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書こう、140字の物語!(9)

付録 私的140字SSの書き方

 私はこんなふうにして、140字SSを書いています。

1.好きなお題メーカー(仮)を選びます。
 そこからかい?! そこからです。お題は日替わりです。書けそうなお題が望ましいです。
(このページの最下部に、「Ⅱ お題メーカー(仮)」で紹介したお題メーカー(仮)の一覧があります)

(1)指定の入力値(作者名なのか、キャラ名なのか)を入れて、「診断」をタップorクリック。
(2)出てきたお題でイメージが浮かびそうか、考えてみる。

2.出てきたお題を140note(スマホ用アプリ)にコピペします。
 私はいきなりTwitterに入力して考えるのではなく、このアプリ上で考えます。140字以内でないと保存できないという特殊さはありますが、アプリを中断しても入力した内容の記憶はしてくれています。

3.お題を眺めて妄想します。書き出しや入れたい台詞、締めの文など断片を入力します。

4.最初から最後まで、字数のことは無視して書き上げます。
 (初めて書く場合は書き上げることが重要なので、起承転結が~などは考えません。回数を重ねて来たら情景説明、主人公の行動、転機、オチなどを織り込みます。また、自分の中で気持ちいいリズムの文章が望ましいです)

5.140字に推敲します。

絶対譲れない部分を決める
・説明の多すぎる部分を削る
・和語を熟語に置き換える
・言葉を類語に置き換える
・文を体言止めにする
・固有名詞を代名詞に置き換える
・改行を減らす
・読点を減らす
・漢字をとじる
ふりがなの必要な難読漢字などがある場合は、公開にSS名刺メーカーを利用すると決める

  などなど、あらゆる手を尽くします。
  実はここが140字SSの苦しみであり、醍醐味です。まるでパズルのピースがはまるようにきっちり字数におさまった時の快感! 堪えられません!!

6.行間や前後の文脈、物語の背景、過去や未来などの余情を感じるか、読みやすいリズムになっているか、それらを自分の基準で許せるかを確かめつつ読み直します。許せる場合は8.へ進みます。

7.許せない、納得できなかった場合、
  ・まだ推敲の余地がありそうなら5.へ
  ・駄目だと思うならすべて捨てて3.へ
   (捨てるといっても、たった140字です!)

8.できあがり!


 以上、手の内をさらしてみました。
 いかがでしょう? なんとなく書けそうな気がしませんか?
 あなたも140字で小説を書いてみませんか?

お薦めお題メーカー(仮)
・140文字で書くお題ったー(http://shindanmaker.com/392860
・140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150
・140文字で綴るSS小説お題(https://shindanmaker.com/386208
・140字BLお題ったー(https://shindanmaker.com/666427
・140文字で書くSSお題(https://shindanmaker.com/a/320966
・140字SSお題ったー(https://shindanmaker.com/428246
・創作のお題にどうぞ(CP向け)(https://shindanmaker.com/633927


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