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【電子煙管】3番目の充電器のお話です。


沼田茶舗 電子タバコ店の沼田と申します。
4年間、開発に没頭してると、何をしていたのか記憶があいまいでございます。簡潔ながらブログに記載しております。モノ作りをお考えで、何かご参考になりましたら幸いでございます。

【電子煙管】3番目のプロトタイプです。

ここで充電器をこの形状に更新しましたのは前回のお話でございました。

この商品のコンセプトは「和」、充電器のモチーフは石です。

君が代にも、「さざれいしのいわおとなりて」と唄われます。
「茶道」においては料理をふるまう「もてなし」として、懐石という言葉を使います。
石庭は山水の流れを表すなど、日本文化に「石」は欠かせない存在でございます。

この形状を確定としてから、実に3回ほど内部仕様を更新してございます。
最初は「おもちゃ」のように、充電器内部の爪に引っ掛けるもので、受電器内部の耐久、そして火皿側の樹脂変形といった問題がございました。

一般公開用に製作をお願いしたものの、流石にこれは許容できず、仕様を決めた工場側と、2017年10月より仕様変更の悶着を重ねました。ものつくり、本当に大変ですね。

【電子煙管】カコン、は、カシャン、でございます。
ここに至るには、この破損が無ければたどり着きませんでした。
試作弐号機では、火皿の内部にマグネットを仕込み、磁力による固定式でした。量産に向かないといわれた点の一つです。
量産にむけた3番目のプロトタイプは、マグネットを除外して、充電器内部に設置されました爪でひっかける固定方法とされました。
パーツ1つ増減するだけで、手間と単価、そして重さが変わるためパーツ数を減らす事もまた進化でございます。

しかしながら、このパーツ破損をもって、またマグネット内臓仕様に変更となります。
充電器の内部に巨大なマグネットを仕込みました。
火皿側の軽さを維持しながら、何でマグネットを引き寄せるか、という課題に対して製作されたパーツがこちらです。

火皿を押さえるこのパーツ、素材が<鉄:アイアン>になります。
・カシャンという衝撃音。
・マグネット吸引による固定充電。
・そして、おもちゃ以上の高級感
このリング一つにとっても、皆様を引き立てる重要なパーツとなります。

実は製品で使用するパーツで一番高いものでもございますので、くれぐれも叩いて変形させたり、無くさないよう、お願い申し上げます。

#電子煙管 , #ものづくり , #開発日記 , #電子タバコ

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