ここ最近、同棲から始まる物語が増えた気がします。

なんらかのメリットにより、同棲する男女がいて、そのうち本物の恋愛に発展していくドラマが多いように思えます。逃げ恥のヒット以降、新しいスタンダードになったというか。

このドラマも高橋一生と岸井ゆきのの同棲ものなのですが(言い方が悪ければルームシェア)タイトルの通り、恋せぬふたり。どう物語を展開していくのだろうか。

アロマアセク

アロマアセクという言葉をご存知でしょうか? 字面だけ見るとソロモン王の使役する悪魔みたいですが違います。

アロマンティック、アセクシャルの略で、アロマンティックとは恋愛感情をもたない人のこと、アセクシャルとは性的欲求をもたない人のことです。

性的マイノリティであるLBGTにAが加わるとか、加わりそうだとか聞いたことがありますが、そのAです。

いまのところ、あんまりフィクションでも取沙汰されていないので知らない人のほうが多いと思います。最近だとドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で主人公とわ子の親友がAっぽいことがほんのり匂わせていたくらいかな。

ほっといてくれない人たち

一話ではアロマアセクを取巻く状況の描写ばかりで、ちょっと説明くさく感じました。恋人や浮いた話がないだけで、やいのやいの言ってくる人が多いんですよね。ほっとけばいいのに。

とくに女性は結婚して子どもを産んで普通の幸せが得られる、という考え方がいまだに蔓延しているので(昭和よりマシになったとはいえ)正義面して普通の幸せを押しつけてくる人がいるんですよね。

恋愛感情をもてないことに悩むというより、そのことを異端視してくる人たちに煩わしい思いをしている岸井ゆきのですが、同じアロマアセクである高橋一生としりあい、同棲することになります。高橋一生も近所の人から見合いの話をもちかけられたり煩わされているので、同棲にはメリットがあります。

ベタではある家族への紹介

2話では、この手のドラマでありがちな家族への食会に招かれるパターンでした。岸井ゆきのの妹夫婦が高橋一生にぐいぐいきます。質問攻めです。その場では上手く誤摩化し、家族の一人だけにはバレてしまうパターンなのかな? と思いましたが、予想外に岸井ゆきのがぶち切れてカミングアウトしました。それでも言葉が通じないというか、家族にはなにも伝わりません。高橋一生が岸井にたいし「味方だと思いました」とあとで伝え、ちょっと親密になったかなと感じました。

予告で見た感じ、3話では元カレ(同僚)がぐいぐい攻めてくるみたい。もうほっといたげて。ってか、仕事しろ仕事。

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