#NulNote 被本塁打から見る福岡ソフトバンクホークスの強さの証明(?)

今日は各チームの被本塁打数についてのまとめて行きます。
被本塁打から見えてくる各チームの特徴とは何なのでしょうか?
順に見ていきましょう。
※数字は全て2017/8/5現在です。

まず単純な被本塁打数。セはヤクルト、パは日本ハム100被本塁打を超えてワーストとなっています。逆にセリーグでは広島・阪神の被本塁打の少なさが際立っていますがパはトップの楽天でも73被本塁打を記録していますね。
さて、ここからが特徴的なのですが、セリーグは被本塁打の少ない広島・阪神が1位2位なのに対し、パは被本塁打ワースト3位96被本塁打のソフトバンクが首位に立っているのです。
どういうことなのでしょう。では被本塁打の内容を紐解いていきます。

被本塁打の内訳と走者あり・なし時の被本塁打の割合、そしてHR1本当たりの平均失点を追加してみました。
概ね、走者なし時の割合が走者あり時の割合を上回っているのですが、中日・日本ハムは走者あり時の割合の方が高くなっています。それゆえ、HR1本当たりの平均失点も各リーグワーストとなっています。
中日は30回、日本ハムは23回の逆転負けを記録しており、走者あり時のホームランによる失点で一気にひっくり返された試合も多かったのではないかと思われます。
さて、被本塁打がワースト3位でありながらパリーグ首位に立っているソフトバンクおよび2位の楽天ですが、いずれも走者なし時の割合が60%以上、ソフトバンクに至っては70%近くになっています。
それゆえ5本差のソフトバンク(96本)と日本ハム(101本)は、HRによる失点は33点もの開きがあります。
ホームランテラスの影響で被本塁打も増えたソフトバンクですが、これだけ本塁打を打たれても失点は326でリーグ最少となっています。また全失点に対するHR失点の割合40.8%12球団最大となっています。
つまりソフトバンクホームランは沢山打たれるがソロが多い、さらにホームランによる失点の割合が比較的高い=ホームラン絡み以外の失点も少ないと言うことになります。
全くの推測ですが、ホークス投手陣の中ではソロなら打たれてもOKという認識で逆に攻めの投球が出来ているのではないでしょうか。それゆえに全体的な失点も減っているのかもしれません。
この辺りはどなたか記者さんが聞いて頂けるとうれしいのですが(丸投げ)。

今回は被本塁打を詳細に眺めてみましたが皆さんはどう感じられたでしょうか。
当然ホームランは打たれれば1点入るわけで避けられるに越したことはないと思います。しかしソロなら1点で済むわけで、ホームランを避けて逃げて逃げて結果塁をためてグランドスラム被弾、の方が最悪と言えるでしょう。
ソフトバンクのようにソロならOKとホームランを恐れずに攻めるということも重要なことなのかもしれませんね。

今回の表を基に、各自皆さんで色々な考察をしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?