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口を出すな金を出せ

動画配信サイトやSNS、ゲームなどのサービスを無料で楽しめるこの時代に生まれたことは本当に幸運だと思う。

しかし、こんなにも恵まれているのにも関わらず不満の声は後を絶たない。

「広告が長くなった」
「無課金ユーザーには向いてません」

そんな事を言う奴らに一言、黙れ。

無料のサービスが増え便利になっていくのに比例して、無料でサービスを受けれる事を当たり前と思う人が増えた。

その弊害によってCDは売れなくなり、有名タイトルでもない限りゲームソフトを買う人も少なくなった。

少し話が変わるが、ファンの定義とはなんだろう。
辞書的な意味では違うのだろうけど、僕はお金を払えるかどうかだと思う。

ここで誤解しないで欲しいのは、金銭的に余裕がなく払えない人はファンじゃないのか?ということ。
そうではなくて、
あくまでも「お金を払ってでもこのサービスを受けたい」という意識の問題。

もう10年ほど前になるがパズドラやモンストなどクオリティの高い無料ゲームが配信された頃、課金プレイヤーと呼ばれる言葉は比較的悪い意味で使われていた様に思う。
全体では分からないが少なくとも僕の周りではまるで課金することをチートの様に扱う風潮があった。

どれだけたくさん口を出そうが企業が潤わない限りサービスが向上することはないし、こういう考えの人たちは課金プレイヤーによってサービスが成り立っているという感覚がそもそも備わっていない。

スマートフォンが普及し課金という概念が広く認知された事でそういった風潮を見ることは少なくなったが、新しいサービスに対してはまたしても同じ様なことが起こる。

最近の例で言うとYouTube Liveのスーパーチャットやクラウドファンディングだ。

先程話したアプリ課金との大きな違いは、支払う相手が企業ではなく個人になったということ。

国民性や日本人は〜といった言い回しは好きではないけど、日本人の多くは個人がお金を持つことを好まない。
お金は汚いもの、お金持ちは悪い人という根強い意識がどこかにあるからだと思う。

僕も一度クラウドファンディングをやったことがありその時は成功したが、
「そんなにしたいなら自分で貯めろよ」
といった声がポツポツと聞こえた。

このように、金銭が関わると何処からともなく蛆が沸いて出てくる。
そしてその蛆のほとんどは、お金を払わない人間だ。

こう言った人種はそのサービスがあまり好きではないからお金を払わないのか?というとそうでもない。

少し話を戻す。
僕がクラウドファンディングをした際にこんなメッセージが届いた。

「応援していたけど、がっかりしました。」
「ファンだったけど、もう辞めます。」

このように、蛆たちはお金を払ってサービスを受けるということ自体に嫌悪感を抱くらしい。

一方で、支援してくれた方々のメッセージの温かさときたらもう。

上記でも述べた通り金銭的に余裕がない人だっているし、そういう人も好きだから応援したいという気持ちは一緒なので誰かがお金を払っているという意識を心のほんの片隅に置いておくだけで十分だと思う。

ただ、
「無料で使えるサービスにお金を払うのはバカ」
みたいなどっかの誰かの切り抜き動画に影響されてそれを自慢げに語る奴ら。

そんな奴らはカフェに行ってコーヒー1杯で5時間居座ることになんの気まずさも感じないし、キャバクラでシャンパンの1本も入れずにアフターを求めるし、割り勘で端数分ちょっと多く払ったからって奢った感を出してきます。

遠くから卵を投げつけましょう。(石でも可)






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