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【私の働き方実験】「『オリジナル教材・テスト』をフリーランスチームで作ったら、教育関連の大型案件をとることができるのか?」指定企画:助手の研究計画書

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、指定企画「フリーランスがチームを組んだら単独ではムリだった案件を何件受注できるのか?」にて私たち夫婦が行う実験計画についてそれぞれまとめたものです!

助手です。
この記事では、私たち夫婦が今回挑戦する指定企画、
フリーランスがチームを組んだら単独ではムリだった案件を何件受注できるのか?
の研究計画書を公開します。

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助手の研究計画について

助手の企画や活動は大抵、「生き方」「子育て」「学び」のどれかに関わっています。
個人企画では「生き方」と「子育て」に関する実験を行う計画を立てています。

この記事で紹介するチームの指定企画では、「学び」に関する研究をしてみたいと考えています!

◇実験のタイトル

「オリジナル教材・テスト」をフリーランスチームで作ったら、教育関連の大型案件をとることができるのか?

◇実験の目的と背景

今回の実験の背景には、フリーランスになる前に勤めていた学習塾関連の会社での経験が大きく関わっています。

まだこの世に存在しない評価軸をどうつくるか?という面白さ

以前は塾講師として実際に生徒の前で指導を行ったりもしてきましたが、私がメインで携わってきたのは映像授業や問題集、テストなどの制作と、生徒の答案を用いた分析でした。

当時から最も大切にしてきて、且つ面白さを感じていたことは、「まだ存在しない評価軸をどうつくるか?」でした。
テスト制作やその成績分析といった分野で、初めて企画するテストを一から制作したり、成績データが十分に集まっていないテストをどう改良していくのかを考えたりする時に、強く感じてきたことです。

私がその業務に携わっていたのは、学習指導要領の改訂を踏まえて、指導の在り方がアクティブラーニングに代わってきた時期でした。授業は対話と相互性を重視するものになり、テストでは論述式の問いを通じての評価が必要になってきていました。
「思考力・判断力・表現力」を測るテストの前例があまりない中で、日々試行錯誤を繰り返しながら論述式テストを制作し、分析をしてきました。

○か×かでは測れない、自身の考えを表現するという論述式のテストを作る上で最も重要なのは、「採点基準」だと考えています。

国語の記述式の問題でも、採点基準によっては採点者の主観で点数が左右されてしまうことがあります。ましてや、正解のない論述式の問題で採点基準が不十分であれば、受験者にとって身のあるテストにはなりません。

どのような採点基準を作れば、採点者の主観に大きく左右されないのか。
どのような配点にすれば、受験者の「考えの深さ」や「その場にふさわしい言葉の扱い方」など、点数で測りにくい思考力や表現力を数値化することができるのか。

こうした点を、作問者や校正者などのチームであれこれと突き詰めていく。
制作チームの全員が、テストの意義や目的に沿ってより良いテストにするために意見を出し合う。
設問文や採点基準、解説文を何度も見返して、紆余曲折を経てひとつのテストが完成する。
そこに、大きなやりがいがありました。

テストは、完成してからが始まりです。

実際にテストが実施され、そのテストを受験してくれる方がいて、成績が集計される。その成績の分析や前回のテストからの追跡調査で、テストで問うた力が実際に身についているのかどうかがわかる。
問題へのアプローチ方法も様々で、制作チームが思いもよらなかった視点を得ることができる。あるいは、テスト問題へのフィードバックをもらう。いろんな視点や意見をもらって、次の制作に活かしていく。

「私が「学び」の分野でやりたいことって、こういうことなんだな」、と実感しながら携われる仕事があったということは、本当に有り難く貴重なことだと感じています。

テスト制作だけでなく教材作りに関しても、問題集も映像授業もそれぞれにいろいろと面白さや課題点など思うところがいろいろとあり、書きたいことだらけなのですが…
まあ、この話については今度別記事で書きたいなと考えています。若干自分でも書きながら忘れていたんですが、これ研究計画書でしたよね。

教材制作やテスト制作のできるチームを作りたい

そんなわけで、会社を辞めてフリーランスになった後も、「また教材制作やテスト制作に関わりたい、それも、まだ評価軸の定まっていないものに携わってみたい」という思いを持ち続けていました。
とはいえ、一フリーランスである自分のスキルだけでは、なかなか担当可能な仕事に出会えることが多くはなく、できても一部の問題制作や解説台本作りに関わることまでがほとんどでした。

そういったこともあって、今回チーム企画に参加させてもらえることになったことをきっかけに、この「教材やテストの制作」にチームで挑戦したい、と考えています。

教材やテストといっても学校の教科指導のような内容である必要はないと思います。
何らかの資格やスキルに関わるものだったり、これまでに存在しなかった価値観を定義するものだったり、お遊び要素の強いものだったり…

どんな内容であっても、「こんなことをしてみたい!」というアイデアや熱意を持っていらっしゃる方と企画や作問をしていくことができれば面白くなるのではないか、と感じています。

そして、制作チームも、企画から作問、編集校正を経て、テストの実施〜分析フィードバックまで全部できるチームを作れたら…と考えるとワクワクします。
教材に関しても、企画構成、撮影、動画編集、解説…といった点で、講師やメンターの方はもちろん、カメラマンや動画編集者、ナレーターなどの方と協力して制作してみたいと考えています。

フリーランスチームの力で本当に教材を作ることができるのか。
そもそも需要があるのか、あったとしてどのように営業をかけるのか。

未知数なことばかりですが、まずは挑戦してみたいと思います。

◇活動の概要

・まずサンプルとして、チームで教材・映像授業・テストなどを制作し、パッケージ化する。
・教育関連の会社、教材や映像授業を作りたいと考えているメンター、資格試験やテストなどを制作してみたいと考えている方などの情報を集め、営業をかける。
・実際に教材・映像授業・テストの案件を受注して、制作・納品する。

◇実験の測定方法

月末(25日以降~末日)に測定

  • 自身が所属しているチーム数

  • チームとして作成したパッケージ数

  • チームとして受けた問い合わせ数

  • チームとして営業した提案数

  • チームとして受注した案件数

◇スケジュール・進め方

本実験の実施期間は、2022年6月~11月末です。
以下のスケジュールで進めていく予定です。

  • 6月 研究計画書の作成、チームメンバーの募集

  • 7月 チームメンバーの募集、サンプル教材・テスト制作について相談

  • 8月 サンプル教材・テスト制作について相談+サンプル制作

  • 9月 サンプルをもとにパッケージ化、営業

  • 10~11月 営業、本制作〜納品

随時状況に応じて軌道修正を掛けながら、模索していきます。


助手の研究計画は、以上です!

教材やテスト制作について「こんな分野で一緒に活動できそう!」という方や「こんな教材・テスト作ってみたいんだけど…」「こんなスキルあるんだけど、」という方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にコメントやDMなどいただければと思います!


夫婦&家族&ヤモリたちのあれやこれや、意義のある研究から意義のないお遊びまでを記事にしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!