見出し画像

おおきくなったら何になりたい?

こんにちは、NPO法人HEROのツカジです。

私の小さい頃の夢は、保育士さんでした。
とにかく子どもが大好きで、ピアノが弾けるという強みがあったので、中学2年まで、保育士さんになる事しか考えていませんでした。
そして、その夢があることで、日々の期末テストや中間テストも頑張れるという、夢マジックにかかっていた中学生活でした。

しかし、中学3年の時のブラスバンド部で老人ホームへ訪問演奏に行った時に、入所されている高齢者の方々と触れ合って、私の思考は大きく変わり看護師という道を選ぶ事となり今に至ります。

カンボジアに来た時に、村の小学校で子どもたちの将来の夢について聴いた事がありました。

人気の将来の夢は
1.学校の先生(ダントツ1位)
2.警察官
3.お医者さん

だいたい、このどれかの夢に当てはまる事が多く、8割以上の子どもたちは学校の先生になりたいという意見でした。
もちろん将来の夢は自由なので、この3つが良いとか悪いとかではないのですが、選択肢の少なさに驚いたのが、私の正直な感想でした。

でも見たことがないものや、知らないものは、将来の夢にはならないのです。


もっと多くの職業を知ってもらいたいという事で、いろんな職業を知れるレクリエーションを開催してみたり、図書館にいろんな職業に関する本を設置してみたり。

そして「百聞は一見に如かず」なので、実際に専門職の方に参加してもらって、子どもたちにいろんな体験をしてもらうようにしました。


美容師さんに村の小学校を訪問してもらって髪を切ってもらったり

日本の花火師さんにお話をしてもらって花火を打ち上げてもらったり

歯医者さんに来てもらって子どもたちの歯の状態をチェックしてもらったり

私たちが実施している健康診断でも、看護師さんという存在や、お薬を扱う役目のある人もいる。。。などなど


もちろん子どもたちに「何かしてあげたい」という事前提ですが、それを通して、子どもたちの視野が広がって、もっと将来の夢の選択肢が増えたらいいなと思います。
そして、その夢があるから日々のいろんな時間が頑張れるともっと素敵だなぁと思うのです。


何がきっかけになるか本当にわからないですし、新しい世界を見る事の大切さを私は自分の経験を通して知っているので、活動を通して少しでもカンボジアの子どもたちに、新しい世界を見せてあげられる事ができたらと思います。

勝手な私の思いなのですが、いつかいろんな専門職の方々と協力できて、カンボジアの子どもたち向けに職業体験のようなイベントを開催できたらいいなと思っていたりします。


NPO法人HERO
ツカジ




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?