日記(2022/03/11) #まじ日

「超加速経済アフリカ: LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図/椿 進」読了。
アフリカってなんか思ってるとの違うらしいと気づいてから、俄然興味が湧いている。
とにかく若い、そして人口が多い(増える)。実は大きな市場で、インドや中国、かつての日本がそうだったように、ここからめっちゃ伸びることが目に見えてるらしい。ていうかもうすでに伸びてて、でっかいショッピングモールとかあるし、日本の平均年収くらい稼いでいる人も全然いる(その割に物価も安いので暮らしとしては優雅)。
今まで発展していなかったからこそ既得権益もなく、新しい技術も試しやすい。輸血用血液輸送ドローンベンチャーが成功しているのもそういう理由らしい。
電子マネーも当たり前のように使われている。送金もできるし、現金への換金もできる。ローンも組める。少額でも手数料なくやりとりができるのでビジネスでも有用。これらも既得権益がないからできることらしい(日本だと銀行とかキャリアとかのしがらみがあるし、そもそも法的に無理)。これは「重慶大厦のボスは知っている」「その日暮らしの人類学」でも言われていた。タンザニア人が香港で(アングラ)ビジネスができるのは、携帯で簡単に母国へ送金ができるから、だった。
紹介されているのは成功している会社ではあると思うけど、ワクワクする話だった。地域の特性への適合は必要だとは言え、純粋に課題に向き合えるのはおもしろいと思う。やっぱり「伸びている」というだけで、勢いがあって良い。
日本でアフリカ進出してるベンチャー企業をいくつか調べてみたが、どう考えても私が役立てることがなかった。英語が話せない、使えないことの弊害を今1番感じている。大勢の人が言っているが、英語が使えるかどうかで、選択肢が変わる。大勢の人が言っていることは当たっている。すごい。
アフリカの話も圧倒されたが、それ以上に中国の勢い、抜け目なさ、暴力的ですらあるパワーも感じた。清の国は伊達じゃないらしい。

日本はイタリアみたいな感じになるのかなと思った。イタリアに行った時、歴史や文化はめっちゃすごいけど、どことなく停滞感があり、古い国だなという印象を受けた。それはそれでいいのかもしれないけど、資本主義的には厳しいことも多いだろう。いまんとこイノベーションが起こせない国が今後起こせるようになるのかはよくわからんな〜と他人事のように思った。だからなのかもしれない。

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