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日没

今日の日没の写真を見ていると、どうしても欧米人の臨死体験のイメージと重なってしまう。日本人の場合は臨死体験と言えば、川と花畑のイメージ。臨死体験時に見る光のイメージが文化的背景によって異なるという点は、何かとても重要なことを示唆しているような気がする。おそらく臨死体験時、人は人生経験でストックされた既知のイメージを選択して、目の前で展開している未知の体験を解釈しようとしているのだろう。夢が、身体への刺激や生理的な感覚、あるいは思考内容を様々な既知の像に変換しようとするのと類比的である。つまり、死という身体的精神的刺激を既知のイメージを解読格子として理解しようとしているのである。

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