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絶対的意識 自分の与えられた使命

人間が挫折をどのように経験するかという事は、その人間を決定する要点であります。
(ヤスパース)

現状のような危機的状況下等にぶち当たるような状態を、ヤスパースの言葉を借りると「限界状況」と呼ぶのだろう。限界状況では、私達は誰かと支え合いによって前に進む事ができる。

【交わり】 【限界状況】 【絶対的意識】 

【交わり】とは自己開示
自ら殻に閉じこもることなく他者へと向かい、それにより自己自身の存在に対する意識を反省する。与えられた状況ではなく自ら本気で行動する事で人との関わりが成長して行くのではないかと解釈している。誰とかかわるのかが大切

【限界状況】とは誰もが突き当たる壁のようなもの。人間の力 科学の力でも 克服できない 決して 逃れられない状況でヤスバースは【限界状況】の典型例は「自己の死」と表現されている。
今回で言えばコロナ禍における危機的状況下において立ちふさがる現状の課題でしょうか。これは克服されなければならないのであてはまらないのかもしれないが。現状ではそう捉えてみる。

【絶対的意識】とは自己自身の存在確信にして、超越的な存在に面している意識とのことらしい。この世で普通に科学的な事のみを確実なものと信じている存在であり、それで満足している自己とのことらしい。
ちょっと難しいですね。自分でも簡潔に説明できないので以前読んだ本が当てはまるのかもしれないので

以下、芳村思風『人間の格』より抜粋

化学は事実がどうであるかを知ろうとする。それを根底にしてもっと、すばらしいものをつくりだすのが哲学。
人間の目標は神や仏のような人間になることではない。人間はみな個性を持っている。本物の人間は「個性のある本物の人間」であり、それが目標にならなければならない。人間は不完全であるから、個性があればあるほど真ん丸にはなれない。長所があって欠点がある。個性のある本物は角張ったまま熟していく、個性のある姿は「角熟」という。「好きこそものの上手なれ」とことんやり続ければ、必ず優れた何かが持てる。道は一つ角熟しかない。

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うまく言えないが、上記の内容と組み合わせると【絶対的意識】とは「個性のある本物の人間」という事なのかもしれない。
人は完全な神にはなれない事を自覚し、やがて 人間を超えたものを「超越的な存在者」と呼び、そして人間【絶対的意識】は【交わる】ことで 【限界状況】を自覚しながらもこれが自分の与えられた使命だと神仏がささやきかけてくる瞬間が誰の人生にもある。こういった事を自社の理念、会社のミッションにつなげていこうと改めて誓いました。

我々の経営理念は
人と人・人と街を繋いで地域に必要とされる企業を目指す

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