ダイバーシティは実は中小企業の得意分野かも
ダイバーシティを進めている企業をイメージすると
都会の風通しのいいグローバル企業で、フラットな組織で、役員の中に日本国籍じゃない人がいて、女性管理職も当然いて
または
日本の大企業で、女性採用を増やしてきていて育休復帰者も増加していてという内圧や、グローバルな取引先等の外圧、ブランディング的な意味合いから、女性活躍やダイバーシティの担当部署等を置いている
が主流で、中小企業には馴染まないと思われていそうですが、実は逆かも的な話を、ダイバーシティに深く造形ある方々と話し合いました。
前者の企業は、都内有名大学卒とかMBA取得とか、帰国子女とか、親も経済的に豊かで、バックボーンはどこかしら似ています。また働き方もテレワークなどあり、一見柔軟そうで、しかしハードワークをこなせないと難しいので、それに耐えうるメンバーで構成されています。
後者は、四大卒総合職の女性平均は2割。一般職女性、技術職、工場職、派遣社員と、やや多様であるものの、それぞれが縦割りで、混ざり合って協力し合って、というのは案外少ないです。
比べると、中小企業、特に50名以下企業等は、人手不足もあいまって、
・定年後もバリバリ現役な職人さんとか
・外国人実習生の方々とか
・育休復帰でパートレベルの時短勤務しかしないけど、超重宝されている女性とか
・病気復帰した営業部長とか
・やや障害があるものの特定業務で成果を上げている方とか
メンバーも、働き方も割と多様で、かつ何かしら助け合っています。(そうしないと、回らない)
さらに、テレワークとかフレックス的働き方とか、制度化されていないものの、柔軟に働けるよう工夫している中小企業も多い
と言った話題で盛り上がりました。
社労士的には属人化して、未制度の状態で、一部の人しか享受出来なかったものを如何に、その「会社の働き方」とできるかが、鍵かもしれません。
ダイバーシティ最先端は中小企業というのは、案外伊達ではないかもですね。
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