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パートナーとの上手な関係の作り方について15

「夫婦、カップルの為のアサーション」野末武義著 参照
※前回の続きとなる「不合理な考え方」について。

◾️「夫婦の考え方や価値観は一致しているはずだ」

よく一昔前の芸能人の離婚報道などで「性格の不一致」などを理由に離婚することがあった。これはお互いの根底的な考え方が違っているが為に起こる。特に諍いが起きやすいのは子供の進路にを決める時。
一方は「のびのび育てたい」もう片方は「早いうちからいろんなことを学習させたい」となった時。考え方の不一致で諍いは起こるが、良く考えて欲しい。
両親ともに考え方が完全に一致し後者の「早いうちからいろんなことを学ばせる」となった場合、それを子供に無理にでも強いることになる。
夫婦仲は良いかもしれないが、子供が育っていく上で強いられることを嫌っった場合、子供は頼る逃げ場がなくなる。

○理解しておくべきこととして
別れる理由を性格の一致不一致で片付けるのは簡単だが、良いことばかりではない。性格が完全一致するとは限らないからこそ理解し合う為に夫婦で話し合う必要がある。

■「夫(妻)は○○であるべきだ」

良くいう亭主関白な考え方や、反対に男女は平等でないといけないと言う考え方のこと。こういった固定観念は現代において不合理。


○理解しておくべきこととして
相手との話し合いにおいて柔軟で多角的な視点からパートナーを見る必要がある。

■「パートナーに不満を感じた時、実家や子供に頼るのは当然だ」

夫婦間のトラブルはプライベートな悩みである為、友人でも相談できる相手はなかなかいない。
そうなると身内に頼る。
だが、ほぼ中立的な立場で問題を見れる身内の人間(両親や兄弟)はそうそういない。
そもそも論として、親が「子供が巣立っていく寂しさ」から結婚後も頻繁に関わってくることで、普段から親と癒着してる場合。
それが原因で何にしても夫婦間の相談なく、何でも親に頼る癖がついてる場合もある。
この「親の寂しさ」とは自分の夫(もしくは妻)との関係がうまくいってないから息子夫婦(もしくは娘夫婦)を拠り所にしようと関わってきてる場合がある。
実際の行動として「実家に帰る」などしなくとも、電話などで頻繁に相談してしまうことで、普段の生活の中で不満は表に出さずとも、心の中に相手に対する否定的感情は積み重なり増幅されていく。
これが続いていくと、表向きは平静は装っていてたとしても夫婦間での話し合いもせずに、不満を親への愚痴で募らせ、水面下で恨みをため込むことにつながる。(結果が熟年離婚になるのかな…?)

○理解しておくべきこととして
・夫婦の問題として実家を頼ることは問題を悪化させることがある。
・パートナーに対する不満を子供にこぼすことで知らないうちに子供を傷つけている

本日はここまで

◎今日の呟き
思い当たる節がありすぎて怖いです。
昭和生まれの人たちはもしかしたらほとんど当てはまるかもしれませんが、大家族の中での嫁姑問題はドラマになるくらいだからあって当然だと思います。私の実家もそうでした。
生前、幼い頃に父親と母親の取っ組み合いの喧嘩も見てきましたし、母親と祖母の関係が悪かったこと。父が中学1年生の時に脳溢血で亡くなった後、母は将来に全く希望を持てなくなってしまって
「あなた達が巣立ったら、私は一人暮らしをするわ。小さいマンションでもいいからとにかくここから出たい」と言っていたこと。
中学1年で父親他界、高校1年で母親他界、それまで母親からカウンセラーとして頼られてた僕は取り残されて、母のストレスの対象となってた祖母にどうしても育ててもらわなければならない環境…
今考えたらぐちゃぐちゃですね。はい笑。
誰かが言ってました「辛い思い出は忘れる必要はない。乗り越えなくていい。辛いままでいい。その思い出も自分の一部だと受け止めて、その体験を糧にして今できることをやっていけばいい」
まあ忘れようと思っても忘れられないんですが…
みなさん前向きに生きていきましょう!

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