篠原希

Ceramic artist.SHIGARAKI. 陶芸家。 信楽在住。へうげ十作。2…

篠原希

Ceramic artist.SHIGARAKI. 陶芸家。 信楽在住。へうげ十作。2017年アメリカ🇺🇸二大クラフトスクール旅。2019年5月🇺🇸スタンフォード大学でWS,ユタ州立大学でトレインキルン焼成参加。

最近の記事

トレインキルンの二度目の窯焚き

ようやくトレインキルン築窯の念願は叶って、先日2回目の窯焚きが終わりました。  陶芸の森で使うため動線や薪のサイズを考えながら、様々に出て来た変更点を現地で考えながら、何度も図面を書き直した。 アメリカの薪窯に興味を持ったのは二十代。 図書館で見つけた白黒写真のものだった。なかでも箱状の燃焼室を別に設けて、箱の上から薪を入れてフタを閉めるその窯にとても興味をもった。 それから30歳になって自分の穴窯を作る事ができた。しかし窯焚きは失敗の連続で、アメリカ薪窯の事はすっかり

    • トレインキルンを作る

      思い起こせば2017年5月、信楽にある施設、陶芸の森とアメリカクラフトスクールとの初めての交流事業に参加させていただき、アメリカメイン州にあるヘイスタッククラフトスクールとノースカロライナ州にあるペンランドにいかせていただいたことがきっかけとなっております。 生まれて初めての海外への一人旅。 全く英語の喋れない40過ぎの私は、飛行機の乗り継ぎ一つも頼りなくニューアーク空港では二時間くらい彷徨い半泣きになる有様でした。 #アメリカ陶芸シリーズ #ヘイスタック #ペンランド編

      • 和樂さんとコラボ土鍋を作る/JOMON土鍋

        2020年9月1日雑誌和樂10月11月号が発売されました。 そこには私と和樂でコラボ制作した「JOMON土鍋」が掲載していただきました! 若い頃から憧れの雑誌。「和樂」 今年2020年。 新型コロナの世界的流行で沢山の出来事がキャンセルになりました。 一番最初にアメリカスタンフォード大学からのお客様のキャンセル。 これは2019年5月に私がスタンフォード大学へ招いていただき、そこで出会った方が今度は陶芸を見たいとおっしゃってくださった一年越しの約束でした。 そしてそ

        • コロナ流行と東京での個展

          今日からNOTEで記事を書くことにします。 最初に書くことが新型コロナについてになってしまいますが、このコロナ禍の状況下でもこの先、私の様に地方で制作をして、発表が東京など大都市となる方に参考になれば幸いです。 私は2020年7月に東京での個展が決まっていたのですが、春の流行が一時収まったかにみえたコロナ感染が、夏に入り東京で再び広がりつつありました。 個展直前に、デパートから電話があり 「今年は無理をしてまで在廊をしなくて良い」 との連絡がありました。 しかし、

        トレインキルンの二度目の窯焚き