「鈴波アミを待っています」のあとがき

こんにちは。塗田一帆です。
この記事では短編小説「鈴波アミを待っています」のあとがきとして、物語ができるまでの発想や工夫について書いていこうと思います。途中から有料の設定になっていますが、99%無料で読めますので、ご安心ください。最後の1%だけ有料(単品200円 or 月額500円の購読プラン)で公開しています。なお、私のDiscord鯖に参加して頂ければ全文無料で読めますので、ご検討ください。

今作ではまず最初に「Vtuberの物語を書こう」と決めてからプロットに着手しました。Vtuber(以下、V)というのは、おそらく自分がいま最も火力を出せる題材です。2020年の私の目標は「出し惜しみをしない」なのですが、いま一番ハマっているジャンルであるVについて書かないというのは、その目標に反していました。これまで3本の短編小説を書いてきましたが、それらは全て練習作品として一旦忘れて、そろそろ慣れてきた今作では、100%の力で執筆に望むことにした、というわけです。

通常、Vをテーマに物語を書くとなると、配信者、とりわけその中の人にスポットが当たる場合が多いと思います。ドラマ「刑事ゼロ 7話」では、美少女Vの中身が実はおじさんで……みたいな話でしたし、ドラマ「デジタル・タトゥー 1話」でも似たような感じでした。
まぁ、一般的な世間から見たらこれが普通です。バーチャルキャラクターになりきって配信活動を行っている人間がいるって時点で驚きですし、美少女なのに中身がおじさんとかびっくり仰天です。2019年までのテレビドラマでは、それでも最先端の表現だったと言えるでしょう。
しかし、もう2020年ですよ。そろそろ、中の人がどうとかじゃなく、VをVのまま扱った物語が見たい頃合いです。VはV。オタクはオタク。それでいいじゃないですか。お前もそう思うだろう?ハム太郎。ヘケって言え。

……みたいな発想から、大方のテーマが決まりました。まぁ言ってしまえば、「俺だけはみんなと違う方向に行くぜ」っていうイキりですね。こういった使命感のような感情をモチベーションにすると、大抵のことはやり遂げられます。(それが悪い方向に行く例も多々ありますが……)

ちなみに、「どこからがVでどこからが中の人なのか」というのは、大変ごもっともな突っ込みで、それは非常に曖昧なものです。
例えば、作中では一時的に鈴波アミがVではなくなっているような振る舞いをしますが、あれは、映画「魔女の宅急便」でキキが魔法を失ったような状態であり、それでもキキはずっと魔女であったと思いますし、鈴波アミはずっとVであったと、個人的には思っています。どうか、この説明で納得して頂ければと思います。


ところで、Vをテーマにした小説や、V自身が書いた小説というのは、既に沢山ありますね。いくつか紹介したいと思います。

SF作家の草野原々さん「【自己紹介】はじめまして、バーチャルCTuber真銀アヤです。」に関しては……面白いですが、Vの話かと言われれば微妙なので置いておきましょう。(と言いつつ書く)

より一般的なところだと、.LIVEの電脳少女シロちゃん&アイドル部が「電脳少女シロとアイドル部の清楚な日常 目指せ学園祭大成功!」で、ホロライブのときのそらちゃん「ときのそら バーチャルアイドルだけど応援してくれますか? 」で公式ライトノベルになっていますね。

クラウドファンディングで制作費を募ったバーチャル美少女ねむさん「仮想少女シンギュラリティ」はびっくりするほど丁寧なSF冒険作品(本人は否定しておりますが)になっており、Vファンなら一読の価値ありです。多くの部分を実体験に基づいて書いているというのも良いですね。

オタク系怪獣Vのオタゴンさんが書いた「俺がVRChatで中身が男性の美少女に恋した話」はVRChatを舞台にした甘酸っぱい恋愛もので、そのリアリティによって主にVR界隈で高い評価を得ています。もちろん私も読みました。とても面白かったです。

モノカキ・アイルちゃんという、本物のシナリオライターのVがいるのですが、彼女もまた自作の小説をネット上で公開しています。年末のコミケにも出展して話題になりました。4作目の短編「オノカム・這クク・・ニエト」は私の好物の”ウェブの小説”ですね。 ※ホラー注意

こちらも短編ですが、自主制作アニメを作っているVSinger SongWriterの赤坂まさかさんが小説家になろうに掲載している短編「転生したらバーチャルYouTuberだった件www」は、これは……好きな人は好きだと思います。

小説家になろうと言えば、ブーブママさん「逆行転生したおじさん、性別も逆転したけどバーチャルYouTuberの親分をめざす!」なんかは、ランキングにも載るほど人気ですね。斬新な切り口でV周りのインターネット史を総復習しつつ、あったかもしれない世界を覗くことができます。ただのパロディーかと思いきや、”パッケージもの”としての完成度が高く、ずいずい引き込まれます。

……こうやってアマチュア作品まで紹介し出すとマジできりが無いですね。そろそろ話を戻します。


さて、こうして私がそういう人間だということが改めて判明したところで、今作の狙いについて掘り下げていこうと思います。

”VをVのまま扱う新しい物語”のターゲットとして掲げたのは、「Vのオタク」です。そして、私が目指したのは、「全てのVのオタクに捧げる物語」……ではなく、「全てのVのオタクを殴り殺すような物語」です。プレゼントの皮を被った暴力ですね。わかりやすい。
主人公の候補はいくつかありましたが、「一般リスナー」にしました。何故なら、最も多くの読者がそうだからです。しっかり感情移入できたよって方は私の狙い通りですので、ありがとうございます。
その「一般リスナー」という大きそうで小さな塊を、真正面から誠心誠意力を込めて殴りつければいいわけです。そんなサディスティックなサービス精神によって、今作は作られました。


では、どんな手段を使えば最も広範囲に強いダメージを入れられるでしょうか?言い換えると、Vのオタクが最も感情を揺さぶられる瞬間はいつでしょう?私が思うに、それは主に4パターンあると思います。

1つ、推しが自分に構ってくれたとき
1つ、推しが何かを成し遂げたとき
1つ、推しがいなくなったとき
1つ、
推しが帰ってきたとき

これ、全部やりましょう。ということで、今作はプロット段階から時間を掛けて練り込んで、最初に3000字くらいのイメージ文章を書き、そこから徐々に話を膨らませつつまとめる、という手法を取りました。これは、イラストで言うと最初にシルエットのラフから描いていくあれ(技法の名前がわからない)のようなもので、実写映像や漫画の形式だと真似しづらいやり方だと思います。後から簡単に足せて、簡単に削れるのは、テキストの圧倒的な強みですね。

書いていく上で最も気を使った部分は、「内輪ネタに偏りすぎない」というところです。しっかり王道のシナリオを書きつつ、わかる人にはちゃんとわかるというラインをギリギリまで攻めました。このあたりのさじ加減は非常に難しく、ひょっとしたら完全に空振っている可能性もありますが、結構頑張ったつもりです。

ちなみに、このあとがきの文章は本編が完成する前から書き始めています。こうやって思考を整理しながら書くことによって、狙いがぶれづらくなる、ような気がします。こればっかりは終わってみないとわかりませんが……。


というわけで、そんな紆余曲折ありつつもついに完成した今作、いかがだったでしょうか?
私は、正直に言いますと、ぼろっぼろに泣きながら書くはめになりました。今作では様々な実在するVやVのオタクをモデルにエピソードを作っていったのですが、もう色んな記憶が脳裏にチラついてしまって、泣くしか、それでも書くしかありませんでした。
それによって、上記に挙げていたような目標は大方達成できて、非常に満足しております。少なくとも、自分自身は撲殺できました。(創作はこれこそが大切)

そうそう、今作には初の試みとして、感想ハッシュタグというのを用意したいと思います。 #鈴波アミを待っています でツイートして頂ければ、なるはやちゃんで見にいきます。つまらなかったらつまらなかったでいいので、何か一言頂ければ嬉しいです。宣伝にもなるので。それと、まあ無いとは思いますが、二次創作も大歓迎です。


さて、ここからは細かい用語・元ネタの解説をしていきたいと思います。これはメイキングというより、ぶっちゃけ本編なので、かなり、長くなると思います。スクロールバー見て、「えっ」て思ったなら、とりあえずTwitterのフォローだけしておいて、後から読むってのもアリかと思います。(華麗な導線)


【用語・元ネタの解説】
※本編に登場した順
※全て私個人の主観
※敬称略

・鈴波アミ
まず最初に、アミという名前を付けました。Vの始祖とも言われている、Ami Yamatoからお借りしています。また、アミ→網→ネットという連想から、じゃあウェブの字も欲しいな→wave→という字を前に付けました。じゃあ最後の一文字は?綾波、桃波、虹波、どれも実在している名前らしく、なかなか決まりません。主人公が名前を告げるシーンがあり、なるべく漢字が伝わりやすいやつがいいのですが……あ、鈴波という名字はいないみたいです。じゃあこれで。最後は直感ですね。(もしいたらごめんなさい)
キャラや性格のモデルはいません。読者の推しと重ねて見てもらいたかったので、全体的に造形がふわふわです。

・○○を待っています
タイトルであり、テーマであり、ワールド名であり、ハッシュタグであり、YouTubeのライブ配信を待っている時に表示されるあれです。あの表示はカウントダウンが1分以下になると「○○ を待っています」に変わります。作品内ではYouTubeという名前は出ていませんが、まぁYouTubeだと思っていただいて問題ないと思います。なるべく商標に引っ掛かるやつは避けたいのでああいう書き方になっています。

・俺
主人公です。これは私であり、あなたですね。名前は無いです。
「俺くん」というと、5ch(2ch)のSSで多用されるあの手法や、周防パトラのリスナーが思い浮かびますが、これに関しては単純に一人称として使っているだけです。また、今作では主人公に見えているものしか見えません。(他の書き方がわからないので……)

・一番のヤツで優勝
知らない人は「大蛇丸の人」で検索してください。「とっくん」という男性YouTuberが出てくると思います。
インターネットの人にとってわかりやすいネタで笑いを取りにいき、リラックスさせる(油断したところを殴るため)と同時に、主人公が成人男性であること、おそらくオタクであること、ひょっとしたらメガネを掛けているああいうタイプであることを伝えています。我ながら良い手法だったと思います。上手すぎて……ウマになったわね。

・酔っぱらいが好きではない
何か深い因縁のようなものを感じますね。主人公はおそらくカースト下位の人間だったのでしょう。VtuberやVRにもハマっちゃって、本当に救いようのない野郎ですね。
それでも推しを祝うために酒を飲みます。この物語の主人公に最も相応しい人間です。

・推しの活動1周年記念日
まず、推しとは何か。それは生命エネルギーであり、憧れであり、幻想であり、ただの人であり、いつかいなくなります。1年間も活動を続けた個人Vというのは、結構頑張った方です。もし、あなたの推しがまだ活動を続けているのなら、全力で応援してあげてください。
こういった記念配信では、特別なゲストを呼んだり、歌を披露したり、あえて雑談をしてみたり、まあ色んなパターンがあります。一緒に祝ってあげましょう。可能なら投げ銭もしましょう。

・Vtuberブーム
作品内ではぼかしていますが、現実世界では2017年の年末〜翌年の2018年を指すことが多いです。私のブログ「からっぽもーど」では、ブーム初期のTwitterリアルタイム検索のグラフを貼ると共に、いまから見たら滅茶苦茶な未来予想を行っています。ご興味があればこちらからどうぞ。ただし、怒らないこと。

・中の人
鈴波アミの中の人の詳しいことは誰も知りません。唯一主人公とモエキウロコだけが知っている情報として、足が悪いことと、火事に巻き込まれたことがありますが、これ以外の情報は何も決まっていないので、言ってしまえば声が可愛い40代のおじさんということも考えられます。「逆に興奮した」という人は、そういうVが沢山いるので、是非見に行きましょう。ユーザーローカルのバーチャルYouTuberランキングの「バ美肉」カテゴリーへどうぞ。

・ファンネーム
多くのVは何かしらのキャラクターを持っており、視聴者にも何かしらの呼称と共に役割が付与されます。例えば、バーチャルサキュバスのイヴ・ヴァルレーヌの場合なら、リスナーは「下僕」と呼ばれ、イヴちゃんに負かされる運命にあります。これをファンネームと言います。
鈴波アミのファンネーム(?)は「みんな」ですが、これはデザイン産業バーチャル機械「のうめん」がいつもTwitterでの挨拶に使っている「おはようみんなたち」からお借りしました。のうめんさんのデザイン講座はいつ見ても勉強になると思います。

・配信ページ(待機所)
基本は、「待機」って打っとけばいいみたいな空気です。推しに固有の絵文字があるのなら、それも添えましょう。鈴波アミには無いです。
また、固有の待機ワードを持つVも多いです。「○○してきた」などが王道ですが、「これは何なの?」というやつもよく見かけます。興味があれば検索してみる、くらいで大丈夫です。
また、ごく少数ですが、待機所に固有の名称を付けていることもあります。ホロライブの戌神ころね「待ち合わせ場所」とか最高ですね。
ここではちょっとした会話ができることがありますが、あまりやりすぎると空気読めない人みたいになるので止めましょう。機を待つと書いて待機です。ひたすら待ちましょう。
Vによっては待機所での会話を禁止しているのでご注意ください。

・コメント
Vの配信というのは、チャット欄のコメントによって成り立っています。このコメントによって、我々はVというキャラクターとの双方向コミュニケーションを楽しむことができます。
ちなみに、ずっとコメントコメント言っていますが、YouTubeの場合、正式名称は「メッセージ」です。ちゃんとテキスト入力欄に「メッセージを入力」って書いてあるでしょ?HTMLが分かる人は"yt-live-chat-text-message-renderer"というクラス名を確認できます。
でも誰もメッセージとは呼ばないし、コメントでいいと思います。動画の下にある本物の「コメント」と被りますが、文脈でわかるので。

・チャット欄をどの時間帯に覗いても
配信者が特殊な操作をしない限り、YouTubeの待機所には24時間いつでもアクセスできます。チャンネルのURLの最後に「/live」と付けてページを開くだけです。人気配信者の待機所にはマジで24時間誰かしらいますが、大抵はタブを開きっぱなしにしているだけなので、まともな会話は期待できません。でも、どこかに鈴波アミの待機所のような文化があるかもしれませんね……。
ちなみに、鈴波アミの待機所でたむろしているような連中は、「MaxChat」というブラウザ拡張機能を使ってチャット欄を見やすくしています。これは私が開発しているもので、無料で配布しています。
……あれ、あの世界って私がいる???

・ファンのコミュニティ
同じハッシュタグ(特にファンアートタグ)をずっと使っているとか、推しのリプ欄に必ずいるとか、何かしら貢献しているとか、そういうファンは、別のファンからフォローされます。それに対してフォロー返しが発生すれば、晴れて相互フォローの完成です。そこからDiscord等のグループが発生することもありますが、鈴波アミには無いです。

・固有の挨拶
おはようございナース!……失礼、つい勢いで挨拶してしまいました。
Vは固有の挨拶を持っていることが多いです。最初にキズナアイ「はいどーも!」とやった瞬間にそれが確定し、文脈が繋がりました。一般のYouTuberでも「ブンブンハローユーチューブ」とかやってますね。一番最初にやり始めたのが誰なのか気になりますが、おそらく芸能人の誰かでしょう。そういえば、「宮迫ですっ!」のあの人も最近YouTuberになりましたね。
鈴波アミの「おまたせ!」<全然待ってないよ>の組み合わせというのはラストシーンから逆算して作ったので、特に誰かを意識したわけではないのですが、にじさんじのアンジュ・カトリーナとめっちゃ被っていることに後から気付いたので、こっそり追記しておきます。

・回線トラブル、機材トラブル
Vあるあるです。マジで頻繁にあります。というか、毎日誰かしらがやらかしています。ルーター、オーディオインターフェース、マイク、PC、OS、OBSなど、原因は多岐にわたります。もしチャット欄からの指示で解決できたなら、それはVにとっては有り難い存在になります。勇気を持って発言しましょう。「BGM小さいよ」だけでも助かりますが、「マイクの音声が左側からだけになってるから、OBSのマイクの下の歯車押して、オーディオの詳細プロパティから「マイク」の「モノラル(にダウンミックス)」にチェック入れて」まで言えたらパーフェクトです。私はこの文章をクリップボードに保存していて、5秒で入力できるようにしてあります。

・投げ銭機能のオフ
そういう人が稀にいます。最近は少なくなりましたが。
理由は様々ですが、私が収益化できていた時期は、知らない人からお金をもらうのがなんだか怖くて、嫌で、オフにしていました。
Vだと、にじさんじのギルザレンⅢ世などは企業Vにも関わらず、デビューから結構な期間オフにしていましたね。あの人マジでなんなの?

・すやすやでワロタ
推しが寝坊して配信が始まらなかったら、連絡が取れそうな人に伝えてあげるか、放っておいて寝かせてあげましょう。きっと睡眠不足で疲れて……いや、ほとんどの場合、生活リズムがぶっ壊れているだけです。Vのリスナーをやるには、寛容な心を持ち合わせている必要があります。笑って許しましょう。

・モエキウロコ
もちひよこ、さえきやひろ、届木ウカの3名から何文字かずつお借りしました。もちひよこさんとさえきやひろさんは「Vケット2」の時にVRChatの中で会ったことがあり、届木ウカさんは「VRoadCaster公式コンプリートガイド」をVオンリー同人誌即売会「Youに夢中!」に買いにいった時にバーチャル売り子をやっていたので、その時に話したことがあります。何を言っているかわからない?それが正常なので安心してください。

・ウェブメディア
Vの情報が知りたければ、PANORAMoguLive!(Mogura VR)を読んでおけば大体把握できます。毎週REALITYというプラットフォーム(とYouTubeライブ)で生配信している「週刊MoguLive!」という番組も、時間があればチェックしましょう。司会・コメンテーターの佐藤ホームズ、虹乃まほろ、たまごまごの3名は滅茶苦茶Vに詳しい上に熱く語ってくれるので、大変面白いです。
更に詳しい情報が知りたければ、一次ソース(V本人のTwitterなど)をおさえるか、Discordや5chなどの閉じたコミュニティに入っていく必要があります。あるいは、私のYouTubeの雑談配信に来てください。ほぼ毎回「Vのコーナー」というのをやっており、知っている範囲で教えられます。

・推しの失踪
推しを失う悲しみは、本当に辛いものです。もし、推しが突然消えてしまったのなら、十分に悲しんでから、全力で祈ってあげてください。
本作はハッピーエンドでしたが、現実はバッドエンドのことが圧倒的に多いです。しかし、極稀に、奇跡のようなことが起こります。「事実は小説より奇なり」というやつですね。

・推しへのリプライ
ガンガン送りましょう。主人公はなんだかそれっぽいことを言って一歩距離を置いていますが、はっきり言って馬鹿です。ファンからリプライ貰って、嬉しくないはずないでしょうが。
ただし、あまりにもやりすぎたり、指示厨(ああしろこうしろ言う人)のようになってしまうと、V本人からも、そのファンからも「厄介」と認定されてしまいます。空気を読みましょう。もし読めないのなら、脳死でいいね&RTだけしておきましょう。正直な話、それが一番嬉しいときもあります。

・視聴者によるブロック
チャット欄にモデレーターが不在の場合は、荒らしを見つけたら速やかに通報・ブロックしましょう。その人数が一定数を超えると、スパム認定されて「上位チャット」に表示されづらくなるみたいです。「荒らしに構うのも荒らし」という古い言葉がありますが、まさにその通りです。目に入ったらノータイムでブロック。以上。

・それなんて忠犬ハチ公?
元々は「それなんてエロゲ?」というネットスラングです。
実際に忠犬ハチ公のように推しの帰りを待ち続けているリスナーというのは結構いて、見ていて辛いものがあります。

・アーカイブの同時視聴
これの元ネタは、2chのある板のあるスレで行われていた、某TVアニメの実況です。そのアニメはもう既に終わっていて、それでも録画したものを各々が同じタイミングで流して再実況していたというやつですね。最終的に2人だけになってしまって、その姿が切ないとか悲しいとか、そんな感じで話題になりました。(かなり記憶が曖昧なので、詳細を知っている人がいたら連絡ください)
ちなみに、実際にVのライブ配信が時間通りに始まらないとどうなるかと言うと、「リスナーの妄想により勝手にコメントが流れ出す」というお決まりのやつがあるのですが、流石に理解されづらいのでエピソードとして採用できませんでした。

・古参勢
あまり人気のない時期から見ているというのは人に自慢したくなりますが、別に威張るほどのことでもないです。ただ、ちょっと早かったというだけなので。
俺の好きな言葉でこんなのがあって、あにまーれの因幡はねるがよく言っている「いまのリスナーは全員古参。何故ならこれからもずっと続けていくから」というやつです。このマインドは最高なので、全ての配信者に共有してほしいですね。

・個人Vtuber
Vには主に3種類いて、企業勢、サークル勢、個人勢というのがあります。その境目は結構曖昧なのですが、鈴波アミの場合はモデルまで自分ひとりで作って参戦しているので完全な個人勢です。収益化もしていないので、もうただの趣味ですね。だからこそ続けられる、みたいなところもあると思っています。

・自己紹介動画
Vのお決まりです。ライブ配信主体のライバー勢は投稿しないこともありますが、動画勢の場合はかなりの高確率でこれを作ります。
数分間の尺に自分の特徴、趣味、活動方針などを詰め込んで、見やすく編集します。ずっと応援しているVの一番最初の動画を何気なく見にいって、懐かしくて死にそうになる。ってのは誰しもが通る道です。

・20人の視聴者
同時接続者数、いわゆる同接というやつですね。ライブ配信の場合はこれが重要になっていて、同接が多いとそれ専用のランキングサイト等からの集客が見込めます。20人というのは、Vとしては少ない方かもしれませんが、これくらいいれば問題なく配信を進行することができます。10人でもギリギリ大丈夫。5人とかだと結構厳しいです。0人は心が折れます。ただし、女性(の声)で0人は逆に難しいので、そんな心配はしなくていいです。

・この子は伸びる
実際は伸びたり伸びなかったりします。
登録者数が2〜3桁とかの段階で「伸びる」発言をしている人は、新人Vを追い続けている所謂「発掘勢」の方々です。彼らには頭が上がりません。
主人公に関しては、発掘勢ではありませんが、きっと発掘勢がTLに流してくれた自己紹介動画などから鈴波アミに辿り着いたんだと思います。

・コメントを的確に拾い上げる
これができるかできないかで、雑談の面白さには雲泥の差が出ます。面白いコメントだけを拾っていくと、なんとしても拾われたいリスナーは、面白いコメントを捻り出します。その中で更に面白いものだけを拾って……という好循環が生まれるのです。滅茶苦茶な速度で流れるチャット欄からそれを抽出できるのは、ある種の才能です。

・2Dのモデル
2DモデルのVというと、通常はLive2Dのモデルを「FaceRig」を使用して動かしているVを差します。また、企業だと専用のアプリを使用していたり、Macユーザーだと「Character Animator」を使うというパターンもあります。これは独特な挙動をするのでわかりやすいです。
3Dと違って、自由に動き回ったりするのは難しいですが、3Dの下位互換ということは決してありません。2Dには2Dの良さというものがあります。
鈴波アミの場合は自作なので、彼女はキャラクターデザインとLive2Dモデリングのスキルを持っているということになります。がんばり屋さんですね。

・三角形の髪留め
「1ポリゴンのモデル」から逆算して考えました。Vで三角形と言えば斗和キセキの背負っているあれが思い浮かびますね。あれはファンが作ったものを単品で買うことができます。
また、髪留めというと月ノ美兎のヘアピン(ヘラピン)が真っ先に浮かびます。一時期、委員長のTwitterアカウントを乗っ取っていましたね。

・鈴波アミからのリプライ
Vを他の二次元系コンテンと比較したときに面白いのが、この「本人からの反応」があるという点ですね。さっきまで画面の中にいたキャラクターが、自分のツイートを見つけ出してきてリプライを送ってくれる。この快感というのはたまらないものがあり、そういうのがきっかけで推すようになったというのはVあるあるかなと思います。

・供給過多な業界
これは本当にキツいです。もうずっとキツいです。誰か助けてください。やっぱVを減らすしか無いんですかね?
人によって様々な工夫で乗り越えています。アーカイブの倍速再生視聴、10秒送りやタイムスタンプを駆使した視聴、複窓視聴などがあります。複窓をする場合は私が開発しているChrome拡張機能を使うと聞き取りやすくなって便利だと思います。
複窓をするためだけのウェブサービスというのも数多く存在していて、「N窓」「MultiYouTube」「複つべ」「YouTubeを複数窓でみるやつ」などが有名どころでしょうか。

・メンションの付いた投稿
Twitterで他人のプロフィールページを開いたままツイートすると、勝手に「@○○」というメンションが付きます。この仕様考えた人馬鹿なの?
それによる事故というのは、割とあるあるです。普通はすぐについ消しするものですが、鈴波アミはミスに気付いてからも消しませんでした。天然なのか計算なのか、誰にもわかりません。

・鳥川あきら
鈴波アミがバズるきっかけとなった漫画家ですが、言うまでもなく鳥山明をモデルにしています。実際にはTwitterをやっておらず、なおかつ大量のフォロワーを抱えていそうな漫画家ということで、それは鳥山明かなと。彼が描くVのファンアート、見てみたいですね。

・1万人の視聴者
かなり多い方です。時間帯によっては同接ランキングの1位も狙えますが、22時だと、現状はVの中でも3〜5位くらいになると思います。これだけ多いと、V界隈の外にも多少は名前が広まります。

・一夜にして有名Vtuberに
極稀にいますね。2019年で言うと、上で名前を出した斗和キセキと、あとは馬犬くらいでしょうか。(彼女の場合は「十年と一夜」って感じですが)
また、にじさんじやホロライブの新人Vも1日でものすごい数の登録者数になりますが、これに関しては”バズ”って感じではないです。もう、そういうものです。

・ファンアート
VのイラストをV本人に見せるとVが喜びます。これって中々の革命で、キャラクター本人が喜んでくれるとかそれ以前は無いことだったので、一度その快感に取り憑かれてしまった絵師は、もうVしか描かなくなる……なんて話もあったりなかったり。
多くのVは専用のファンアートタグを用意しているので、それを付けて投稿しましょう。凝った名称のタグが多くて面白い文化です。
また、Vによってはエロ絵専用のタグとかも用意してくれているので、18歳以上のオタクはその一覧を眺めることができます。有り難いですね。

・すぎうらこういち
言うまでもなくすぎやまこういちをモデルにしています。鳥山明がドラクエのキャラデザ担当だったので、音楽担当は彼しかいないなと。こちらも公式Twitterが存在しません。もう88歳らしいですが、まだ現役みたいですね。凄い……。

・配信用BGM
Vの配信では、基本的に何かしらのBGMが掛かっています。それはフリー音源のこともあれば、オリジナルソングのインスト版のこともあれば、ファンが作ったそれ専用のトラックということもあります。
その”いつものBGM”を耳にすると、リスナーたちは実家のような安心感に包まれ、Vの声が聞こえないことに逆に違和感を覚えます。

・配信を止め忘れて通話
割とよくあります。最近だとホロライブの白銀ノエルが配信中に母親と通話し始めて話題になっていましたが、確か一番最初にそれ系のエピソードを知ったのはにじさんじのあるライバーの切り抜き動画だったと思います。私の記憶が正しければ、軽く炎上していたので、個人名は控えます。

・配信開始に気付かずルーティンを垂れ流し
これはにじさんじの健屋花那がやっているのを切り抜き動画で見ました。正確に言うと、準備画面を出した状態でマイクがミュートになっていなかったというやつですね。
以前のYouTubeってOBSのボタンを押すといきなり配信が始まってしまう仕様だったので、同じような事故は他でもあったと思います。最近は「Studio」というやつに変わって、YouTube側でもボタンを押さないと始まらないように改善されました。

・シンデレラストーリー
V界隈では結構見かけますね。そういう人間ドラマみたいなものが、Vの醍醐味であり、多くのオタクが応援している理由でもあります。

・ビデオメッセージ
VがVに送るビデオメッセージは滅茶苦茶尊いので、それだけを集めた映像集を発売してほしいです。リアルライブとかで画面越しに観客と挨拶を交わすのとかもいいですね。

・オフラインコラボ
V同士がリアルで同じ空間に集まり、コラボ配信をします。これは2D3Dを問わず行われます。
初めてその概念を知った時は、頭おかしいのか?って思いました。いまでは極ありふれた普通の行為と認識しています。

・3D化記念配信
2DだったVが3Dのモデルを手に入れると、それを披露する特別な配信が行われます。最近のにじさんじやホロライブの3D化記念配信は凝ったものが多く、大変面白いです。また、凄い金額の投げ銭が飛びます。
2Dから3Dになると、自由に動き回れるようになる分、できることが増えます。地上波のテレビ番組に出られるようになるなど、夢が広がりますね。
ひとつ増えるDというのは、”ドラマ”のことなのです。(いま考えた)

・「伝説の集い」
かつて微糖カイジという個人勢のVがいたのですが、彼が「プニキ」のクリア記念として行った雑談配信が「伝説の夜」と呼ばれています。詳しくは検索してみてください。
微糖カイジは著作権的にダメなVだったので、いまではチャンネルが閉鎖されていますが、どこかに彼そっくりな個人Vが存在していると噂されています。これからもずっと、私たちに「伝説」を見せてほしいですね。

・NagisaVR(NVR)
これは、VRChat(VRC)とバーチャルキャストとclusterが合わさった感じのものを意識しています。やろうと思えば実現しそうな気もしますが、そうならない事情があるのでしょう。最強のVRプラットフォームの登場を、誰しもが待ち望んでいます。
通常、NVRというとネットワークビデオレコーダーのことを指すことが多いみたいですが、全く意識していません。というか、「NagisaVR」という名前には何の意味も意図もありません。自分でもなんでこんな名前になったのかわかりません。オモコロチャンネル見てたら思い付きました。

・サーバーダウン
鯖落ちはエンターテインメントであり、華々しいドラマです。ただし、サーバー・インフラ担当のエンジニアが胃潰瘍になるので、意図的に落とすのは止めましょう。

・わかるマン
オタクが他者に共感し肯定するときには「わかる」というフレーズを好んで使います。ここに「マン」まで付けるのは、「ジャガーマンシリーズ」に登場するデビルマンが元ネタです。そこから派生した「Vtuberマンシリーズ」というのがあり、多くのVのMAD作品が存在しています。初出はけもフレの「チベスナマン」みたいです。ややこしいですね。

・○○専用アカウント
こういったものはよく見かけますが、これはあるジレンマを抱えています。それは、「専用垢、推しの布教できない問題」です。いま名付けました。
○○専用のアカウントは、その○○に興味のある人しかフォローしないため、推しの宣伝をしてもあまり意味がありません。本当に多くの人に推しを布教したかったら、リアルの知人と繋がっているようなアカウントでやるべきです。しかし、オタクという生き物はこう言うでしょう。「それができたら苦労しない」と。このジレンマを解決する手段はあるのでしょうか?もしそれが確立されたら、V界隈の人口は一気に広がるはずです。
ちなみに私はサブ垢を持っておらず、Vについてうるさく語っているとちょいちょいリムーブされます。世知辛いですね。

・大手まとめサイト
オタクの敵であり、時には味方でもあります。ひたすらPV数だけを追い求めるような過激なやり方をするので、割と嫌われています。仕事が楽そう(情報の横取りをするだけ)に見えるというのも原因のひとつですね。
Vにもそれ専用のまとめサイトというのがいくつか存在していますが、その中の「Vチューン!」は何度か私のことを取り上げてくれていて、いい宣伝になっているので、どちらかというと好きです。これからも末永くよろしくお願いします。

・個人情報の特定
5chの某板などでは日常茶飯事のやつですね。インターネットのおもちゃになると散々な目に合いますが、数週間もすればみんな忘れるので、黙って耐えるのが賢明です。反論・論破は不可能なので諦めましょう。

・同人誌即売会
一番有名なのはコミックマーケット(コミケ)ですね。これが世界最大で、死ぬほど人が集まります。Vに関する作品は年々増えていて、次回のC98からは「VTuber」というひとつのジャンルが新設されるみたいです。前回のC97ではリア友のノネトの売り子としてサークル参加したのですが、素敵な作品に沢山出会えました。
また、Vのオンリーイベントというのも存在し、そこにはVに関する作品だけが並んでいます。更には、人気どころに限りますが、箱(グループ)単位だったり、個人単位でもオンリーイベントが開催されています。

・切り抜きの中で見かけるかつての推し
これは胸が苦しくなるやつですね。本当に何の前触れもなく現れたりするので、ウッっとなります。対策のしようがなく、仕方ないと割り切るしかないです。

・ヘッドセット
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ぶのが一般的ですが、逆に一般人には伝わらないので、ヘッドセットという表記に統一してあります。VRゴーグルとかいう呼び方もありますね。平面のディスプレイで見るのとは全然違った体験なので、わかる人にしかわかりませんが、VRは良いものです。今後の発展に期待しましょう。

・初心者の案内役
VRCに実際にいます。初心者向けのワールドとかがあって、そこで待機しているような人ですね。何を聞いても怒らずに答えてくれます。
また、ワールドを巡るツアーを定期的に開催している人や、自作アバターの交流会を主催している人などもいて、きちんと探せば自分に合ったコミュニティをすぐに見つけることができるようになっています。

・デフォルトのロボットアバター
「VRのデフォルトアバターはロボット」というのは、何が紀元なのでしょう。私にもわかりませんが、それっぽくてわかりやすいので躊躇なく使います。

・ゲストユーザー
実際のVRCの場合は、ちゃんとアカウントを作成しないとプレイを開始できなかったと思いますが、今作では様々な事情があり、NVRにはそういう制度を導入しました。察してもらえると嬉しいです。

・メニュー画面とログアウト
VRCのそれも結構分かりづらいので、「どうやって終わるの?」みたいなことは初心者あるあるです。そういえば某PCのOSでもそんなことがありましたね。

・待って
推しと遭遇した時にオタクが発する鳴き声として知られています。何を待って欲しいのかは不明です。「はい待ちます」と言われても、それはそれで困るので、あまり気にしなくていいです。

・記憶障害
いわゆる記憶喪失ですね。泣ける系の映画などでよく使われる、王道中の王道です。一酸化炭素中毒などで発症するみたいですが、10ヶ月続くケースがあるのかは不明です。まぁフィクションなので、大目に見てください。倒れた時に頭も打っているので、それも原因になっているかもしれません。
ちなみに、Wikipediaによると、マジで催眠療法が効くらしいです。

・足が悪い
ちょっと出かけるだけでも大変な感じのをイメージしています。だから鈴波アミはVとして活動していたんですね。これも映画とかでよくあるやつです。VRは、そういう障害などを抱えた人にとっても大きな希望になると思います。

・あなたの名前は鈴波アミです!
ここ、大事ですね。こういうやつですよ、やりたかったのは。元ネタっていうと、何でしょう、ぱっと浮かぶのは「千と千尋の神隠し」ですが、DNAに刻み込まれたエモかもしれないですね。

・光に包まれて姿を消す
ログアウトエモートと呼ばれるものです。VRCの場合はアニメーションを自作できたりするみたいですね。現実世界ではこういうの無いので、早く実装してほしいです??

・彼女は生きていた
生存確認できたってだけでも嬉しいものなので、引退したVは、たまにはツイートしてみるのもいいかもしれませんね。ただ、あまりやり過ぎると「引退詐欺か?」と突っ込まれるのでほどほどに。時々ふらっと現れる〼医さんとか大好きです。

・声だけは絶対に忘れない
一部のオタクには「ダメ絶対音感」と呼ばれるスキルが発現します。この主人公に関しては、そこまでではないですが、ある程度の音感があり、ほとんどのVの声を聞き分けることができるようです。ただ、時々どう聞いたって同じ声の持ち主がいたりして、そういうのを見つけてしまった時には変にドキドキしてしまいます。

・24時間VRの中
「VR睡眠」と呼ばれる文化があって、ヘッドセットを付けたまま、ログインしたままの状態で眠る人々がいます。そのまま起きて活動を始め、夜まで過ごせば24時間です。
VRCには、72時間連続プレイしている人がいるみたいですね。この「している」というのは、これを書いているまさに今進行中だと言うことです。3連休の有効活用ですね。応援しております。

・パラレルワールド
VRCの場合は「インスタンス」と呼ばれますが、分かりづらい概念なので少し弄りました。その結果、VRCとはちょっと違う仕様になっていますが、まあ大体同じものと考えて頂いて問題ないと思います。

・崖を登るワールド
これはVRCに実際にあります。V-TV3rdシーズンの第1回放送で、雨下カイト、ミディ、天開司が登っている様子を見られるので、雰囲気だけでも体験してみてください。ちなみに、山頂に辿り着くには3時間以上かかるそうです。私は遠慮しときます。

・ロリ魔女のおっさん
フィオっさんこと、動く城のフィオがモデルです。30歳を過ぎても童貞でいると魔法使いになれるというのは、古いインターネットのネタですね。
ただ、フィオっさんの場合は妻子持ちですし、そもそもドワーフ錬金術師なので、そのあたりは関係ないです。ただ、VRと言えば彼女なので、何らかの形で登場させたかったという超失礼なやつです。すみませんでした!

・ナンパフォース
VRCには「○○Force」という名称のグループがいくつかあるのですが、ナンパフォースは恐らく存在しないです。(もしあったらごめんなさい)

・完全に理解した
初心者ほどよく言います。実際には理解していません。
通常、○○なんもわからん→○○完全に理解した→○○チョットデキルという風に進化します。
「ダニング=クルーガー効果」という名前がついている認知バイアスです。

・ただの1視聴者という数字
主人公は気が付いていないようですが、その数字こそが大切なんです。沢山の1が集まって、ファンという集団が形成され、配信者はその集団によって支えられています。たかが1ファン、されど1ファンです。ひとり抜けるだけでも、細かい連鎖が重なって、人間ピラミッドを崩したような崩壊が起きる可能性すらあります。

・魂が宿っているべき3Dモデル
通常、V界隈で魂というと、中の人(演者)そのものを指します。つまり、実際に喋っている人間のことです。しかし、ここで言っている魂は、どちらかと言うと本来の意味の魂に近いです。Vの身体や中身については、少し古い文章ですが、「バーチャルユーチューバの三つの身体:パーソン・ペルソナ・キャラクタ」を読むと、なんとなくわかった気になれます。

・うおおおおお
オタクの咆哮です。耳栓スキルで防げます。一部では「うおる」という呼称が使われていますが、あまり浸透している感じはしません。

・ワールド一覧ページ
VRCのワールド一覧ページの一番上は「Hot」という項目になっていて、実際に人数が多い順で表示されます。これを最大のギミックとして使い、タイトルの「鈴波アミを待っています」を回収しつつ、世界のどこかにいる記憶喪失の少女にメッセージを届けて向こうから会いにきてもらうというミッションを成立させました。これを思い付かなければ別のお話になっていたと思います。

・精神科でのVR活用
これはマジなやつです。「精神科 VR」とかで調べれば色々と出てきますが、日本でも置いているところがあります。

・1ポリゴンのモデル
実在します。私が知っているのは、「are」という名前のやつです。ちなみに、ゲームなどで使うポリゴン数というのは通常「三角形の数」で決まるので、四角い板だと2ポリゴンになってしまいます。

・アバター送信機能
VRCの場合、実際にあるのはアバターを受け取る機能「クローン」ですね。Public設定になっているアバターなら、ワールドに飾られているものでも、他人が着ているものでも、その場で借りて着ることができます。

・テキストチャット機能
VRCには無いですが、clusterにはあります。あれをニコニコ動画みたいにしたものをイメージして頂ければと思います。VRoadCasterの番組「V-TV」の初期のスタジオが実際にそんな感じになっていて、それがモデルでもあります。
ちなみにclusterの場合、一般ユーザーはそもそも声を出せないので、そういうシステムを採用しています。

・デスクトップモード
VRCもclusterも、VRデバイスが無くてもプレイできます。普通の3Dゲームが動く程度のPCさえあればOKです。clusterの場合はMacでも動くので良いですね。
私はclusterのおそらく一番最初の公開ベータテストから参加していたのですが、当時からデスクトップモードはありました。(もし間違っていたらご指摘お願いします)

・恋人
何なの?

・ガスマスクを装備した小柄な男
「鳥山明 ガスマスク」で検索すると、あ〜ってなると思います。詳しいことは私も知りません。
本来なら「小柄なロボット」と書くべきかと思いますが、ロボットはデフォルトのアバターが既にそうなので、省略しました。

・神絵師のファンアート
最高の起爆剤になります。もし自分は神絵師ですって人がこれを読んでいたら、いますぐ推しのイラストを描いてあげてください。神絵師じゃなくても描いてあげてください。推しが消えてしまってからでは遅いです。これを読み終わったらすぐにペンを用意しましょう。

・#鈴波アミを待っています
作中に登場するハッシュタグであり、今作の感想タグでもあります。こんなところまで読んでいるのなら、是非使ってください。心を込めたいいねを送ります。

・国内トレンド、世界トレンド
Twitterのトレンドは、時々Vが1位を取ります。Vのオタクのツイート数が異常だからだと思います。ファンの絶対数でいったら、リアルアイドルとかには勝てないと思うので……。
しかし、話題になるのはいいことです。

・失踪VtuberがVRCに出没
そういえばずっと説明していませんでしたが、これは実際にあった出来事をベースにしています。ぜったい天使くるみちゃんという個人Vがモチーフです。あまり詳しくは語りませんが、彼女の周りで起こった一連の事件については、Vを追う者なら一度は調べておいたほうがいいです。

・アフィにもすがりたい
大手まとめサイトは「アフィリエイト」という手段で稼いでいることが多く、そのため「アフィサイト」と呼ばれることがあります。実際のところ、アフィリエイトが収入源のどれくらいの割合を占めているのかはわかりませんが、なんとなく、今の主流は他の広告媒体な気もします。

・運営アカウント
企業やサービスによっては、中の人がフレンドリーに接してくれたりします。clusterの公式アカウントの中の人である「スワンマン」とか、物凄く人当たりがいいですよね。実は彼とは中の人に就任する前から相互で、中の人になるまでの流れを楽しく観測することができました。

・うわぁ!いきなり落ち着くな!
これはデスノートのコラ画像のネタですね。なんか好きです。昔は「落ち着け」系のスラングは、「餅つけ」とか「まだあわあわわ展開あわわ」とかがよく使われていましたが、最近はこれが流行っている気がします。

・最初の1本だけ見た
これは本当にあるあるです。普通の感覚を持っている人間はYouTubeで数時間とかの動画をクリックしません。他人にVをおすすめする時は、「〇分でわかる」のような公式まとめか、ファンが勝手に作った切り抜き動画などを見せましょう。
鈴波アミの場合は、「自分の知らない自分がキャラクターの格好して配信者やってた」という割とホラーな状況なので、流石に困惑したと思います。

・根拠のない自信とひとつまみの硬い予感
何故主人公はここで適切な行動を取れたのか。それは、彼が主人公だからです。ヴォルデモートの魔法を退けたハリーも、両親がいないことを言い当てた千尋も、空の世界に行けた帆高も、全部これで説明がつきます。ただ、私は何かしらの理屈がほしいタイプなので、伏線だけは張っておきました。ダンブルドア先生の言うところの「愛じゃよ」をより正確に描写するためには、こういう風に書く必要があると思ったんです。

・あの日教えてくれた君のルーティン
上で解説した健屋花那に加えて、かしこまりの楽曲「ルーティン」からもアイデアをお借りしました。
「深く息を吸って3秒止めて それからゆっくり吐いて」
そのまんまですね。いい曲です。

・自分に向かって唱える
バーチャル美少女ねむ「お前は誰だ」からお借りしました。あれ、本当に鏡に向かってやり続けるとヤバいって言われてますね。彼女の小説「仮想美少女シンギュラリティ」では重要なギミックとして使われていました。是非買って読みましょう。

・今日は何の記念日でもない
これは完全に裏設定なのですが、この日の復活配信は鈴波アミがデビュー・失踪した2月24日のちょうど10ヶ月後なので、私の計算が正しければクリスマスイブの夜ということになります。
だからなんだって話なので省略しました。

・ただの「みんな」に戻る
お前ってやつは……本当にオタクの鏡だよ!やっぱお前じゃなきゃ主人公務まらなかったわ。サンキュー俺くん。
これに関しては、マジで誰にでもできることではないと思います。自己顕示欲を制することができた者だけがたどり着ける境地です。


元ネタ解説は以上です(息切れ)(本文より長いんだが)(あとがきで差をつけろ??)


これを書いていて思ったことがあるのですが、「鈴波アミを待っています」だけでは、Vの魅力を全然出し切れてないですね。まだまだ語り足りない!
これはもう、1つの作品に全部詰め込むって不可能そうなので、仕方ないと割り切ります。また別の切り口で物語を書くか、あるいは別の人が書いてくれるのを待ちましょう。

さて、ここから先はごく一部の人向けに簡単なメッセージを書くつもりなのですが、ちょっと恥かしい内容なので、チップを投げてくれた人だけに公開します。月額の購読なら500円、記事単品なら200円です。

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