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舞台亀屋P日記 客人キャスティング1

今回脚本が既にあった為、公演準備に取り掛かかれるのが通常より早かったのもあり、制作協力の大森さんとはお互いのおすすめする役者さんの名前を候補として上げる話を、外組としては随分と早い時期からしていました。

兎にも角にも役柄に合った役者さん、外組とは絡んだことのない役者さんを積極的に起用してみよう。と考えていたので、私や大森さんが現場でご一緒した方を吟味していきました。

この演目をやるにあたって、当初から私が絶対に出演してもらう!と決めていたのは、このお二人。

つばき役・三浦奈々子

彼女とは現場で知り合い、そこから…随分と長い付き合いになったなぁ。。。
美味しい手作りお菓子を差し入れてくれたり、ダンスもできて、中国武術も大会で表彰台に毎回上がるぐらい凄いのに、全く偉ぶったところがなくて、いつ何時もストイック。

スッとしたクールビューティーな顔立ちと、常に自分に厳しく上を目指す姿勢から、人見知りさんなのかな?って誤解も受けやすいんだけどw
時折見せる(お酒入ってるとよくする!)あのパァとした華やかな笑顔や動きが優雅なところ、スラッとした立ち姿などに現れる品の良さと、夜にはクラブで踊っちゃうよ!みたいなアグレッシブさも持ち合わせてる。
両極端な雰囲気を兼ね備えてるのが、二面性を演じなきゃいけないつばきにピッタリだとずっと思っていたので、企画段階から「つばき役は、ななつん以外考えてないから」と洗脳し続けていました。

5年ぶりのストレート芝居だったのかな?
今まで、外組のお稽古場にスタッフとしていてくれたから、演出の進め方を知っているはずなのに、やっぱりキャスト側に立つと違うんだろうなぁ。

「まずはやりすぎなぐらいやってから、削ぎ落とす。」
頭で分かっていても、今までのは何だったんだ?と大混乱してる姿をお稽古場で見かけては、「随分と苦戦してるなぁ。うん、うん。悩め!悩め!!」と心の中で応援してたんだよぉ!

頑張り抜いてくれてありがとう。
想像以上の、とっても素敵な大好きなつばきになりました!!
これからも外組を、そして友達として、よろしくね。


2人目は、
翔一郎役・宮村裕

彼とは、それこそ彼の初舞台の現場で知り合いました。
なんせセリフが喋れなくてね…日本語のセリフを話してるはずなのに、な〜んかカタコトなの。
どうしようかって、演出家とスタッフで作戦会議になって出た答えが「日本に来てる中国人って設定にしよう」って、カタコトを直すんじゃなくて国籍を変えることになった!!そんなことある!?

そんなこんなで、いざ劇場に入って美術を立て込んだら、自分のセリフ喋る時に舞台袖から表に出てこれない…
距離感?感覚??なんせタイミングが合わない…しかも、出てきたと思ったら、立ち位置がずれる…毎回ずれる…

もうね、ここまでできないと可愛いもんよwww

そんな彼も、舞台経験を着実に重ねていってはいたんだけど、その上で。
私から見て、どうも抜け切らないなぁ…みたいな感覚があって、今回、自分の役もありつつ、演出もする三上のアンダースタディーも。とお願いしました。

先輩の本役を演じてみる。
演出につけられた段取りを正確に引き継ぎ伝える。
周りの人とたくさんディスカッションする。
アンダースタディーをやることによって、絶対いろいろなことを学べると思ったし、先輩たちそれぞれのやり方を知る。いい機会になると思い、お願いしました。快諾してくれてありがとう。

翔一郎という役を、周りの人に助けられながら作り上げてくれて、そして何よりお客様に愛されて、本当に良かった。と、今は安堵の気持ちが強いです。今回の外組現場が、彼が役者を続ける上でちょっとでもいい経験となってくれたら幸いです。

自由奔放な、「感覚」で生きている先輩たちに翻弄されながら、食らいついてきてくれてありがとう!またゆっくり飲もうね〜!!


ん?これキャスト全員やります??
ま、ま、ちょっとだけペース上げて書いていこうかな汗

公演が終わり、アーカイブ配信も終わり、今はDVD発売に向けて編集ポイン
トのチェック中です。

外組公式ホームページhttp://www.sotogumi.com

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