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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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2019年1月の記事一覧

必要悪というとき、わたしは何を「悪」と呼んでいるのだろう

先日、AV男優の方々とお話をさせていただく機会があった。

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他人の芝生はゴールデン

隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはな…

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前に働いていた教会は、低い山と干潟とに挟まれた場所に建っていた。かつて栄えた工場の廃棄物…

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回りつつ昇る

ある会議で、ブレインストーミングなるものを初めて体験した。今までも議論ならしたことがある…

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わたしは横たわり、嵐が過ぎるのを待った

昨年だったか「排除アート」という言葉を知った。駅などのデッドスペースに「アート作品」を配…

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負荷の恵み

ある人と話していて、こんな話題になった。みんなが自由を主張できる、よい時代になった。しか…

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協働制作

ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。  使徒言行録 16:14 新共同訳 牧師の業務には、非信者へ向けてキリスト教の伝道をする仕事も含まれる。どんな宗教でも勧誘なりなんなり、信徒を増やしたいと思うのは自然なことである。こと日本では、常識的に考えて勝手にキリスト教信者が増えることはあり得ない。だから、それこそ必死で伝道に務めるわけである。 この伝道であるが、ヨーロ

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まとはずれな祈り

「死にたくない。怖い。助けて、お父さん、お母さん」 そう泣いたのは子どもではない。高齢の…

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人は変われるのか、所詮変わらないのか

パメラ・D・シュルツ著、颯田あきら訳『9人の児童性虐待者 NOT MONSTERS』(牧野出版)を読ん…

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スキャンダルとスケープゴート

「わたしにつまずかない人は幸いである。」  マタイによる福音書11:6  以下も引用はすべて新…

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キレる牧師

ある職場で働いていたときのこと。そこでは70代後半の男性牧師が先任者で、名誉職として在籍し…

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神は曖昧を好む

「しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 」ルカによる福音…

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相談者と共に、神がいる

教会には、さまざまな悩みを抱えた人が相談に来る。わたしは臨床心理士でも精神科医でもないか…

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居場所探しについての随想

自分の居場所。趣味やサークル、宗教など。ほどよくプライベートであり、ほどよく公共の場でもある場所。そういう居場所が欲しい。厳密にプライベートな、つまり自分の部屋だけでは寂しい。かといって職場はあくまで仕事場、公けへと振り切れている。プライベートと公けとの、その中間の居場所が欲しい。 上記のような欲求を持っておられる方は多いかと思う。教会にお越しになる方でも、キリスト教の教義に惹かれたというよりも、居場所を探してここへ辿り着いたという方が少なくない。そこで、居場所探しに関して

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