第二の転換期に突入した私|#デュアルキャリアカップル

今の気持ちの葛藤は
「新しい技術を学びたい」
という気持ちの現われだと分かり
選考が進むにつれて
「新しい会社に丸投げしてるだけではないのか」
ということに気づき
「自ら開拓していくこともできるのでは?」
というところに行き着き、はたと気づいた。

「私は第二の転換期に入ったのではないかと。」

『デュアルキャリア・カップル——仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える』(ジェニファー・ペトリリエリ著、高山真由美訳)

https://eijionline.com/n/n62446110b22a

第一の転換期の引き金は、キャリアや個人の生活から生じる人生のビッグイベントである。たとえば、地理的な移動を必要とするような昇進や解雇、子供の誕生、年老いた親の介護、家族の健康問題などである。

第二の転換期の引き金は、わたしたちの内側から生じ、自分のありようへの疑問や、自分はいったい誰のために生きているのかという疑念となって現れる。

第三の転換期の引き金は役割の変化という形で現れ、アイデンティティの空白や、残された時間とエネルギーで何ができるだろうという疑問を生じさせる。

第一の転換期を3人目の妊娠出産で消化した私は、3年経った今、
第二の転換期——ほんとうに望むものは何か?
に入った。

第一の転換期では、夫の仕事の都合で転居を余儀なくされ、私は大好きな仕事を手放し、全く新しい仕事を始めた。
ここに話し合いがなかったゆえに後悔が残った。
それが8年の月日が過ぎ、セルフ・キャリアドックと出会い、夫と対話をはじめたことで大きく変化してきた。
3人目の妊娠中に入院することで夫の役割拡大が起こり、私の認識は昇華された。

今感じているのは
今のままでよいのか?
家族もゆったり過ごせて分かる範囲の仕事をしていて楽だけど
もっと未知のものに挑戦したいという気持ち。

確かに新しい仕事を始めれば未知なのだが、
与えられる未知でよいのか?
という疑問が湧いてきて、再び本書を手に取った。

答えはじっくり夫と対話を続けることに意義があるということだった。
答えを競ってはいけない。
すぐに行動しても自分の奥にある衝動は別のものである可能性が高い。
そして、モヤモヤの解決は自分ひとりではできず、パートナーとお互いに役割の拡大を必要とするのだと分かった。

粘り強く内省と探究をしていくことに決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?