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帰ってきた「グリッドマン」〜男の子の好きが全部詰まったアニメ

2018年秋。今期はアニメが豊作ですね。
とある魔術のインデックスとSAOという電撃2大巨塔の続編を抱えつつ、原作から評判の良かったゾンビスレイヤー、1話の冒頭から一気に話題になったゾンビランドサガ等が集ったすごいシーズンです

が。
SSSS.GRIDMAN」が男の好きを全部詰め込んでいるアニメなので最優先でこちらを観ましょう。


グリッドマンって何さ?

説明しよう。
グリッドマンは元々「電光超人グリッドマン」というタイトルで1990年代前半に放送されていた特撮番組。そのころはちょうどウルトラマンがやっていなかった頃(ウルトラマンティガより前)で、当時小学生だった私には強く印象に残っている。

巨大特撮ものなのだが、戦うフィールドは街ではなく電脳空間(今でいうVR空間的なもの)で、そこで主人公と合体したグリッドマンが怪獣と戦っていく話。そもそも90年代に電脳空間という設定がだいぶ早かったり、子供達がモデリングしたCGがサポートメカとなって戦場に現れてグリッドマンと合体したりと、今思えばだいぶ先鋭的な作品だったと思います。

当時は夏休みの午前中にTBSでアニメ再放送枠があって、少年アシベ等と一緒に再放送していました(この枠大好きでめっちゃ見てた)

そして時代が追いついた。

それから大きなニュースがないまま2018年。まさかのアニメ化ですよ。


実は、私はアニメ化ニュースには驚きつつもアニメ自体はそこまで期待していませんでした。
ほら、大体リバイバルものってコレジャナイ感が出て、昔を知っていればいるほどモヤっとしてしまうじゃないですか。ただ昔観てた少年の端くれとして、とりあえず1話を観たのですよ。

グリッドマンの声は緑川光さん。電光超人グリッドマンの時も緑川光さん。
もうめっちゃグリッドマンだこれ。もはや時代が追いついたのか戻ってきたのかよくわからん。

設定の大きな違いとして、アニメは電脳空間でなく普段生活している物理空間なのですが、実際の生活している空間との隔絶があり、旧作と同じく仮想空間的なフィールドでの戦いという部分で共通しています(これは今後物語のキーっぽい)


アニメなんだけどめっちゃ特撮

どうしても注目していくのは男の子なので戦闘シーンになりますが、すごく特撮なんですよこれ。

通常、巨大特撮ものだと「人間サイズの着ぐるみを巨大に見せる」ために巨大感を強調する画作りになります。ウルトラマンや戦隊がビルの中で戦うのはそのためですね。
アニメグリッドマンはこれを意図的に踏襲しまくってます。グリッドマンや怪獣とカメラの間に電線や道路標識を配置してるんですよ。しかもカメラアングルも特撮で巨大感を出す時と同様低めのアングル。

さらには、

こんなものまで再現する徹底っぷり。

男の子の好きが詰まっている

特撮感が強調される上に、今まで男の子が触れてきた好きなもの・かっこいいものとのリンクが随所に散りばめられている。
グリッドマンと合体する時の巨大化シーンもウルトラマンでお馴染みの段階的に大きくなる(ぐんぐんカットと呼ぶらしい)し、大きい剣を持つ姿はもちろんサンライズ立ち
サポートメカとの合体シーンは勇者ロボシリーズを思い出さずにはいられない(合体の仕方も玩具らしさをちゃんと再現している!)
「男の子ってこういうの好きなんでしょ?」はい!大好きです!

ネタが細かい

いやわからんて。
他にも大量に…というか入れられるものは全て入れていくぞという気概を感じる。久しぶりに感想や考察を掘るのが楽しいアニメだよ。

最高の主題歌

主題歌はOxTの「UNION」。
オーイシマサヨシさんなので実質ようこそジャパリパークへです。
月並みだけど最後の「君を退屈から救いに来たんだ」がいいよね。アニメ中での使われ方も素晴らしい。観て。


と、いいところを羅列しましたが始まってまだ数話。
間に合うから。ほとんどの配信サービスで観れるから。とりあえず観て。


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