20221125(分散型SNS・マストドンの話)

色々と書くべきことはある。10月に四国(高知県)に引っ越して来て早1ヶ月が過ぎた。その間色んなことがあり、今の私はnoteのネタには事欠かないが、どうにもそれを書く気になれない。
面白おかしく書いて楽しく読む人も愉快になれるような話ではないからである。ここ1ヶ月間、殆ど常に気が滅入っている。しんどい時にしんどい状況をリアルタイムで伝えることに強い抵抗があるのだ。言葉で伝えるよりは文字にする方が多少抵抗は薄らぐが、それでも私は今の私の状況を読み物になんかしたくない。

代わりといっては何だがかれこれ5年ほどお世話になってる分散型SNSマストドンが何やらその外側でわーわー言われているので、それについて思うところを少し書きたいと思う。
わーわー言われているのは今回に限ったことではない。これまでもTwitterが
従来のように使えなくなるのでは…?という話が出る度に、短絡的なユーザー達が脊髄反射的に代替となるプラットフォームを模索し、その度にマストドンは移転先として注目されてきた。

実際にマストドンにやってきてそのままいい感じに定着したユーザーも勿論居る(と思う)。でもそうやって一時的な騒ぎに踊らされ、衝動的な危機感でとりあえずマストドンに垢作ってみた~なんて人は大体定着しない。ナンカオモッタノトチガーウコレジャナーイと言って去っていく。そしてTwitterに戻ってこう言うのである。「マストドンはつまらない」と。私はそれを目にする度「マストドンがつまらないんじゃない、つまらないのはお前だ」と言ってやりたい気持ちに駆られる。

そもそも彼らは「Twitterの代わり」を求めてマストドンにやって来る訳だがまずそれが大きな間違いなのだ。マストドンはTwitterの代わりではない。
そんな事の為にマストドンは存在している訳ではない。
「用途:Twitterユーザーの受け皿」では断じてない。これまでTwitterに満足してきた人達がSNSに求めているものを「持たない」選択をしてきた、それがマストドンだと私は思っている。広告ビジネス、ニュースになるようなムーブメント、承認欲求を満たしてくれるインプレッション、白熱するディスカッション、みんなで楽しく誰かを叩ける大義名分、そんなものは生憎だがマストドンにはないし、Twitterでは当たり前のそういったものを要求すれば寧ろ顰蹙を買うだろう。サーバーの管理者によっては何らかの制限をかけられることも有り得るしそれは断じて不当な措置ではない。マストドンでは各サーバーの管理者が定めたルールが法律である。Twitterのように「BANされた不当だ!!」等という言い分は通用しない。

マストドンには優れた機能や特色が沢山ある。Twitterとは異なる仕組みであるゆえに深刻な炎上・ネットハラスメント被害が起きにくい構造になっている。見たくない投稿やユーザーが流れて来ないようタイムラインをコントロールすることが容易で、自分にとって快適な環境を構築・維持することが出来る。他にもTwitterには無いものを持っている。
これは別にマストドンに限ったことではなく、「Twitterの代わり」などという役割のプラットフォームは何処にも存在しない。それぞれのサービスが「そこにしかない」特色を持っている。Twitterではない=Twitterと同様に使うものではない事を理解し、それぞれの持ち味を活用して別物として楽しむ心づもりが無ければ、何処に移転したって長続きする筈がない。
移動してみたけどなんか違うって違って当たり前なんだわ。違うことが不満ならそもそも移転しようとしないで一生Twitterに居ればいい。イーロンマスクがなんかした位でいちいち動揺しないでTwitterと一緒に滅びる位のつもりで居ろと言いたい。

追記:
やたら上から目線の批評やいい加減なデマがTwitterに飛び交っていて大概腹が立っていたので感情的に書き殴った自覚があります。
もし、マストドンに興味があって検索とかでこの記事に辿り着いた人が居たら申し訳ないので、
最後にマストドンに関する有益な記事を幾つか貼っておこうと思います。



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