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湯前幸弘の謎 後編

湯前は先天性障碍者に非ず

湯前幸弘の障碍者自称話には裏がある。

これは先天性障碍者の名誉のために書くわね。

※ここでは、障碍者通所施設「福岡コロニー」の名前が登場するが、、
ここ自体はかなり健全な施設で、通所者のほとんどが健全な人だから、叩かないであげてほしい。
しかし、経営にいくばくかの問題点はあるが。。


脱法ドラッグと湯前

湯前はかつて脱法ドラッグの使用者だった。
これは湯前自ら語った話である。

冬季ねあは、湯前の歯の一部に、「溶けたような跡」を見つけている。
歯が溶ける作用は、覚せい剤などの有害薬物に多い。

湯前は「先天性障碍者には、とても見えなかった」と冬季は語る。
この見方は正しい。

薬物使用の後遺症で、後天的に「広義の障碍者」になっただけである。
沢尻エリカと似たような人である。

母の湯前ひとみが語る「幸弘は障碍者」とは、その程度の話である。
大勢の障碍者と同列に語るべきではない


湯前と村尾勝秀の接点

湯前幸弘にまつわる謎はまだある。

湯前は古賀特別支援学校立花高校の話をしていた。
少しだけだが、この二校をまるで知っているかのような語り口だったらしい。

しかし学校にまるで関心が無さそうな湯前が、何故知っていたのか。
そして話を切り出したのか。

もう一つの謎は、湯前はどうして福岡コロニーに通所できたのか。
これらの謎は、村尾勝秀で解ける

ワタシは、こんな話の流れがあったと推理する。


(1)両親が暴力団関係者だったことで、湯前幸弘は、小中学校に通わずに育った。

(2)その挙句、脱法ドラッグに手を出した。暴力団の影響で。

(3)湯前はその後の後遺症で、後天性障碍者に。
おかしな言動が多い、重度のホラ吹きになってしまった。

(4)学校経験さえない湯前は、普通の社会生活が難しい男に生長してしまった。
流石の両親も息子・幸弘が心配になった。

(5)そこで湯前幸弘の親は、古賀養護学校の教師だった村尾勝秀に息子の今後を相談した。
暴力団関係者が相手だから、村尾は教育相談料をキッチリ取った。

湯前の親は村尾の「教育相談ビジネス」を風の噂で知った。

(6)村尾は障碍者通所施設の福岡コロニーを紹介。
しかし「コロニー」は、通所条件が厳しく、薬物使用の後天性障碍者は受け入れてなかった。
さらに、暴力団関係者の家庭は、断られる恐れさえ強かった。

コロニーの通所利用が厳しいのは地元の事情通の間では、有名な話である。
それだけ利用希望者が多いらしい。

そこで村尾が動いた。

(7)村尾はコロニーの担当者に直談判。
養護学校のベテラン教師の職歴を売りに、持ち前の人心掌握術で説得。

コロニーの担当者は、湯前幸弘の受け入れを快諾した。

村尾勝秀先生のお頼みならばと。。

(8)こうして湯前はコロニーの通所者になれた。

村尾は冬季に、福岡コロニーは仕事で直接行ったことがあると証言している。
コロニーとは浅からぬつながりがあったわけだ。

湯前幸弘は、この時に村尾勝秀から、古賀特別支援学校と立花高校の話を聞いた。
まるで学校経験がなさそうな湯前が、この二校を知っていたわけは、これで説明が尽く。
恐らく古賀中学校の話も、村尾から聞いたとワタシは考える。

野沢あや 拝

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