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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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2019年12月の記事一覧

赤の他人を(神の)家族と呼ぶのはどうしてか──駆け込み寺としての教会

'イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っ…

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クリスマスによせて

一足早いクリスマス礼拝が終わった。カトリックや正教会ならそれぞれの暦に則った、正しいクリ…

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泣く男をあなたは最近、見ましたか

むかし、何かの本で江戸時代の武士の生活ぶりにまつわる文章を読んだことがある。当時の武士が…

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有名人が「騙される」件

芸能人が「あやしげな」とされる占い師や祈祷師やスピリチュアル系の人物に「騙されて」、大金…

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人との関わり

映画『種をまく人』のトークイベントにゲストとして呼んで頂いた。本作品の内容やその美しさに…

わたしが死刑を執行する。

死刑囚表現展2019に行ってきた。 一つひとつの作品が、コピーではなく死刑囚自身の手によるも…

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調律

教会でピアノコンサートをすることになった。ごく小規模の、くつろいだものではあるが。 それで、調律を頼んだ。30代半ばくらいの、女性の調律師がやってきた。今は調律師の側も、頼むわたしのほうも、すべてインターネットで事足りる。電話帳をめくって「どの業者にしようか」と悩む手間も減った。しかも実際には事前にきわめて具体的なやりとりが連絡しあえる仕組みでもあるから、不安もない。雨のなかキャリーカートに仕事道具を積んでやって来た調律師は、数時間かけてとても誠実な仕事をしてくれた。 彼

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