Parts of Speech & Sentence Structures, Part 1 – 役者と矢印
料理、裁縫、工作…、なんでもいいです。もしあなたの趣味の一つに、何かを自分で作ったり修繕したりすることがあったら、それを思い浮かべてください。自分の生活を快適にするために必要と何かを、計画を立て、材料を調達し、自分なりのアレンジも加えながら順序よく完成させる。それはまさに、言葉を操ることの本質です。素材と工程への理解と、実践スキル、そして経験と想像力が、文字通り「物を言う」のです。
この記事を皮切りに、英語の「素材と工程」にあたる「品詞と文型 = parts of speech & sentence structures」についてシリーズでお届けします。まずは準備運動です。
英文の基本形:矢印文
英語を話す時まず最初に考えるのは、文章の[主役]です。主人公になるのは、「人」「動物「もの」「考え」などです。ここでは「人」を主人公にして話を進めていきます。
[主役]の名前は、仮に a girl としておきます。では、登場していただきましょう!
[主役]は舞台の一番左側に立ちます。
a girl → A girl というように、最初の文字が大文字になっているのは、記述の際にそこが物語(文章)の始まりであることを示すためです。
次に考えるのは、舞台に現れた[主役]が何をするかで、これは[矢印]のイメージです。まずは meet(〜と会う・出会う)としておきしょう。
meet → meets となってますね。これは英語が持っている面白い特徴の一つでなのすが、ここでは説明は割愛します。(いずれ解説記事をアップ次第、ここにリンクを設けます。)
「〜と出会う」からには「〜」を埋めてくれる[脇役]が必要ですね。それでは出てきていただきましょう。a boy です!
[脇役]になるのも、主役と同じく「人」「動物」「もの」「考え」などです。
ライティングでは、そこが文章の終わりであることを示す「 . 」(full stop) が付いて、英語の基本形が完成です。
[主役 ][矢印][脇役]
英語の7〜8割程度は、どんなに長くても複雑でも、この基本形にバリエーションに過ぎません。
主役と脇役、そして矢印には、文法上の呼称があります。辞書や参考書を用いる際には必要になる情報です。
[主役]と[脇役]、すなわち[役者]になるのは、名詞(noun)と呼ばれる語です。
[矢印]、つまり「動き」を表すのは、動詞(verb)と呼ばれる語です。
このように、「機能によって語につけられた呼称」を 品詞(parts of speech)、それらが「言葉として意味をなすように並られたもの」を 文型(sentence structures)と言います。
最も基本的な英語の文型は、名詞と動詞で出来ています。
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