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三鷹跨線人道橋

三鷹駅から武蔵境方向へ線路沿いを歩くとある跨線橋。
太宰治もここから見える景色が好きで、よく通っていたという。

恥ずかしながら比較的近くに住んでいながらも、つい最近まで来たこともなかったし、太宰治も自分の意思で読んだことはなかった。
こういう跨線橋があって、もうすぐなくなるという話は小耳に挟んでいた。

先日人身事故で電車が停まったので、三鷹駅から歩いてみるかと歩いたところ、それと出会った。
12月11日から閉鎖予定と張り紙を読み、ちょうど時間もあったので、これも何かの縁と再度昨日の昼間足を運んだ。

最後の日、たくさんの人が集まっていた。
橋を撮る人
橋から見える電車を撮る親子
絵を描く人
階段でピクニックする子供
「こんなに人が沢山乗っても大丈夫なのになくすのか...」と惜しむ人


皆それぞれ思いを巡らせていて、こんなに沢山の人の中に在る場所だったんだなと。

90年以上前から在って、そこにいるのが当たり前だった場所。
これから生まれてくる人達とは、その景色を見ることも話すことも出来なくなってしまうのは寂しいと思うけど、こうして自分で写真に残せて良かった。

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