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マイナンバーで何もかも連携すると国から監視されるという疑念

「マイナンバーで様々なサービスを連携することで、国民の利便性を高めて行きます。」

と、政治家が言ったら

「そんな事をして、私たちの財産や個人情報を国家が覗くのでは?」

と、懸念をして反対する人達が出てくる事が予想されます。確かに、「覗き見」されることは気持ちの悪い事なので、あってはならない事だと私も考えています。

しかし、それでも私はマイナンバーが様々なサービスと連携する利便性には変えられない。と考えています。


そして、そもそも論ですが、

例えば

「TMの個人情報」って世の中で何人の人が「覗き見」をしてまで見たいと感じるでしょう?

きっと、私の個人情報を覗き見したい人はいない。と高確率で感じています。

きっと、芸能人や大手企業の社長、政治家の資産状況は知りたいという人は多いでしょう。私も「興味ないか?」と聞かれれば「興味あります」と答えるでしょう。


だから、一般庶民にとってはマイナンバーと他のサービスが連携されても「ほぼ影響ない」というのが現実でしょう。覗き見するほど他人は暇ではないはずです。


しかし、そのような「監視されることを嫌う」人達のために、「誰かが自分の情報を閲覧したらポータルサイトに通知」する仕組みがあれば、覗く人側に取っては「抑止力」として効果的に働くでしょう。

現在、Googleを始めとする様々なアカウントがいつも使用しない端末からログインしたらセキュリティのメールが来るようにね。


例えば、
用途:児童手当に関する収入の確認
時間:○時○分
場所:○○市役所○○課

という情報が分かれば「今処理してくれているんだ」という事も合わせて分かるので安心材料にもなるでしょう。


ただし、犯罪捜査に関わる場合は議論がありそうです。個人情報を閲覧することで「犯罪がバレそう」という情報を犯人に与えてしまうかも知れませんから。

そこは、裁判所の許可があった場合は「ログなし」で閲覧可能にするなどのルールが必要なのでしょう。

つまり、マイナンバーで銀行口座などの資産情報と連携すると「国から監視されている気がして嫌」という人もいる事については、

「逆に行政が閲覧した記録を本人にログとして残すようにする」

という事で、みんなは「勝手に覗かれている」という疑念が無くなるし、行政側も「無意味に覗かない」という抑止力になると考えています。

ただ、犯罪の操作に絡む場合は議論が分かれるという気がするので「抜け道」になるかも知れませんが、お互いの利便性を考えたらある程度「妥協」するべきかな?と感じています。

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