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#3_スケジュール感②

こんにちは。前回書ききれなかったので続きです。
たぶんスケジュールに関しては今回で細かいニュアンスまで書ききれないと思うので随時アップデートします。

(一回の記事で網羅的に記事を書くのって難しいですね。お題に対して①出せる要素を発散させる→②似ている項目をまとめる→③重複がないように文章を書くをやろうとするとなかなか時間が掛かってしまいます。そうすると多分続かなくなるのでブレインストーミング的に記事を書いていって後でまとめたかったらまとめます。とにかく毎日文章を書くというチャレンジということで(笑))

①ギリギリまで作業しようとする

〆切があったらその一週間前には終わっているのが理想です。自分もコンペ出すときには〆切の10日前に出すときもあります。(ときどきギリギリになるときもあるけど徹夜しないです。徹夜してコンペ取ったことはないです。)

ギリギリまで悩んで作業してもいいことないんです。それよりもある程度のところでその作業を見限って全体の見直しのために時間を使った方が受賞の面では確立上がります。特にそのギリギリの数時間で劇的に課題のクオリティが上がることはないので諦めるように僕はしてます。自分の感覚として提出までに余裕持ってシートの細かいところを見直す時間が取れると一個上のランクにあがる印象です。

ギリギリまで作業して頑張った作品が評価されるのではなく、審査時にパッと目を引く作品がまずは選ばれます。(その壁を越えてから作品の内容が読み解かれていきます。)なので、考えていること50点でプレボ90点の作品と、考えていること90点でプレボ50点の作品だと(たぶん高確率で)前者の方が勝ちます。逆に考えれば、とりあえずプレボのクオリティを高めるスケジュール管理に振り切れば審査の土台には乗れます。そこからアイデアのクオリティを研いでいって上位に食い込めるようになるイメージを僕は持っています。

②諦めない。勝手に延長する。(正確には部分最適しようとしすぎて、一度も全体を見ないで終わる)

あと、エスキスとかで毎週先生に振り回されて?完成度が上がらないというパターンがあると思います。完成度100がゴールなのに対して2ヶ月時間があったとして、最後の一週間になるまで図面がシングルラインのコンセプトもエスキス帳に殴り書きのものだったりします。そこからなんとか一週間で作品を仕上げようとするから物理的に無理が生じます。(=徹夜、未完成)

完全に先生のいうことを無視しろとは言いませんが、全て素直に受け入れすぎてもなあと(今では)思います。実際に自分もTAの仕事をして感じたのですが、エスキスとなったら見せられたものに対して何かしら良くなるようなコメントをしないといけません。で、たまにそのコメントの中には相手のスケジュールを考えてないものがあります。それに振り回されて作品が終わらない人って結構いるんじゃないでしょうか?

それなら先生の期待に100%応えようとか気負わずに残りのスケジュールに対して完成度を高めることを第一優先にして、拾えるところ拾ったら良いと思います。同じ話を繰り返しますが、実際に全てに応えて完成度50%の作品と半分無視して完成度100%の作品だったらその先生は後者を講評し始めると思いますよ。

③考える時間と作業する時間を分けていない

完成までの時間=考える時間+作業する時間
だと自分は考えています。

考える時間は無限にかかる。(さっきのエスキスの話同様)反面、短縮することも可能。現在作業が間に合っていない人はここをいじらないとどうしようもないです。長いこと悩んで手が動かないよりも、一旦勇気を出してエイヤって決めてしまってそこから見えてくるものに対して解像度を上げていけばいいと思います。見えないものに対していつまでも考えていても仕方ないので。

作業する時間は物理的にどうしても掛かってしまう時間とも考えられます。
例えばパースの色を塗るとか、図面に添景を入れるとかです。この時間はどうしてもプレボを作るために必要な時間なので、多少テクニックで削減できるところはありますが必ず確保する必要があります。これは慣れるまでは自分が思っている倍の時間確保しておくといいと思います。

④スキルが未熟or適切なツールを選べていない

先の作業時間を縮めるためのテクニックにあたる部分ですが、
例えば
・手描きでやった方が早いものをわざわざ慣れていないPCで処理する
・photoshopで編集した方がデータ軽いのにイラレで編集してイラレが落ちる。やり直すはめになる。
・パース取らないor平面でしか使わない(からデカい箱モデリングして別のツールで線だけ描けばいい)ところのモデリングに1日費やす
・Rhinocerosから取り出した線データをイラレで編集する(ArchiCADで編集した方が早いし使いやすいと思うのだけど…)
とかです。

⑤資料を見ない。ありもしないオリジナルにこだわり続ける

オリジナルは初心者には作れません。資料を見てまねてください。
これだけ言うと適当に良さそうな作品パクって提出しろ、と聞こえるかもしれませんが。めっちゃ真剣に考えてひねり出したアイデアが調べて見つかったら車輪の再発明ですよ。

多分上手くいかない人のスケジュール感はこうです。

課題発表

アイデア考える。納得いかなくてひたすら資料集めるも似たようなものになっちゃいけない強迫観念が強すぎて作業が進まない

エスキスで完成度低いものしか持っていけないからお互い意思疎通ができないで変な雰囲気になる

そこで言われた「よくわからないこと」「感覚的なアドバイス」に振り回されて悩み、作品が進まない(ここで割り切ってこれで行くと決めれれば回避できるのですが…)

残り時間が作業時間以下になりクオリティ低い作品を泣く泣く提出

自分もかつてそうでした。自分の中に何か答えがあると、それが天から降ってくるのを待たずに、まずは良いものをマネてみて二次創作オリジナル作品を作るトレーニングをしてみると結構効果的だと思います。(既存の作品を別の敷地に当てはめて作り直そうとするだけでもめちゃくちゃ大変なので一回やってみると良いと思います。)

⑥完成までに必要な工程の数と種類と必要時間が把握できていない。(ちゃんと余裕もって完成させたことがないから)

先程書いた考える時間と作業する時間を適切に分配するためには、課題発表から提出までにどのくらいの工数(これをこうして、こうやると完成するみたいなゴールまでのイメージ)があるのかを先に見通せないと難しいです。で、これは初心者にはまず無理です。なので、一旦課題を余裕持って完成させる必要があります。
自分もやれば成長できたな、という反省なのですが終わらなかった課題は放置せずに一旦満足いくまで完成させてみてください。そうすれば、次やるときにその分前倒しで作業を進められるようになるはずです。


長々と書いてしまいました。
もう少し細分化して一つ一つの記事にした方がわかりやすいのかもなあ。
あとは図がないと読みづらいですね、考えてみます。

DEHA!!
※これは僕が割とあらゆる手を使ってでもコンペ取ってやろうと思って考えたり実行したりしたテクニックなので、もしかしたら先生や先輩と違うことや正確でないこと、他の人には合っていないことを書く可能性がありますがご容赦ください。

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