浜昼顔さんインタビュー

creator's interview ー第8回・*浜昼顔*~art&craft~さん(後編)ー



ー 前編では浜昼顔さんがストーンペイントを始めるまでの経緯や、作品を創る上でのモチベーションとなっていることなどを教えていただきました。

後編では、noteでの創作活動を続けていく中で得られた経験や、そこから見えてきた難しさなどについてお話を伺っていきます!!


※編集注:記事中の浜昼顔さんのアイコンはインタビュー当時のものです。


そして最初は「作品の発表の場」であったと思うのですが、「販売」という方向に挑戦をしようというきっかけは何だったのでしょうか?

やはりイベントに出品した際に多くのnoterさんが来てくれた事が大きいのでしょうか?

また、僕が印象的だったのは震災の際、浜昼顔さんが自身の作品をオークション形式で出品されていて「自分にできること」を行動に移す姿に感動しました。踏み出す事になった経緯を、差し支えなければ教えて下さい!


販売のきっかけは、意外に早かったです、note始めて2か月後くらい。

noterである、ロックバランサーの石花かねきさんより、新年一発目の石積みのために、noteネームを描いた石をと頼まれ、初めてのオーダーに挑戦したことがきっかけです。

それまで自分の描いたものを売る発想がまだなかったので、きっかけをくださったかねきさんには本当に感謝しています。

オークション出品に関しては、「自分にできることはなにか」を考えると同時に、少し試す部分もありました。

私一人で万単位の募金というのはできません。でも、購入してくださった方のその代金という形であれば、購入してくださった方も気持ちよく支払うことができ、私の作品を欲しいと思って支払っていただけたのなら、手元に作品を置いて貰える、私も自分の「製作時間と技術」という方法で、自分では出せない金額を募金できるという考えがありました。

自己満足の部分があったかどうかは、自分でもよくわかりません。

ただ、試す部分としては、「作品の価値」というものを測りたい、狙いのようなものはありました。

イマイチ自分が実感できていない、自分自身の作品への価値と、決めきれていない作品のこれからの売価の基準を考えたい意図もあったことは、ちょっと赤裸々に書いてしまいます。


たしかに自身の作品の「相場」のようなものって、難しいですよね…もちろんそれが主たる目的ではないですが、一度投げかけてみる事ができたっていうのは有意義ですね。

あらためて、noteという場で「自身の作品を商品にしたい」という方は多いと思いますが、浜昼顔さんの経験から、それを実現する事について難しいと感じた点は何でしょうか?

もしあるとすれば、どのように改善・対応をしようと思いますか?

試行錯誤した例などがあれば、差し支えなければ併せて教えてください!


場をnoteに限定した場合の難しさは、前述したユーザー同士の「距離感」にあります。

自分がnoteという場所とユーザーとの関係性をどのように考えたいかによりますが、今までの所感では、「noteを自分の市場にしたいのであれば、ユーザーとの関係性も極力ドライに考える」のがベターなのかなと。

皆さん恐らく口には出しませんが、特殊で微妙な距離感だけに、売り買いの中に「御贔屓購入」という感覚がある場合も存在すると思うのです。

親近感を感じた時点で、売り手と買い手として、よい意味でも悪い意味でも「いちげんさん」の感覚ではなくなります。

平たく言えば「お客さんと仲良くなりすぎる」と、商売をする関係としては余程器用に行動しなければ、成り立たなくなってくるのです。

私はここがまだ未熟なため、noteは市場というより原則「成長のための活動報告の場所」に集中しようとやってきましたが、ありがたいことにnote内でも希望してくださる方々に声をかけていただいて、販売もさせていただきました。

noteで「稼ぐことだけ」が目的であるならば、「noteという市場での売れ筋の見極め研究」と「ある程度のドライな関係性」なのかな…と思います。

勿論、テキストを飛び出たリアルな関係が築ければ、その関係性は全く違うものになるかとは思いますが。

いずれにせよ、「心のこもった売買契約ができ、顧客としての関係が築ける理想の商売」を目指すとするなら、コミュニケーションスキルやパーソナルスキルを磨くことではないでしょうか。

(うう…フォロワー減りそうw) ←原文まま


いやいや!!!的確な分析だと思います!


実際にフォロワーさんと交流が深い場合、いざ有料コンテンツを出そうとしたときに「お金をもらっていいのだろうか…」と踏み出せないというお悩みを聞いたこともありますから、「距離感」って非常に大事な要素だと思います。

浜昼顔さんのおっしゃる「コミュニケーションスキル」「パーソナルスキル」によって築いた信頼関係に加え、「提供するサービス」に対する信頼感と質などがしっかりとあるなら、そこには対価のやりとりがむしろ発生するべきところなのかもしれません。

浜昼顔さんのように作品の写真を作る過程から公開することは、「浜昼顔さんの作品の信用」を高める効果が合ったのかも知れませんね。


加えて根本的なことなのですが、「note」というSNS自体の性質というか…

目的上「支援者」より「受援者」の方が圧倒的に多い点で、「売ること」自体がnote向きではない(こんなこといったら元も子もないんだけど)ということ
です。

人通りのあまりないところに、拾ってほしい子猫がたくさんニャーニャー言っている状況。

厳しいようですが…

AさんはBさんのテキストを買いました。Bさんはその売り上げでAさんの作品を買いました

…だと、行って来いになってしまう。

現実的に「商売」としてお互いに成り立たなくなってしまいます。

お互いがそれを割りきって楽しむのが目的であればそれでいいのですが、「お金を稼ごう」となったときは、内輪だけで盛り上がるだけになってしまい、それまでなのです。


(おおお…深い……そしてわかりやすい…)


noteにも、ごく少数ではあっても支援者は居るかもしれません。

物書きであれば編集さんだったり、私たちのようなアート関連であればそのジャンルの方だったり。

ただ、本当に「拾って」貰える可能性があったとしても、絶対的に「作品の実物を見て貰う」機会、リアルでのやり取りは絶対になると思います。テキストや音楽ジャンルだとデータでよいのかもしれませんが、やはりどのみち生身のやり取りは必須だと思っています。

その総てを考えて、現時点での私は基本的にnoteは活動報告の場所、それでもこのnoteで私の作品を気に入っていただける方は、それはそれでnoteに拘らない「お客様」としてお付き合いさせていただく、というスタンスでいきたいなと思っています。


そのような‟現時点での結論”のようなものにたどり着くまでに、浜昼顔さんが先述の「市場の研究」を徹底して行ってきたことがひしひしと伝わりますね!

それはどこか、「自分が全身全霊で創作した作品だからこそ、本当に欲しいと思っている人に買ってほしい」という‟作品への愛”を感じます。

そういう浜昼顔さんが、noteでの販売活動を行った中で一番嬉しかったというか、印象的な出来事とかエピソードってありますか?

また、自身の作品を拾ってもらうためには実物を見る機会や直接的なやりとりが必須というご意見について言えば、端的な例を挙げれば実際の場で行うフリーマーケットのようなスタイルのほうがいいという事でしょうかね?


販売活動のなかでは、最初にきっかけをいただいたかねきさんのオーダーは勿論嬉しかったのですが…

この間、進月さんの元にお届けしたカブトムシとクワガタを見た息子さんの、「カブトムシさん帰ってきたの?」というあのエピソードをノートで読んだときの感動ですね。

※当該noteはこちら⇒https://note.mu/ui0829b/n/n529673340db9

自分の創ったものが、自分の手から離れていった先で、物語が生まれているという実感、これは鳥肌かたつほどの感動です。

これは前述のサムホール公募展のときも然り。


いろんな人が動いてくれて、プランニングにゃろ氏は、私と会ったこともないのに細かーく実況中継までしてくださったのです。

作品が人と人を繋ぐとか、動かす、それを実感したときほど、感動することはありません。

実物を見せる機会は大切です。フリーマーケットというより、より作家色の強いクラフトフェアやマルシェ、デザインフェスタのようなイベントはバイヤーさんなどの来場もおおく、アピールする近道になるでしょうね。


それは心を込めて作っているからこそ、冥利につきますね!僕も進月さんの投稿は読ませていただき、作品が持つ力というのには感動しました!

ちなみに「普段の活動」の中でうれしかったことについて、たぶんたくさんあると思うので、特に印象的だったことを教えてください!


これはやはり書いた通りのサムホール展もそうですが、昨年の冬に、Amazon販売代行ということで契約した業者の若者とトラブルになったときに、全力で助けてくださったnoterさんがいたんですね。

私一人でだったんで、どう対応してよいかわからず右往左往していたのですが、本当に何から何までお世話になって。

また、ずっと私を気にかけてくださっているkalinkaさんなどは、何かにつけアドバイスや 忠告、励ましの言葉をくださいます。

普段アップするノートには感想を「もっとこうした方がいいんじゃない?」

素材や手法に悩めば「これはこれを使えばいいと思います」と…

いろんな方が寄って集まって考えてくれたり。

作品が届いてシェアしていただいた時などは、「つながる」を実感できて本当に嬉しいですし。

これはやはり、noteの「近さ」の、よい方向に働いている結果だと思います。

見守ってくださるたくさんの人がいる実感が、なにより嬉しいことです。


素敵な関係性ですね…何かあればアドバイスやシェアなどでサポートしてくれる方々がいるというのは、とても心強いですよね。

また浜昼顔さんご自身、ストーンペイントや手書きのメニュー作成、また最近ではユニクロのTシャツデザインなど、幅広くご自身のスキルを収益化しようと挑戦していますが、「自分のスキルを生業にする」という目標を掲げた際に、それを実現するには何が大切でしょうか?

また、ご自身のブランディングについて、今後はどのように行っていこうか、方向性などはありますか?


「自分のスキルを収益化、生業にするために大切なこと」

これは目下の課題です。

通常の過程であれば、美術系またはデザイン系の学校でスキルを学んだ上で、少なからずのコネクションがあって、または就職してその道に入ることからゆくゆくはフリーランスになるのがプロセスだと思うのですが…

美術系デザイン系の学歴があってもその道を志すことを諦めて一般職に入る人は多いですし、生業にできる人の方がほんの一握りだと思います。

その「キャリアコンプレックス」というマイナスのスタートラインからの実現のためのブランディング、努力は相当しなければいけませんし、インターネット環境を駆使することはこれからも必要不可欠だと思いますが、実はまさに今、これが課題で壁ですね。

先ずは一つでよいので、略歴を作ること。そのために来夏の西脇サムホール公募展、最低でも入選は大きな目標です。

そしてやはり自分の作品を「もっと広く知って貰う」ためにはどうすべきか…

前述のネット活動も大切ですが、やはりリアルでの展示の機会を増やさねばと。

なかなか難しい、いままさに直面している課題です。

出逢いのチャンスをつくるアンテナを常に張り続けること、外に出て売り込んでいくこと、そのための社交力は持っていなければと思います。


なるほど…チャンスは自ら掴むものというか…そのための準備をいつでもしておくことが大事ですよね!目標が具体的で、すごいです!

それでは最後に、今後noteで新たに挑戦したい事や展望などがあれば教えてください!

また、浜昼顔さんにとってnoteとはどういう場所ですか?


noteは基本作品発表と活動報告の場です。

それでも幸い、希望していただいてお客様としてのお付き合いができることも多くありがたいことですが、甘んじることなくその出逢いと経験を外に繋げられるように対話は大切にしたいです。

私を育ててくれる大切な場所ですね。

noteでは基本変わらずに活動して、もう少し外に出られるよう頑張りたいですね。

新しいことを広げるより、noteで出会ったかけがえのない方たちを、変わらずに大切にしたいと思っています。


まさに‟アーティストとの対談”というお話ができて、楽しかったですし光栄でした!!長時間、どうもありがとうございました!!


(インタビュー、大分お時間を戴いてしまってごめんなさい。。)




<収録後談>

インタビューを受けてみてどうでしたか?


考えながら答えるのは面白かったのと、今までやって来たことの再確認、整理整頓になって本当にありがたかったです。

やりたいかたがいたら是非お勧めしたいです(笑)




ー 「自分の作品の価値とは?」「自分が作品を創るその先にあるものは?」

創作活動を続けていく中でぶつかった壁はいくつもある…

そんな中で目の当たりにした「自分の作品でつながりが生まれた瞬間」や

「作品を創ったその先に新たな物語が誕生した瞬間」。


‟ここで出会えた多くの方の支えと励ましが自分を育ててくれた”


浜昼顔さんは「自身の作品を多くの人々に知ってもらい、届けていきたい」という想いと「早く誰かを驚かせたい」という少しのイタズラ心を胸に、これからも作品を生み続け、さらに進化しつづける。






~おまけコーナー~


『浜昼顔さん自身が選ぶ!マイ note ベスト3!』


第3位『重大発表です(°Д°)』

https://note.mu/megumi_/n/n83177edb0de5

(本人からのコメント)

まず3番目から!



第2位『予想以上の仕上がりで嬉しい。』

https://note.mu/megumi_/n/n44086624fac4


(本人からのコメント)

二番目!!



第1位『展示レポ』


https://note.mu/megumi_/m/meb082024e127 …


(本人からのコメント)

ナンバーワンはこのマガジンです!



☆「浜昼顔さんのnote、読んでみたいなぁ~♪」と思った方は、上記の記事をLet's クリック!!!

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編集・インタビュー:ODK

衣装・メイク:そんな予算はないっ!!


☆最後までありがとうございました!!次回のインタビュー記事もお楽しみに!!



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コメント2件

国賓のおみやげ級。
あ、ありがとうパイセンw
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