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ココアさんが楽しく暮らせそうな街の「水路」(ご注文はうさぎですか?)

まんがタイムきららMAX連載作品、ご注文はうさぎですか?のアニメ三期となる「ご注文はうさぎですか?BLOOM」の放映記念として、フランスのコルマール・ストラスブールを聖地巡礼で訪れた際の写真を掲載します。

ご注文はうさぎですか?の印象的なシーンといえば、1羽冒頭に映る水路ではないでしょうか。某所で親の顔より見た光景とも言われる場所です。

よく似た場所はコルマールにも存在します。このあたりはプチベニスと呼ばれ、水路を中心に観光客が多く訪れるエリアが広がります。

今回は、ご注文はうさぎですか?の聖地とされるフランス・アルザス地方のコルマール、ストラスブールにある水路について紹介していきます。

※この記事において「水路」とは、「船舶が航行する河川」の意味で使用しています。

こちらはコルマールです。写真に写っているのはプチベニスを貫くロシュ川です。

写真中央にあるのは2期エンディングのチマメ隊ダンスの舞台となったと思われるエコール通りの橋です。右側の倉庫のような建物はコルマール屋内市場(マルシェ・クヴェール・ド・コルマール)です。

ロシュ川には観光船が運航しています。もともとはライン川につながるこの川でワインや農作物を運んでいたのだとか。

ここは冒頭で紹介した親の顔より見た光景の橋の下から見た街並みです。低い建物の多いコルマール旧市街ですが、下からだと迫力が出ますね。

親の顔より見た光景の橋を見たところ。ご覧の通り、観光客の撮影スポットになっていました。

(筆者はこの橋に行き損ねました……)

橋を過ぎると、船は鬱蒼とした林の中へと入っていきます。観光船ツアーの半分の時間はこういった林の区間でした。観光船はある程度進んだところで発船場へと折り返します。

このように、木組みの街をゆく区間は観光地周辺のみで、さほど長くはないといえるでしょう。

ところ変わってこちらはストラスブールです。写真でも分かる通り、ストラスブールはコルマールよりも大きな街で、旧市街はイル川の中洲に存在しています。

いくつも細い川に別れたイル川が合流する地点には、写真左のような屋根付き橋(ヴォーバン・ダム)がありました。

屋根付き橋の上は展望台のようになっており、イル川が中洲に分かれていく様子を見ることができます。

写真に写っている高い塔はストラスブールの世界遺産、ストラスブール大聖堂です。高さは142メートルで、かつては世界で一番の高さだったそう。現在でも教会としては世界第6位の高さを誇ります。

ストラスブールにも観光船が運航しています。コルマールの小舟とは違って、全天候型の大きな船もありました。日本語音声で見どころを解説してくれる音声ガイドも搭載しています。

テープはフランスの方が吹き込んでいるらしく、「ストラスブール」の発音がネイティブのものでした。「スタスボホーr」

ストラスブールは旧市街以外ではフランスらしい石の街並みが広がります。ご注文はうさぎですか?らしい木組みの街があるのは、旧市街のプチフランスと呼ばれるエリアです。

プチフランスにある木組みの家は、コルマールよりも数階高いものが目立ちます。ご注文はうさぎですか?のイメージに近いのはコルマールでしょうか。

写真中央にあるのは回転橋のフェザン橋(Pont du faisan)です。油圧により観光船が通過するたびに回転します。

実際に動作しているところがこちら。右に見えるのが90度回転したフェザン橋です。橋の動作中は係員により一時的に通行止め措置が取られます。

なだらかに見えるイル川ですが、実際は高低差があるようで、水路には船の航行を行うための閘門(こうもん)が存在しています。

ヴォーバン・ダムの近くにあった閘門に、船が入ってきました。

船を入れてから後部の閘門を閉め、上流側の水位になるまで運河に注水します。同じ水位になったら前部の閘門を開けることで、船が上流へと遡れるわけです。

船が去ったらまた前部の閘門を閉め、後部の閘門を開けることで排水し、次の船に備えます。

車の入れない旧市街では、観光船はよく目立つ交通機関です。川のほとりで食事をしていると、何度も観光船が通過しました。

夏のヨーロッパは緯度の関係で夜9時くらいになってもまだ明るいので、かなり遅くまで運航があるようでした。

プチフランスの中でもひときり目立つ水路に面した木組みの家。アルザス料理のレストラン(Au Pont Saint-Martin)だそうです。テラス席のある場所にはこれでもかと、かわいいが花盛り!でした。

花盛り……

BLOOM……

ということで(?)紹介したフランス・アルザス地方が舞台のモデルと言われるご注文はうさぎですか?BLOOMは2020年10月10日から放送開始です。

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