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Android App Bundle のすゝめ

Android App Bundle に対応しようぜて記事です。
詳しい方法や Dynamic feature modules までについては記載していません。

要点

・Play Store からインストールするときに apk のサイズが小さくなる
・署名に Google Play App Signing を使う必要がある
・Dynamic feature modules までしなくても効果はある

Android App Bundle とは

今まで Android の apk では全ての画面サイズ用のリソース、様々な言語、CPU アーキテクチャを保持していました。つまり使用する端末では使わないリソースまでアプリが持っていました。
そこで、アプリをダウンロードする端末に合わせて必要なリソースだけインストールさせてアプリサイズを削減しようという仕組みが Android App Bundle になります。

Android App Bundle の対応

対応自体はそこまで難しくありません。
対応することは以下の内容ぐらいです。

・Android Studio 3.2 (まだ正式版ではない) を使う
・署名に Google Play App Signing を使う
・apk ではなく aab でビルドする   

Android App Bundle の効果

以下のような環境の個人開発のアプリで試してみました。

・リソースはほぼ svg で画面サイズごとでリソースは分けていない(全て/drawable)
・NDK 不使用

元々は 3.61MB でしたがおよそ 2.94MB まで削減できました。
アプリのアイコンやライブラリのリソースを削減しただけなんですが、思っていたより減りました。



Dynamic feature modules まで対応となるとかなり時間がかかりそうですが、Android App Bundle だけの簡単な対応でも効果があるので、ぜひ導入しましょう。

安定した回線や大容量メモリの端末が多い日本ではあまり意識されないかもしれませんが、自分はアプリのサイズ削減という見えないところにも気を使えるエンジニアでありたいです。



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