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苦味がおいしさに変わる 魔法のゴーヤーレシピ

先日、ゴーヤーをおいしく食べる方法として、苦味をマイルドにするコツをまとめてみました。

それはそれとして。
実は「苦さをどう味わおうか。」という視点でいた方が、この野菜とはいいお付き合いができると思うんです。

表情のある苦味を活かせば、食卓にとり入れるだけでサマになり、深みのあるおいしさを楽しむことができます。

ゴーヤーの苦味はモモルデシンという成分が由来です。
なぜゴーヤーがこの苦味を身につけるかというと、「種が熟す前に鳥や動物に食べられないための知恵」だそうです。

本で読んだのです。

おいしさには甘味・酸味・苦味・辛味・旨味がありますが、この「苦味」をおいしいと感じるのは人間だけが持つ「才能」。

多くの動物は、苦味は本能的に「毒」だと感じ食べた時点で吐き出してしまうそうです。

人間は苦味をおいしさに変えることで、生き延びて、美食という文化を作り出しました。

この「才能」は生かさないともったいない。

そんなわけで、ぜひゴーヤーの苦味を楽しみましょう。

もちろん苦味はコツを使ってマイルドにしつつも、程よくておいしい苦味を感じられる。そんな小鉢をご紹介します。

10分くらいで作れるので、あと一品欲しい時にぜひ。苦味がパッとおいしくなる、魔法のレシピです。

夏らしい爽やか小鉢

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一つ目は、私が一番よく作るゴーヤーの小鉢です。さっぱり爽やかなレモン醤油とおかかのうま味がゴーヤーにぴったり。
ひとさじのごま油が香ばしく、ゴーヤーの苦味をマイルドに包みます。

材料
ゴーヤー…1本
海水塩…小さじ1
かつお節…ひとつかみ
しょうゆ…大さじ1
レモン汁…大さじ1/2
ごま油…大さじ1/2

作り方
ゴーヤーは縦半分にカット。種を取り除き、薄くスライスします。
ボウルに入れ、海水塩をまぶし、5分〜10分おきます。
しんなりしてきたらゴーヤーから水分と苦味成分が滲み出てきた証。
そこへ調味料を入れて、よくあえたら出来上がりです。


イタリア帰りに生まれたおいしさです 

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二つ目はオリーブオイルとゴーヤーのマリアージュ。

油が苦味をうまく包み込む性質を生かして、オリーブオイルの味と一緒においしさを楽しむ一品。
エキストラバージンの若々しい風味と、ゴーヤーの尖った苦味が相性が良いのです。

イタリア旅行帰りに、エキストラバージンオリーブオイルにハマった私がたまたま作ったらおいしかった。それ以来定番になりつつあるレシピです。
良質なオイルをとりたい時、例えばお肌の乾燥や便秘が気になるときにも、ありがたい一品です。

材料
ゴーヤー…1本
海水塩…大さじ2/3
しょうゆ…小さじ1/1
エキストラバージンオイル…大さじ2/3

作り方
ゴーヤーは縦半分にカット。種を取り除き、薄くスライスします。
ボウルに入れ、海水塩をまぶし、5分〜10分おきます。
そこへ調味料を入れて、よくあえたら出来上がりです。



いずれも塩もみには「沖縄の海水塩」がおすすめです。単にしょっぱいだけでなく、海水由来のミネラルからくるうま味があります。
そうでない塩を使った時よりも、格別においしく仕上がります。

父からのゴーヤーだより(つづき)

先週にも沖縄の実家・父からゴーヤーだよりが。今年初めての収穫がされたようです。

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LINEのアイコンをゴーヤーにしてしまうほど、ゴーヤーへの愛が止まらない父です。近々、お裾分けしてくれるそうなので楽しみに待つ娘です。

本来であればこの週末は、一時の帰省をする予定でした。
でも最近の沖縄県内の状況や、私の住む関西地域の状況から延期しました。

だいぶ前にとっていた航空券ですが、嫌な顔せず手数料も取らずに変更してくれた航空会社に感謝です。

今日はご近所でランチを楽しむ予定です。
皆さんもよい日曜日をお過ごしくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。スキ、コメント、サポートがとても励みになっています。また遊びに来てください^^