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直線と曲線、むずかしいのはどっち?

デッサンを習い始めて、とにかくむずかしかったのが、
まっすぐ線を描くこと。

もちろん、定規を使わない限りまっすぐに線をひくことはできないんだけど、

鉛筆で何度も何度も線を描きながら、その中からできるだけまっすぐな線をつくりあげていく感じ。

Drawing no.6

もっとピン!とした直線にしたかったんだけど、これがなかなかむずかしい…


デッサンを習うのにはどうやら段階があって、
最初はキューブから始まり、丸や円錐などのいろいろな形、人工的な静物、自然物、動物、人体と進んでいく。

その過程で最初の大きな変化が自然物の曲線

Drawing no11

今まで人工的に作られた直線をいかにまっすぐ描くか、
花びんのような曲線であっても、左右対称だったり、規則的なカーブだったのだが、

自然のものは全くもってそんな規則はない。

簡単そうに見えて、いやいやこの微妙な線がむずかしい。


でも、その人工物にはない、丸みのある不規則な線が大きな魅力であり、
他方、自然にはない、まっすぐな線もまた魅力なんだなあと、
鉛筆を動かす手をとおしてわかった気がする。


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