【外国語学習⑦】アカデミック英会話入門『スピーキング・ミニレッスン』聞き取れなくて困ったときにどう聞き返すか?(後編)
こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。
2022年7月中旬から、アカデミック英会話入門の企画第1弾!『スピーキング・ミニレッスン』をはじめました!
前回(『スピーキング・ミニレッスン』聞き取れなくて困ったときにどう聞き返すか?(前編))に引き続き、今回の記事では「聞き取れなくて困ったとき」に使えるフレーズの残りの2つを紹介します。
4.単純に聞き取れなかった時
普段の会話で、一番簡単にシンプルに聞き返せる万能のフレーズは、
”What did you say?”
日本語の「なんて言いましたか?」にあたる表現です。
ついうっかり話を聞いていなかったときに使ったり、相手の言ったことがちょっと信じられない時にちょっと顔をしかめながら、信じられない・・・!という意味での「なんて言った?!」という風に使ったりもします。
アカデミックな場面でも、ディベートをしている時などにサクッと軽く確認したい時には使える表現です。
5.教科書で習ったことのある…、アレ
最後は、学校の授業で一度は習ったことがあるはずのお決まりのフレーズ。
”Pardon?”
英語を習いたての小中学生のころ、返事に困ったらすぐに"Pardon?"って言っている人、いませんでしたか?
実はこの”Pardon”、ネイティブの人はあまり使っていない…なんていう話もあるんです。
実際に私も、ネイティブの人に”pardon?”と聞き返された経験はあまり記憶にありません。
そのかわりに、”Pardon?”が使われそうな場面では、
”Sorry?” や ”What?”がよく使われています。
"pardon?"と聞いていけないわけではありませんが、使用されている地域がわりと限定されているようなので、
”I beg your pardon?”
”Pardon?”
といった表現は、あえてチャレンジしなくても良いかもしれません。
最後に…良いコミュニケーションを行うために必要な”心”
以上の5つの場面に応じて、代表的な聞き返しフレーズを前編・後編に分けて紹介しました。みなさん、いかがでしたか?
最後に、より良いコミュニケーションを行うために必要なことをお伝えします。
実は、何気なく使っている”枕詞”も大切な役割を果たしています。
既に言ったことを繰り返してもらうので、「すみませんが…」といった言葉を頭に置くことで、相手の立場を気遣ったコミュニケーションをすることができます。
例に挙げた中では、"Excuse me"や" I'm sorry"といったものが使われています。
他にも、お話の途中でどうしても確認したいときには、
"Sorry to interrupt you. but can/could you explain that again?”
(話を遮ってすみませんが…もう一度説明していただけますか?)
Sorry to jump in, but what does ○○ mean?
(割り込んですみませんが、○○とはどういう意味ですか?)
といった表現を使うと、相手に不快な思いをさせることなくスムーズな会話につながりますよね。
そして、一番大切なことは、コミュニケーションをためらわない勇気です。
せっかく英語で会話を出来る機会があるのに、わからないままや、なんとなくで会話を済ませてしまうのはあまりにももったいないです。
母国語以外の言語を、うまく聞き取れないことは全然問題ありません!会話を繰り返しているうちに、段々と聞き取れるようになってきます。
先程紹介したフレーズなどを活用して、ぜひためらわずに聞き返し、英語でのコミュニケーションをどんどん楽しんでみましょう。
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