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話すのが苦手な人のための取材スキル

この記事の3つのポイント

①オウム返しと見せかけた情報整理
②「YES」と返せると気持ちがいい
③場が盛り上がれば一体感が生まれる

「取材はメリット多いからどんどんやろうぜ!」なんて記事を書きましたが、早速とある受講生から「人と話すのが苦手なので取材はハードルが高いです……」という相談がありました。

そんな人のために、話すのが苦手でも何とか取材をこなせる裏技についてお話ししようと思います。

必殺「オウム返しと見せかけた情報整理」

技名だけ見ると難しそうですが、やることはシンプルです。相手が話した情報を整理し、短くまとめて投げ返すだけです。

山田「先週の月曜日の夕方、僕はスーパーに夕飯の材料を買いに行ったんですよ。夕飯にカレーを作ろうと思って。そうしたらスーパーの生鮮食品コーナーで佐藤さんとばったり会ったんですよ! 佐藤さんも夕飯はカレーを作る予定だったんですって」

自分「なるほど。山田さんがスーパーに行ったら、佐藤さんと会ったんですね。二人とも夕飯にカレーを作る予定だったと」

こんな風に自分が話したことを要約して返され、山田さんは何と答えるでしょう。

山田「そうなんです!」

こうなるはずです。

取材中に一定の間隔で相手の話した情報を適度に整理し、できる限り相手が「はい」「YES」と答えられる形で相手に投げ返す。これがオウム返しと見せかけた情報整理です。

人間は「はい!」と肯定できる情報を提示されると、話している相手への好感度がUPし、その会話を「楽しい」と思うようになります。

相手「●●が××で○○だったんです」
自分「そうだったんですか。それでそのあとどうなったんですか?」

という具合に次々話を進めるよりも、

相手「●●が××で○○だったんです」
自分「●●が○○だったんですね
相手「そうなんです!
自分「そのあとどうなったんですか?」

この「そうなんです!」のターンを挟むだけで、場の空気は変わってきます。何より、相手が「どんどん取材に乗ってくれる」状態になります。場が盛り上がることで取材に一体感が出て、こちらが予想していなかったいい話・深い情報を聞くことができるチャンスが広がります。

話すのが苦手だから取材はハードルが高い……と思っている人は、まずはこの「オウム返しと見せかけた情報整理」から始めてみてください。結構すぐに成果が現れるので、オススメの必殺技です。

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小説家。青春小説やスポーツ小説をよく書きます。2015年松本清張賞・小学館文庫小説賞受賞。『タスキメシ』『拝啓、本が売れません』『風に恋う』『競歩王』など。詳しくは公式サイトへ▶http://nukaga-mio.work/

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