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社内のコミュニケーション改善のために

第7章 本屋を本業に取り込む(6)

 社内にある本は、必ずしも仕事に必要な資料でなくともよい。社員が仕事以外に熱中する趣味を持ったり、共通の趣味を持つ社員同士が交流したりすることは、社内によい空気を生み出す。

 また、特に企画系の仕事であれば、仕事で必要になるアイデアも、実際はさまざまなことに幅広く興味を持ってアンテナを張ることで、仕事以外の部分から生まれてくることが多い。ひとりひとりの社員の関心領域を広げ、それぞれが違う分野の知識を深めていくことができれば、多様なアイデアを生み出すユニークな企業になれるかもしれない。

CASE 14:社員食堂にライブラリをつくる

 とある中堅の広告代理店。さまざまなクライアントに、日々企画を考えて提案しなければならないが、これまであまり本に親しんでこなかった若い社員も多く、世間で話題になっていること以外にあまり物事を知らない。そこで社員食堂にライブラリをつくることにした。

 自分が読み終わった本が家に置ききれなくなったら、預かってもらえるのが特徴だ。社員から図書委員を募って有志で管理していて、誰が読んだものかわかるようになっている。社員から課題図書を募り、定期的に読書会も開いている。最近では少しずつ参加者も増えてきた。

※『これからの本屋読本』P281-282より転載/イラスト:芦野公平


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ブック・コーディネーター、クリエイティブ・ディレクター。新刊書店「本屋B&B」(東京・下北沢)と出版社「NUMABOOKS」を経営しつつ、「八戸ブックセンター」「神保町ブックセンター」「BIBLIOPHILIC」などの仕事をしています。散歩社取締役、バリューブックス社外取締役も。
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