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早発症@2022.2

2022年があっという間に始まった。
そして早発症の治療が始まって3ヶ月が過ぎようとしている。

治療の流れを大まかに言うと、

・4週間に一回リュープリンというホルモン抑制?の注射を打つ。
・また2ヶ月に一度、血液検査と診察をしてそこで成長の流れを確認する。

とはいっても血液検査、という名の注射なので子どもには2ヶ月に一度、連続で2回注射を打ってもらわねばならない。

治療を始める際、ふだんは早口の先生から

『2ヶ月に一回はは注射2回ですからね。
そこはお子さんにちゃんと伝えておいてくださいね。』
と、じっとわたしの目を見てゆっくり念を押すように言われた。
なにも知らぬまま親と病院に行き、わけもわからず注射二回打たれ聞いてないよー!!と泣き叫ぶ子がいるのであろう。ただでさえ注射って嫌がる子多いものね。

というわけで、昨年12月から
〈1回目〉12月初旬
血液検査&リュープリン(注射2回)

〈2回目〉1月初旬
リュープリン(注射1回)

〈3回目〉2月初旬
血液検査&リュープリン(注射2回)

と続きいまに至る。

血液検査の注射は自分の血を抜かれるが、
リュープリン注射は反対に製剤をからだに取り入れるので、打ち終わったあと筋肉痛のような鈍い痛みが出る。お子にはまだそれがどんなものかわかっていないので(お恥ずかしながら私もちゃんと理解していない)、腕がいたいいたいと辛そうなのがなんともかわいそうである。痛み止めは飲んで良いとのことなので、市販のカロナール的なのを飲ませている。

早発症のことは、家族の中でだけの秘密にしている。親なんかに話したら親戚一同大騒ぎである。義父母なんてもってのほか。
この症状のことは学校の保健の先生と、担任のみに伝えている。

打った箇所によって腕の痛みが数日続き、体操着や上着もうまく着られないときがある。なので、それを理解してもらうためにあらかじめ早めに伝えておいた。

我が子はむかしからわりとドライで、一人っ子であるがゆえ、私=おばさんと話することが生活のメインになっているため、発言や考え方がちょっと大人びている。いや、そうさせてしまったのかもしれない。なので、この思春期早発症のこともなんとなく受け入れている。

娘に伝えているのは、この症状はずっとは続かないということ、まわりよりすこし大人になるスピードが早いだけ。そのうちみんなが通る成長をキミはちょっと早めに経験してるのだ、と。
こんなとき、専門家やカウンセラーはどうやってこどもたちに伝えているんだろう。

どっちにしてもあまり心の重荷にならないように、ことばを選んで伝えている。

現在約8歳半で130センチ。
入学時、背の順は前から3番目だったのがいまは後ろから3番目。
肩幅もがっちりと大きくなり、ランドセルの穴を3つほどずらした。

ちょっと前みたいに、お姫さまのドレスを着ることはできなくなったけど、わたしと兼用で一緒に服の貸し借りができるようになったのが今のひそかな楽しみである。

まだ娘もわたしもオンボコだけどね。


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